2008年9月29日月曜日

おばあちゃんのニョッキ教室。

先日、家にいるといつもの様におばあちゃんが呼びに来ました。
お邪魔してみると、これからニョッキを作るので見せるために呼びに来てくれたとのこと。

ワクワクしながら見ていると、慣れた手つきで手際よく粉をこねていきます。

























材料は、小麦粉、茹でたじゃがいもをつぶしたもの、お塩、オリーブオイル。

それをひたすらこねこねし、最後に少しづつ水を足していき、更にこねます。

その後は形成。


小さく切った後に、指で押し当てる方法と、フォークで形作る方法、両方を見せてくれました。






















これを茹でて、おいし~いトマトソースに絡めます。
このトマトソース、本当にシンプルなレシピなのにおばあちゃんが作るとすごォ~く美味しいのです。。。

じゃじゃん、出来上がり。
























やっぱり手作りは美味しいですね。
おばあちゃんは作る姿もいつも見せてくれるのでとても有難いです。


もうすぐ美味しいかぼちゃも手に入りそうなので、かぼちゃのニョッキでも作ってみようかな。


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2008年9月28日日曜日

みんなでお散歩♪

今日はSciolze(ショルツ)が開催する、自然を楽しみながらみんなでウォーキングをする、というようなものに参加してきました。



これが昨日から楽しみで楽しみで、お天気を心配していたのですが、心配をよそに今日は快晴!

ウォーキングにはショルツの町人を中心に、トリノ市内から出てきた人や他の町からわざわざ来た人達もいて、実は彼の家族と私達がトリノから引き連れて行く友人しかいないんじゃないか、と心配していたのだけれど(笑)、結構な大人数で50人以上はいたようです。

私達は2時に集合なのに2時少し前にトリノを出発という出だしから遅れていたので、ショルツに着いた頃には前陣は既に出発済み。

まあこんな感じがイタリアでは当たり前。。。

コースは町の中心から始まり、ショルツ周辺を大きくぐるっと周ります。



















町並み、今まで何度も来ていても違う角度から見てみると新たなショルツを発見します。



途中どこかで道を間違えたようで、いきなり林の中でみんなで迷子。
でもそんな迷子も楽しく、迷いながらも木になっているリンゴをパクパクと。

そんなこんなで、前陣とどうにか合流。

途中で友人が立ち止まり、

 ’ きのこはっけ~ん!! ’

というので走りよってみると、シャンピニオンが一杯!!

















こりゃあ今晩はリゾットだね~、と言いながらみんなで沢山収穫しました。


合流後は迷うこともなく、最後の目的地であるカフェに向かいずんずん進みます。

























自然の中を歩いていると色々な発見がありますね。
日本と同じ種類の木でも装いが全然違ったり。

そして、約2時間のウォーキングを終え(というか、半分くらい迷っていた時間ですが。。。)、カフェに到着~。

このカフェ、彼の実家からとても近いのに今までこんなに素敵なところが近くにあるなんて知りませんでした。

まず入り口を入って目に飛び込んでくるのが天井に飾ってある操り人形。





















どこのお部屋もとてもセンスが良い色使いで、至るところに操り人形がいます。
















ここではBed&Breakfastも行っているよう。
お部屋の写真がとて~もかわいかったのでいつか泊まってみたいな~、と小さな夢ができました。





















最後、ここでみんなでワインを飲み、パニーノ等の軽食を頂きながらみんなで歓談。


おいしい締めくくり♪


みんなみんな、ショルツを愛しているのが伝わってきました。

やっぱり自然の中はいいな~、と改めて実感した一日でした。

この辺りではこうやって色々な町で自然と戯れる行事が沢山あるので嬉しいものです。
もちろん美味しいおまけも付いていることが大きいですけどね(笑)


おまけ。
今回の森の発見の一つ。
松の実の一種のようですが、柑橘系のとてもすがすがしい香りがし、箪笥などに入れておくといいそうです。


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2008年9月23日火曜日

難と美。

今日は、大学の説明会に行って来ました。

この説明会というのは、新入生、つまり一年生のためのものなので、本来二年生になる私は行かなくてもよいのですが、こちらの大学は毎年色々な制度が変わってしまうので参考の為に行きました。

























去年は全く分からず口をポカンと開けて聞いていた教授の話も、今年は何とか理解することができたのですが、1年生の時にお世話になっていた厳しいフランス語の教授のお話の中で、耳に止まる言葉がありました。

 
  ’ 新しい人生を開きたいなら新しい言語を学びなさい。
   新しい言語を習得することはとてもとても難しい。
   でも、難しいからこそ、美しいのです。 ’


1年前にもしこの言葉を聞き取れていたとしても、いまいちピンときていなかったかもしれませんが、1年経ち、イタリア語を少し理解できるようになった今、この言葉はフムフム、と心に染みるものでした。

   難しいからこそ美しい。

言語のみならず、何でもそうなのかもしれませんね。


困難や悩みの最中は美しいなんて思う余裕がないかもしれませんが、後で振り返ったとき、困難を乗り越えた時や努力をした後こそ、人生で美しいと思える時なのかもしれません。

そんなことを感じて、ちょっと一人で満足(何の満足??)をしていた一日でした。


そして今日はちょっとした嬉しいこと一つ。

前からずっと食べてみたかった、’Peyrano’ というトリノの老舗のチョコレート屋さんのチョコを彼がお土産に買ってきてくれました。


























いや~、 やっぱりチョコはいい。。
普通の明治とかのチョコレートも大好きだけれど、こういう量産ではない手作りのチョコもたまりません。

チョコが美味しい季節になってきましたね。
嬉しい嬉しい♪

  
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2008年9月21日日曜日

冬の越し方。

冬の越し方、と言っても、食についてなのですが。
 
こちらの人達は冬に向けて色々な食料を保存食にし、冬に食べられるように備えています。

冬はお野菜や果物も少なくなり、高くなるということからだと思うのですが、それにしてもその方法や種類の豊富さに驚きます。

例えば隣のおばあちゃんなんかは大分前から、これは冬用、あれも冬用と色々な物を買ったり作ったりしています。


これはバルコニーにあるピーマン。




















玉ねぎ、にんにくはもちろん保存用に置き、この間はトマトなんかもまるごと冷凍室に入れて、

 ’ これで冬もおいしいトマトソースを食べられるわ。’ 

と、張り切っていました。


トマトをそのまま冷凍するって・・・ ?? と不思議だったのですが、冬には大活躍するそうです。。

フルーツから作ったジャム類でフルーツのビタミンを冬にもとるのはもちろん、バジリコもパセリも冷凍したり、あとは、豆類も冬にはやっぱり大活躍ですね。




















うちのバジリコ、大分育ったのですが、一鉢だけなので、バジルソースを作って終わってしまいそう。。




おばあちゃんの冬の冷凍トマト、味見させてもらうのが楽しみ。


さて、今日は久しぶりにお稲荷さんと卵巻き。



















寿司飯を多く作り過ぎたのですが、お寿司にできる具がなかったので、簡単に卵巻きにしてしまいました。

やっぱりお米はおいし~な~。

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2008年9月18日木曜日

ブーツにマフラー。

最近はまっているもの。
洋ナシ。




















日本ではあまり食べなかったけれど、甘くてシト、シャキッとしていて大好き。
毎朝欠かせません。
やっぱり朝のフルーツは美容のためにも必要ですよね。
でもビスコッティもやめられない~。(笑)



ここ最近一気に冷え込み、朝は冬のように寒く感じることがあります。

前日までノースリーブや半袖で過ごしていたのに、次の日いきなり寒くなっていて、ブーツにマフラー、準備のできていなかった冬仕立て。

そんな寒さに伴い、日に日にアルプスの山々がとてもきれいに見えるようになっています。



これは去年、SUPERGA(丘の上の教会)からの眺めですが、こんな風に幻想的なアルプスを見ることができるのももうすぐなのでしょう。




最近は、これからの進路に迷ったりもしているのですが、そんな私を誰かが見ているかのように、昔の友人と新たに連絡が取れたり、新たな嬉しい出会いがあったりと、何かと色々助けられています。

こういう巡り合わせ、どこかで必然的に用意されているようで、嬉しいものですね。


そういえば、前に一度写真を載せた、父母への編み物プレゼント、そろそろ完成しそうです!
というか、思いのほか、日本も一気に寒くなったりしていると聞いたので、’ しなくては ’ です。
父へのマフラー、シンプルなのにすごくすごく時間がかかり、いっそ短いマフラーにしちゃおっか!と思いたいくらいですが、根気を取り直して編んでいます。

完成写真、載せますね。


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2008年9月13日土曜日

おめでとう。

今日は親友の入籍日でした。


名字が変わる。
私にはまだ経験のないこと。

でも、友人はしばらく前からやはり旧性ではなくなってしまうのをとても寂しく感じていたよう。


そういえば、あまり考えたことが無かった。
結婚したら名字は変わるものだ、と普通に考えていたけれど、今まで呼ばれていた名前の一部が変わるって、きっとちょっと切なくて、寂しくて、でも嬉しくもあることなのでしょう。


今まで、色々な細かい二人のいきさつや、日々の出来事、お互いのご家族のことなど、毎日のように色々話をしてくれていたからか、この日は私にとっても何だかドキドキする日。

彼を紹介する時も、将来の話をするときも、何より家族を大切にする彼女、その姿には感動を覚え、見習うべき点が沢山でした。


美味しくお洒落なお弁当を作ってくれるハイカラで、そしていつも彼女の見方なおばあちゃん。
家の中でお日様の様な温かい存在のお母さん。
そして、普段は厳しく、でも誰よりも彼女の幸せを望む、ちょっと不器用なお父さん。


そんな愛に溢れる家族に囲まれた彼女は、きっとこれからまた愛に溢れた家族を育てていくのでしょう。


8年間という長い時間を共にしてきて、その間、紆余曲折もあり色々なことを乗り越えてきた二人。



忘れられないのが、よく言う彼女の言葉。

 ’ 日々、どんどん彼のことが好きになる! ’


やっぱり、恋人とはいっても人と人。
人とあれば、強い面もあれば、弱い面もあり、二人の人間が一緒にいれば自ずと見えてくる相手の弱い面。

それでも8年経ってそう言いきれるというのは、本当に素敵なこと。



知恵子抄の詩の一編、

  
  あなたによって私の生(いのち)は複雑になり、豊富になります。
  そして孤独を知りつつ、孤独を感じないのです。


まさしくこんな感じなのかなと、思いました。


こういうとき、やっぱり近くで顔を見てお祝いしてあげることができないのがとても心寂しいのですが、トリノからこの気持ちが届きますように。

おめでとう~!!



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エルベ。

キッチンにいつも欠かさないもの、色々あるけれど、その一つがハーブ達です。

日本にいた時は、ビン詰めのハーブが主だったけれど、こちらに来てからはいつも摘み立て新鮮ハーブ。

市場に行くと、色々な種類の香り高い新鮮なハーブが売っているのです。
しかも3種類くらい一束になって30チェンテージミ(50円くらい)。



























味付けも、ハーブがあるだけで単調だったものに深みが増したりしますね。


イタリア料理はまだまだ見様見真似で、正しいレシピが頭に入っていなかったりしますが、やはりハーブを使ったレシピはとても多いので、色々学びたいものです。


最近はちょっとしたバイト探しなんかを始めています。
それが、本当になかなか上手く見つけることができないんですね・・・

派遣会社に行って登録をしても冷たくあしらわれたり、
お店に履歴書を持っていっても、なかなか今必要、というところがなかったり。


そんな中、大学の次学期に受ける授業のことも考えなくてはいけない時期で、頭がパンクしそうになったりもしたのですが、彼の一言でとても救われました。


 ’ 大学へはイタリアで生きていく上で必要なことを学ぶ為に私は行っているのだから、急がなくても、学びたいと思うこと、
  イタリアでの生活で必要だと思うことからゆっくり始めていけばいいんだよ。 ’


確かに、今大学に行っている目的は、イタリアで生活するためにイタリアについての教養を持つことなので、少しでも早く単位をとらなきゃ~! と焦っていた私は、一旦立ち止まることができました。


そう思うと勉強もまた新たな気持ちで楽しめる気もしてきます。
何かに必死になっているとき、やっぱり立ち止まって周りの景色を見てみること、大切ですね。


今日は朝、釜から出たての焼きたてパンをゲットすることができ、幸せな一日の始まりでした。


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2008年9月12日金曜日

秋模様。

日に日に、秋を感じるものを多く見かけるようになっています。

夏が終わるのを寂しく感じつつも、秋・冬の到来を感じてちょっぴり楽しみにもなってきています。

だって、秋・冬にも嬉しいこと、楽しいこと、沢山あるんです。


 ホコホコのおいしい栗。

 茜色に輝く葉。

 いつもより近く、そして美しく見えるアルプスの山々。

 寒いね、といいながら飲むホットチョコラート。

 熟した柿をスプーンですくう瞬間。

        等など・・・


   あら、気づいたら食べ物ばかり(笑)

そう思うと、寒い冬も頑張れる気がしますね。
あっ でも今年の冬は日本の予定なので、更なる楽しみがありそうです。


今日は友達とうちランチ。
メニューは、トマトとじゃがいものサラダ、西洋パセリとチーズハンバーグの野菜ソース煮・手作りハーブスコーン添え、イチジクとリンゴのタルトでした。

この中でも特にハンバーグを友達は気に入ってくれたようでした。


このソースは玉ねぎや人参をミキサーにかけたものも入れているので、野菜たっぷりで私も気に入っています。

そしてタルト。

型も手作りなので、グネグネと曲がっていたり、たまにぺタっとくっつけてあったり。(笑)
これは、中にイチジクとリンゴを煮たものを入れたものです。

お客様をお招きするときは、いつも美味しくできているかな~??と不安なのですが、やっぱり美味しく食べてもらえると何よりうれしいものです。

その後は久しぶりのウィンドウショッピング、そしてお気に入りのカフェでおしゃべり。


こういう、たわいもない会話をする時間、何も考えず、友達とショッピングを楽しむ時間は私にとって、貴重な充電時間です。

そしてまた、頑張ろう、と思えるのですね。



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2008年9月9日火曜日

アンティーク市。

先日、モンカリエーリというトリノからすぐ近くにある町のアンティーク市に行って来ました。


トリノでも月に一度、アンティーク市があるのですが、ここモンカリエーリでもあるという情報を友達から聞き、早速覗きに。

これがかなり感動的な規模。
そして、モンカリエーリの町、思っていたよりとてもかわいくて、トリノも一望できるのでまた来たくなる場所でした。



トリノのアンティーク市より大きく、モンカリエーリのお城から続く道、広場に見きれないくらいのお店が並びます。

行けども行けどもまだまだ続く、といった感じ。

ここに住む楽しみを一つ発見した気分♪


古い物って不思議で、最初は何も思わなかったものでも、手にとってじっと見ていると何か心に訴えかけてくるものがあるのです。

もちろん、物にもよりますが・・・

私は前から欲しいけどなかなか好みのモノがないなあ、と思っていた、フルーツカゴを購入しました。



















家に一つづつ、こうやってお気に入りのものが増えていくの、嬉しいですね。


こないだ作ってみた、桃のアーモンドタルト。
私はこのアーモンドクリームが大好きなのだけど、作ってみるとバターたっぷり、で恐れおののきました。。



















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2008年9月8日月曜日

いちじくのお話。

イチジクが収穫期ということでお手伝いに行って来ました。

しかし、先日の雨がたたったのか、熟しすぎてしまっているものもとても多かったです。


大きなイチジクの木の下で、イチジクの汁にまみれながら収穫。
食べるのは美味しくて幸せだけど、収穫するのってこんなに大変なのですねえ。


これはイチジクのミルク。
見えますかね? 上の白く光っている部分。
上手く根っこの部分から採ると、採り立てのイチジクにはミルクが溢れているのです。



イチジクにこんなミルクがあるなんて全然知らなかった。
しかもこのミルクをチーズ作りの時に混ぜて、イチジクのチーズを作る人もいるらしいのです。

そして、大量のイチジク収穫後は、ジャム作り!
















まずはそれぞれを細かく切りながら、大きな大きな鍋に入れていきます。
その後は火にかけ、じっくり煮ていき、お砂糖を足します。



















これで年中おいしいいちじくジャムを食すことができます。
やっぱり買うジャムと手作りのジャム、味が全然違いますよね。

今回はまだ煮込み途中のイチジクを頂き、リンゴと一緒に少しだけ煮て、フルーツ煮を作りました。















甘くてとろ~っとしてほっぺたが落ちそうです。


そして、この他にも夕食のミネストローネ用に、インゲン豆やセロリ、


  中はこんなお洒落なお豆さん。
















木をゆすればホロホロと落ちてくるリンゴや既に落ちているプルーン等も収穫。























自然の恵み、沢山頂きました。


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2008年9月5日金曜日

1年経って。

このバカンス中に、大切な記念日を一つ迎えました。



それは、日本を旅立ち、イタリアで生活を始めた日から1年の記念日。


色々な記念日はありますが、これは私にとってとても特別な日。


空港でみんなに見送ってもらい、旅立った時の一瞬一瞬の風景、気持ちをよく覚えています。


そしてこの1年、新しいことだらけの1年。


ここ、イタリアに私の過去はなく、この1年、自分のイタリアでのベースを作っていくのに気づけば必死になっていたように思います。



それと同時に、気づけば喜ばしい出会いも沢山していました。


そして、気持ちが日本の方ばかりを向いてしまって、出口のない迷路に迷い込んでしまったかのように、途方にくれてしまうことも時にはありました。



そんな時、やっぱり助け船を出してくれるのは、家族、友人、そして彼。

今もまだまだ迷路の中にいますが、これからきっと、色々な人に導かれて出口を見つけていくのだと思います。


両親のことを思うと、きっと近くで娘が色々な手伝いをすることができたならもっと幸せなんだろうな、と寂しく、申し訳なく思う気持ちで一杯ですが、やっぱり自分が選んだ道なので、今、ここ、トリノからできるだけのことをするしかないのですよね。


最近親友から、

 自分のまわりの大切なひとたちを大切にしたいと思います。
 じぶんの気持ちのなかを大切な人たちで満たせば、嫌なことも気にならなくなるだろう。


というような内容のメールが来ました。



自分の気持ちのなかを大切な人達で満たす、ってとても素敵なことですよね。

これからイタリア生活2年生、この気持ちを忘れないようにしたいと思います。


日本からいつも助けてくれる家族、友人、イタリアで出会った友人、そして、いつもどんなに私が愚痴を言ったり弱音を吐いたりする時も、横で支えてくれる彼に、感謝です。


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夏の思い出 ~コート・ダジュール 最終回 ~

残り一日となった日、急遽ニースまで足を延ばすことにしました。

ニースは二年前、一緒にバカンスを過ごした思い出の地でもあるのです。


マントンからはモナコを通り過ぎて、海岸沿いを走った先にニースがあります。

久しぶりのニースは、前に来たときから随分変わっていたように思います。
というのも、二年前来たときは町の中で大きな工事が行われていたのです。

その為、今はきれいな新しい路面電車も走っており、全部覚えている、と自信があったのに、記憶とはチグハグ。



















それでも、ニースの海岸は変わらずそこにありました。



ニースらしい、長く続く、賑やかでオープンな海岸。

























マントンのような小さめな町からくると、久しぶりに都会に来た感覚に陥りました。

そして、ニースに来た大きな目的の一つ。
それはニースサラダを食べること。 (安易な目的です。 笑)

ニースサラダとは、日本でもカフェなどでよく見ると思いますが、オリーブ、アンチョビ、卵、トマト、レタスなどが主に入ったサラダ。




















私達、着いた頃にはとてもお腹がすいていて、とりあえずすぐ近くにあるレストランに入りました。

あ~、 きちんと選んで入ればよかった~。

と、サラダが出てきてから・・・

前にニースで食べたとき、味もさることながらサラダのボリューム、豪快さに感動したのですが、今回は何だかちょっと控えめなボリューム。

少ししょんぼりしながらも、美味しく頂きました。
そしてもう一品は、こちらもニース名物、ヒヨコマメのクレープ。
これ、香ばしくて大好きです。

レストランを後にして旧市街を歩いていると、見た目からしてとても惹かれるカゴ屋さんを発見♪




















入ってびっくり。
中ではおばあちゃんがカゴを手作りしていました。















カゴではないのだけど、とてもかわいいバッグをここでは発見し、作っていたおばあちゃんも、お友達のおばあちゃん、おじいちゃんも一緒になってあれやこれやと選んでくれたので、一つ購入。
旅の思い出です。

最終日、午前中から海に入り、最後の最後まで海を満喫して、マントンを後に。
その後はトリノまでいく途中、リグーリア州にあるAlbengaという町に住む友人に会いに立ち寄ってきました。
といってもしっかり夕食までご馳走してもらったのですが。

しかしこの訪問はサプライズ。


本人が海岸にいる、とう情報をもらい、本人には内緒で海岸まで。
その笑顔から、とても喜んでくれた様子でした。

この再会と共に、今回のバカンスは終了。

ホテル滞在で、何もかも用意がしてある優雅で楽チンなバカンスもいいけれど、こんな手作りで紡いでいく旅もいいなあ、と思うことができる旅でした。

そして、この旅での色々な出会いに感謝です。






















おまけ・・・

レモンで有名な町、マントン、ここのレモンタルト、絶品♪
















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