2008年11月28日金曜日

雪道♪


ついに、本格的に降りました・・・ 雪。

先日の初雪は降ったか降らないかくらいの軽い雪だったのですが、今日は一日中朝から降りっぱなし。

朝起きて窓の外を見たら真っ白。



















普段なら朝8時からの授業、 
 
  ’ 眠た~い。。。 でも休むとついてけなくなるからいくか~・・・’

なんて眠たい目をこすって無理やり体を起こしていくのですが今日は、
 
 ’ 雪景色がきれいそうだから授業いこう! ’

なんて、変な目的で目もすっきり覚めて授業に行くことができました。

まだ最初だから雪も嬉しい♪
授業中何度も外の雪景色を眺めていました。(笑)

でもこれで道が凍ってしまうとやっかいなことになるのですよね。
ツルンと滑ってしまったり。。

どこかのイタリア人が言っていたらしいのですが、今年は24年ぶりか何年ぶりかに劇的に寒い冬になるとかなんとか。。。
あまり信じたくはありませんが、でも確かに11月末でこの雪って・・・


今日は彼のお父さんのお誕生日だったので、リコッタチーズのケーキを焼きました。
いつもより少し豪華版で、上にチョコレートソースと粉砂糖。














Auguri!(おめでとう)という文字を入れたのですが、何だか上手くできず、ボコボコな文字になってしまいました。


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2008年11月24日月曜日

初雪。

冬でもお天気がいいと空気も澄んできれいでいいな~、なんて思っていたのはつかの間。


みるみる寒くなり、今日、初雪が降りました。

といっても私が起きた頃にはもうやんでいて、夜中のうちだけ少し降った程度みたいですが、屋根にはほんのり雪が積もっていました。

寒いのは嫌だけど、それでも寒い寒いと言いながら友達とバスを待ったりする時間、何となく好きです。


先日、友達と素敵なスープ屋さんを発見しました♪























日本ではスープストックが大好きでよく通っていたので、この発見はかなり嬉しい!
スープ専門店なんて、トリノには絶対ないだろうと思っていたのに街の中心にとてもお洒落でお店の人も感じがよいところを発見。

その日は頑張れば外でも食べられるよね、という感じであまり寒くなかったので、中よりも少し雰囲気がある外で食べることに。
























でも、コートを着ながら食べている私達を見かねたのか、優しいスタッフの方が外の暖炉をつけに来てくれました。
これで外でもぬくぬく。

スープが出てきてびっくり。



あの、よくソースやジャムを保存するような容器に入って出てくるのです。
確かに保温性はかなりありそうだけど、変な感じ(笑)

私のスープはヒヨコ豆とエビのスープ。
ヒヨコ豆が潰してあるのでこくがあり、エビもたっぷり入った美味しいスープでした。

トリノって、昔から歴史があるカフェやBarは沢山あるけれど、気軽に入れておしゃれな感じのところがあまりなかったりするので、こういう発見は嬉しいものです。


そしてこれは、隣のおばあちゃんが教えてくれた、ナスのポルペッタ。
ナポリ出身のおばあちゃんの郷土料理です。




















昔、冬に母が良く作ってくれたのよ~と言っていました。
これがかなり美味!

茹でて細かくきったナス、西洋パセリ、水か牛乳に浸したパン、唐辛子、塩、パルメザンチーズ、卵を全部混ぜ、形を作って少量の油で揚げれば出来上がり。
パンが結構入るので食べ応えもあり、立派な一品になります。

こうやって教えてもらうレシピは実際本にはのっていなかったりもする、昔から受け継がれた生きたレシピなので、教えてもらえることはとても貴重だな、といつも思います。

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2008年11月20日木曜日

アウグーリ♪

今日は彼の誕生日でした。

きれいなケーキでも作りたいな、と思っていたのだけれど時間があまり作れず、バーチ ディ ダマ を作ることにしました。
























バーチ ディ ダマ とは淑女のキスという意味で、二枚のクッキーをチョコレートでつなぎ合わせる様子からキスのようだからとその名前がついたようです。
これは、昔1850年代のサヴォヤの王が、何か変わったお菓子が食べたいの~、作ってくれたまえ、と言ったことから作られたお菓子、と言われています。

アーモンド粉がたっぷり入るのでさっくりして美味しいです。

そして夜は、普段めったにレストランなんて行かないのに、サプライズで彼がレストランに連れて行ってくれました。 一体どっちの誕生日なんだか、と言った感じですが・・・

でも行き先はずっと行きたかった、ピエモンテ料理を美味しく頂けるあるレストラン。

アンティパスト一品づつと、メインにピエモンテ料理を代表するBollito(お肉を茹でたもの)を頼みました。

私はアンティパストにアーティチョークの茎部分とチーズのグラタン。


これがかなり美味しかったので家でも試したい。

彼はピエモンテの前菜盛り合わせ。


















野菜のスフレのようなものや、美味しいフレッシュチーズ、そして忘れてならないバーニャカウダも。




メインのBollito。。。


せっかくだから、メインは二人違うものの方がいいんじゃないの? と聞いても、やっぱりピエモンテはBollitoだから、二人でこれを頼もうと説得されたので、まあそこまで言うなら、と二人でBollitoを注文。

これが、かなりすごかった。
1人分が3人分ある?!
牛舌、牛腹、鳥、牛の筋肉 Etc・・・ 
これを7種類くらいのソースにつけて食べます。

とにかく、すごい量なのです。
最初他の人が切り分けてもらって食べているときは、おいしそう~!と思っていたのですが、いざ自分が食べ始めると、一つの部位のお肉が私が普段一回で食べるお肉の量くらいでそれが何種類もあるので、途中から手が全く進まなくなるくらい・・・

それでも食後のカフェに付いてきたお菓子に手をつけてしまう自分がちょっと恐ろしくもあります。


もう、お肉しばらくいいね。。。 なんて二人で言いながら、ヘロヘロになりながら帰ってきました。
お味はとても美味しくて、ピエモンテ料理を堪能できるのだけど、やっぱりお家でまったり食べるのが私達にはいいね、という結論。

これでまたレストランからは遠ざかる日々になりそうです。























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2008年11月17日月曜日

冬のトリノ。

ここ最近、本当に気持ちのよい青空が広がる日が続いています。

噂では今週半ばから一気に冷え込むらしいですが・・・

でも、ここまで気持ちの良い澄んだ空があり、冬だからこそ見られるアルプスの雪山を眺めていたりすると、冬もいいなあ、と思えてきたりするものです。 寒がりの私でも。

モーレ・アントネリアーナも一段と際立ち、


いつもの大学前の光景も冬なのに夏のような光に満ちていた今日。
























夜はもうクリスマスイルミネーションが始まり、街の至るところがきれいに装飾されています。



















Piazza San Carloには夜、あまり行かないのですが、たまたま通りかかり、あまりにきれいなイルミネーションがされていたでビックリ。

久しぶりに街をゆっくり歩いてみるとまた新たな発見があってよいものです。


今日は新たに始まったフランス語の授業に行って来ました。

去年あれだけ苦労したフランス語。

今年は少し楽になるかしら? とに思っていたのはただの思い過ごしに終わりそう・・・
ネイティブの先生の話すスピードのあまりの速さに愕然。
いや~、イタリア人の子達でさえわかんない~、と言っているくらいだから私の理解力はきっとその半分くらい(涙)

また大変な一年になりそうな予感です。


昨日の晩御飯。
イタリアのハンバーグ、ポルペッタです。


こちらにもハンバーグのようなものがあり、どちらかと言うと少し肉団子みたいですが、中にパルメザンチーズと西洋パセリが入るので和風ハンバーグとは風味も味も変わり、違った美味しさになりますよ♪

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2008年11月13日木曜日

地図って。

今、短期で地図の製作に関わるアルバイトをしているのですが(といっても私は入力するのみ)、地図ってこんな風にできていくんだ~、と感心することばかり。

極度の方向音痴の私も地図を眺めるのは何故か昔から好きだったけれど、それが出来上がる裏側では色々な努力がされているんだなあ、と当たり前のことながらも納得。

今回トリノにいらっしゃっている方たちはトリノの地図製作の情報収集のためにいらっしゃていて、街を歩いて歩いて歩いて、道の名前を書いて書いて書いて・・・
とても大変そうです。

そしてトリノの後はドイツだとか。
年中色々なところを回り情報収集をしなくてはいけないそうです。

それにしても行くのは毎回違う国。
どうやら2年間で一通りの場所を周るようです。 

私は簡単な入力作業だけど、そんな裏側を垣間見れて、時間的には結構大変な毎日だけどちょっと楽しませてもらっています。

それにしても隣のおばあちゃん。。
おばあちゃんは前から、今日も大学に行ってくる、今日は自習室で勉強、などと言うと顔をしかめて、

  ’ まだ勉強しなくちゃいけないのかい? 仕事を見つけられるといいねえ ’

といつもいつも言っていました。
そして今回、普段私はおばあちゃんのパンを毎日買っているのですが、このアルバイトの間は買えないなあ、と思い、
 
  ’ おばあちゃん、一週間だけアルバイトがあるからパンを買えないよ。 ごめんね。’

と伝えたら、もう目をキラキラさせながら、

 ’ ジョルジャ~! 良かったね~!! 仕事を見つけたんだね~!!! ほんと良かった!! ’

と投げキッスを何度もしながら喜んでくれました。(笑)

でもおばあちゃん、一週間だけだよ・・・ と言ってもお構いなし。 ハハ。

そしてアルバイトから帰ってくると早速家に呼ばれて、

 ’ さあジョルジャ、お仕事はどうだったかい?聞かせておくれ。’

とこれもまた目をキラキラさせながら。

そして、疲れているだろうから、と色々な食べ物をまた持たせてくれるのです。

こんな、一週間のアルバイトでもこうやって心から喜んでくれているおばあちゃんの姿にとても感動するのです。

パンが買えないから悪いな~と思っていたら、

 ’ そんなのどうでもいいんだい。 パンなんて無くてもいきていけるわ。 
  それよりほんと良かった良かった’

と、いつもパンが大好きで毎日欠かせないおばあちゃんがこんなことを言ってくれる姿、胸にとてもくるものがありました。


関係ないけど前におばあちゃんに教えてもらったじゃがいもニョッキ。
自分でも家で作ってみました。
























とて~も簡単!























最後はモチモチになり、ソース無しで一人でこっそり食べちゃいました。。

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2008年11月9日日曜日

美味しい組み合わせ。

今日は月に一度の骨董市がある日。

市場がすぐ近くなので、暇な日はよくブラブラと覗きにいったりしています。

色々見ていると、あ~ いつかお家を持ったらこんなの置きたいな~、と妄想ばかりいつも膨らみます。
今の家は賃貸で、ほとんどが大家さんが置いていた家具なので中々変えることはできないのです。




























今住んでいる家も相当古い建物ですが、イタリアの家は古い建物ばかりで、それを内装だけ変えて住んでいるのです。


だから内装はきれいだったりとてもお洒落だったりするのですが、100年以上前の建物となると、水道管の構造が今の構造と違いすぎて修理するにも手がなかなかつけられないなんてこともあるようです。

それでもやっぱり古いお家は味があって惹かれてしまいます。


話は変わり、最近新たな味の組み合わせの発見をしました。

友達に教えてもらった組み合わせ、それはゴルゴンゾーラと洋ナシ。
イタリアではこの組み合わせ、よくするそうです。













最初聞いたときは、うそでしょ~?! そんな癖の強いゴルゴンゾーラと甘い洋ナシが合うはずがないよ~ と言っていたのですが、それが、初めて一緒に合わせて食べたときにはびっくり。

合うんです。
とても美味しいんです。

なんとも言えないクリーミーで甘しょっぱい味。

早速ゴルゴンゾーラと洋ナシのリゾットを作ってみました。
これはリピート間違いなし!























変な組み合わせと思ってる方も、是非試してみてくださいね。
きっと美味しいはずです♪


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2008年11月8日土曜日

ピエモンテの味

外に買い物に出ている間に、前に作ってあまっていたパイ生地を使ってなにやら彼が作ってくれました。















お花? ハート? 私の名前も入れてくれたようですが見当たりません(笑)


今日は久しぶりの晴天。

昨日まで雨やどんより天気が続いていたので久しぶりの青空は嬉しい!

市場も今日はいつもより賑わっていて、ついついあれもこれもと買ってしまいます。

今日のお買い物の目的の一つは、ピエモンテ料理といえば忘れてはならないバーニャカウダの材料。

バーニャカウダとは、ピエモンテ方言で、バーニャ → ソース 、 カウダ → 温かい。
つまり温かいソース。

いつも食べてばかりで自分で作るのは初めて。

ソースの材料は、にんにく、アンチョビ、オリーブオイル、人により生クリームやバター、牛乳。

このソースにはにんにくがた~っぷり入っています。
レシピによっては、1人1個の割り合いでにんにくを入れるものも(1かけじゃありませんよ、1個!)あります。
ですので、次の日にお仕事や誰かと近い距離にいる用事などがある人は要注意。

出来上がった温かいソースに色々な野菜をつけて食べるのですが、これが美味しくて野菜がどれだけでも食べれちゃうのです。


















初めて去年食べたときは、ふ~ん、美味しいねえ、 といった具合だったのですが、何故か今年に入りバーニャカウダの美味しさを再確認し、せっかくだから自分でも、と思い立ったのです。

作ってみると思いのほか簡単で、写真の二倍の野菜、二人で全部たいらげてしまいました。


溶けて全てソースになった大量のにんにく、今はお腹の中・・・
そんなことを考えるとちょっと怖いですが、やっぱり美味しいものは美味しい♪

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2008年11月7日金曜日

カフェ探しのミラノ。

今日は領事館に用事がありミラノまで行ってきました。

午前中に書類申請をし、午後に受け取れるということだったので、午後まで時間を潰すことに。
そういえばミラノに一人で行くのは初めてでした。

ミラノに行くたびに何だか田舎者な気分(笑)
ミラノは人も多く、道路も複雑でいつも迷子になってしまうのです。



















まず朝一番で書類申請をした後、友達に頼まれていた商品を買いにあるお店に走ったものの、友達が欲しかった色の商品は、日本限定だったらしく、惜しくもゲットできず。

そのお店とは、私も大好きな IL BISONTE。
上質な革の小物類やかばん等を取り扱うお店です。

お店の人と少し話をして改めて分かったことが、今他のイタリアブランドの商品の多くは外国で生産されるようになってしまっている状況のなか、ここのお店の商品は本拠があるフィレンツェ以外で手をつけることはなく、革も(ここの商品は革の質がとてもよい)、たたき伸ばされたものではなく皮そのものの厚みを使用して、化学染料も使用していないとのこと。

有名ブランドでもイタリア以外の国で生産されるようになっている中、こういう伝統を守っているお店を見ると応援したくなりますね。

その後は、色々お店を見た後約束時間3時まで、カフェで休憩しようと思ってからが大変。



















探しても探してもカフェがない!!

日本では喫茶店の町で育ち、今もカフェがとても多い町トリノに住む私にとってはとてもありえないことで、大体普通はちょっと歩けば見つかるものの、お昼の時間だったということもあり、どこもレストランばかり。

歩けども歩けども・・・ 段々足は痛く、顔は険しくなるばかり(笑)

確かに最初はドゥオモ等の観光名所ど真ん中はちょっと避けて、周りで雰囲気が良さそうなとこを探そう、と思って歩いていたのですが、あまりに見つからず、最後は1時間以上歩いてもう諦め、結局その観光名所ど真ん中にあるカフェに入ることに・・・ (ミラノドゥオモまん前)



それが、カフェの高さにもビックリ。

普通、カプチーノとかではない普通のカフェは、座って飲んでも1ユーロくらい。
それが、観光名所ど真ん中では、3.6ユーロ。
これだったらトリノでカフェと一緒に美味しいチョコも食べられる!と思いながらも出てきたカフェを頂くしかありません。。

前にパリから来た友達が、ミラノで歩いてあまりにも疲れて、ドゥオモ前のアーケード内にある(観光スポットど真ん中)カフェでビールを飲んで、8ユーロだったかな? でびっくりした~! でも相当疲れていたから。。 と言っていたのを思い出し、その気持ちがすんごく良く分かった。。

中世の町で、町がグルグルと円形状に作られているミラノはそれはそれで雰囲気もあり好きなのだけど、でもやっぱりとんでもない方向音痴な私にとっては道がどれも真っ直ぐで先が見渡せるトリノが安心でいいなあ、と思いながら帰ってきたのでした。


そして、お店も沢山あるミラノでは結局何も買わず、トリノに到着してから慣れたお店でお買い物。
といってもキッチンクロスですが。



















キッチン系の布は大好きで、ついついかわいいものを見ると買ってしまいます。

ミラノで今回は一人だしショッピングも楽しめるかな、と思ったのですが、何だか疲れて全くでした。
。。
でもやっぱり、ミラネーゼ達はいつもお洒落♪


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2008年11月5日水曜日

雨な日々。

最近のトリノはずっと雨が続いています。

寒いのはいいけれど、やっぱり太陽が欲しいなあ、と思うこの頃。。

でも、そんな暗い空にも紅葉した葉があるだけで町も少しは明るくなります。


こういう寒いとき、こちらはよく豆が沢山入ったミネストローネ等を食べるのですが、私には御用達の豆やさんがあります。

トリノの大きな市場、ポルタパラッツォ近くにあるお豆やさん。

ここには本当に数え切れないくらいの種類の豆があります。
更に豆だけではなく、お米、色々な種類の小麦粉、BIO製品・・・

外から見るだけでも楽しいくらいのこの豆量。



















イタリアは豆の種類がとても豊富で、知らない種類ばかり。
それでも、見ているだけで楽しい私のお気に入りのお店で、よくこのガラスにへばりついて外から見ている怪しい私です(笑)

大豆もあるので、今度お豆腐なんて作ってみたいなあ、と思うこと早1年。
今年こそは。。


これは先日作ってみたタルトタタン。。



















パイ生地、買えばよいものの、きっと手作りの方がおいしいだろう、ということで何年ぶりかにパイ生地から作ってみました。

バターがはみ出ないように、溶けないように、折って寝かせて、折って寝かせて・・・
こういう根気と細かい注意力の要る作業は分かってはいたけれど私にはどうも向いていないようで。。
でも、やっぱりタルトタタンは大好き。

彼や友達も喜んでくれたことなので、次はちょっと手抜きでパイ生地を買って作ってみよう。
ちなみに、こちらはパイ生地が安めで助かります。 1~2ユーロくらいだったかな?


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