2009年9月30日水曜日

かぼちゃのニョッキ。

こんにちは。

ここ数日、トリノはとても心地の良い秋晴れの日が続いています。

日本はもうそろそろ紅葉でしょうか。

イタリア、紅葉することはしますが、やっぱり日本のあの鮮やかな色の移り変わりとは比べ物になりません。




さて、またまたかぼちゃネタですが、やっぱり美味しいかぼちゃがあるので色々な料理に使いたいもの。


いつもはじゃがいもで作るニョッキを、今回はかぼちゃニョッキにしてみました。




























初めてのかぼちゃニョッキ思い出。

それは一人暮らしだった頃、どうしても作ってみたくて頑張って作ったはいいものの、一人暮らしのくせして、しかも誰かを家に呼ぶ予定もないのに大量に作り過ぎ、それでもせっかく作ったんだから!と無理して食べて気持ち悪くなったこと。。。

それ以来というもの、かぼちゃのニョッキには手をつけておりませんでした。


でも、もうそんな思い出も大分昔のこと。


美味しそうなかぼちゃを見ていたら久しぶりに作ってみたくなり。




かぼちゃニョッキのゴルゴンゾーラソース を作りました。






























じゃがいものニョッキに比べてかぼちゃは水分を多く含むので粉を多めにしなくてはいけません。
そうしてもやっぱり形成の時はねっとりしてしまう。


でも、かぼちゃの甘みがほんわかでて、それがゴルゴンゾーラの塩気と上手くマッチしておいし~。


巨大かぼちゃが家にまだあるので、次は何を作ろうか楽しみ♪




そして今晩は、家にひき肉とナスがあったので、ナスとひき肉グラタン(←そのまま)を作りました。






























グラタンと言ってもベシャメルが面倒だったので、簡単なラグーソースを作り、ナスと交互に入れ、最後にモッツァレラチーズもおまけ。




今週から大学の一部の授業が始まっていますが、期間限定とは言えど今は仕事をしているので中々授業に通うことができず、今期は限られた授業のみ通い、あとは自分の時間があるときに大学での自習という形になってしまいそうです。


あ~ 試験おわった~!  今は読みたい本読んで、もう少ししたら勉強を始めよう。



なんて思ったのは7月半ば。


そして明日はもう10月!



去年と同様、やっぱり夏休みは勉強が全然できずに過ぎていった・・・
学んでおりません(笑)


そしてきっとすぐに冬はやってくるんだろうなあ。




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2009年9月27日日曜日

家具職人な一日。

先日、小鰯を久しぶりに買ったので、フライにしようか? パスタにしようか? と考えた末、結局シンプルなオーブン料理になりました。

オリーブオイル、塩、ローズマリーをかけてジャガイモと玉ねぎと一緒にオーブンに入れるだけ。



























お野菜でもお魚でもこの方法で調理をすると大体美味しくなる気がします。
手の込んだ料理が苦手、ということもありますが・・・


なので、時間がないなあ、材料があまりないなあ、なんて時はこの調理法に逃げること多し。。





さて、昨日は田舎の家で、大役を任されました。


何かというと、椅子のお手入れ。(大して大役でもない?)





この椅子達は私達が使わせてもらう予定の椅子達なのですが、1800年代からこの家にあるとてもアンティークな椅子のようです。


オリーブの木で出来ているのでとても丈夫なようですが、それでもやはりこうやってたまにお手入れをしてあげないと色褪せてしまったりします。






今回私がしたのは、木の部分をアンモニアで磨くこと。

アンモニアの鼻にくる匂いに耐えながら、磨けば磨くほどアンモニア水がどんどん茶色になる!


アンモニアは色を取り除く作用があるので、磨いた後は木が白っぽい色になります。
その後はニスを塗って出来上がり。



昔の時代のものは丈夫で長持ちするものが多いですが、やっぱりその時々に、皆が自分達で手入れをしながら大切に使ってきたから、ということもあるのでしょうね。


この椅子達もまだまだ長生きしてくれると嬉しいなあ。




そして第二の大役(?)は、昨日が彼のご両親の結婚33周年記念日だったので、タルトを作ること。


しかも急遽任命され、カボチャを使って、という指定まで!

いやあ、カボチャのケーキは作ったことがないし、手元にレシピはないしネットで調べる時間もないし計りもない!


仕方なし、全て目分量、材料も何となく合いそうなものを入れて、かなり適当ですがかぼちゃのケーキを作ってみました。





























丸いケーキなので味見も出来ず、恐る恐る食後に出してみたら、彼のお父さんお母さんににとても好評でした。

あ~ 一安心。






























かぼちゃとかお野菜のケーキとかを全く好まない彼だけは一人、普通のケーキがいいなあとブツブツと文句を言っておりましたが(笑)


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2009年9月25日金曜日

かぼちゃ行列とマロンクリーム。

少し前、彼の実家に行ったらビックリ。


外のテーブルの上にかぼちゃ行列が!




























畑からえっこらせ、と彼とお父さんが大量のかぼちゃを持ってきてテーブルの上に並べていました。



今年は7月8月とほとんど雨が降らなかったので、水を沢山あげなくてはいけないかぼちゃがきちんと美味しく育つか心配していたのですが、食べてみたら甘くておいし~い。

シンプルに薄くスライスしたものにオリーブオイル、塩、ローズマリーをかけてオーブンで焼いて早速頂きました。




そしてそして、来ました、 ' 栗 ' の季節。


秋といえば栗!(私の中では・・)


去年、一キロ買って半分虫に食われてた!なんて痛い目にあったりしたので、今年の初栗、慎重に選びました。




























栗ご飯、栗リゾット、栗きんとん、栗タルト、栗ロールケーキ。。。
おいしそ~。

今回は、ドルチェに大活躍するであろう、マロンペーストを作ってみました。




























マロンペーストは初めて作ったのだけど、美味しくて感動!


これがあれば、クッキーに混ぜたり、モンブランだってできたり、ロールケーキのクリームに混ぜて美味しいモンブランロールが出来たりします。


レシピは、

栗を茹でて外の硬い皮を剥き、渋皮のついたままボールに入れ(皮を剥いた状態で約200g)、そこに砂糖40g、牛乳750mlを入れて少し煮込み、それをミキサーにかければ出来上がり♪

とっても簡単!
少し多めに作り、冷凍してしまいました。





彼の実家では、一ヶ月後に迫る式の準備として、お庭の手入れをお父さんがしてくれています。



木々の形を整えたり、お花を植えたり。。



その気持ちがとっても嬉しい。
どうかニワトリや七面鳥達に食べられませんように。(笑)



それにしても最近、写真がきれいにとれなくて悲しい。。
というのも、一ヶ月ちょっと前に、以前使っていたカメラが急に壊れたのです。

新しいカメラを買わないとなあ、と思っていたらそんな気持ちを酌んでくれた友達が、嬉しいことにカメラをプレゼントしてくれました。


しかし!

そのカメラはまだニッポンにあります。


友達が母に託し、母が式の時に持ってきてくれるので、今は彼がむか~しむかし、まだデジカメが出たてだった頃にご両親にプレゼントしたという、それはそれは古いデジカメを使っているのですが、これがまたなかなかの曲者・・・

ここ最近の写真を見ればお分かりと思いますが、光の調節が上手くいかなかったり、すぐにブレてしまったり。


早く新しいのが来ないかな~



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2009年9月21日月曜日

また会う日まで。

今回の旅、楽しい海の男との出会いもあれば、素敵なカップルとの出会いもありました。























サンフルットゥオーゾに着いてから、小さなところなだけに歩いていると同じ人達に何度も出くわすのですが、その中でもあるご夫婦とはどこに行っても ’ あら! また! ’ といった感じで出くわしていました。


友達は写真を勉強していただけあり、とても立派な一眼レンズのカメラを持っていて、格好良い音でカシャッ カシャッ と写真を隙あらば色々な場所で撮っていたのですが、そんな姿を見たからか、ご夫婦の旦那様が会うたびに、


 ’ 二人の写真を撮ってあげるよ ’

と言ってくださっていたので、


 ’ じゃあ私達もお二人の写真を! ’


と、写真をお互いに撮り合ったりしていました。



そしてCamogli への帰りの船でも前後に座り、写真の撮りあっこ。



このお二人、いつもじゃれあっていて、本当に仲良し。







奥様に冗談でまっピンクのマフラーをつけられ、何だかそれさえも嬉しそう。





私達にも振り向いてニカっと笑顔。









楽しいおじ様達との出会い満載、きれいな景色も見れて満足なショートトリップでした。







さて、次の日は彼女をワイン畑で有名なランゲの丘へご案内。



お? 向こうから何かがやってくる~ と思ったら・・・






























ブドウの収穫だ~!





























テレビで見たことあるような、ぶどうがトラクターの上に山積みになっている光景を目にしました。
(写真に関しては彼女に任せきりになっていたので撮るのを忘れていました。。)



ワインもいいけど、摘み取ったブドウの搾りたてジュースなんて美味しいんだろうな~。

なんて想像すると、口の中がジュワジュワ。。






楽しい時間は終わり、友達の出発の日はあっという間にやってきてしまいました。




電車で一緒に音楽を聞いている時間、

一緒にお茶をすすっている時、 

電車の中でお互いマッサージをしていて、気づいたら二人の頭がボッサボサになっていて一緒に大笑いをした瞬間だったり、


こういう限られた時間、当たり前の小さなことがすごく嬉しく感じられたりします。




別れ際にバラの花束をプレゼント、なんて粋なことをしてくれた彼女。







別れは寂しいけどまた会う楽しみができたから良しとしよう。


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2009年9月20日日曜日

思い出の町 Camogliへ

ビスケットと水筒を持って、電車に揺られてゴトゴトと。


























日本から来てくれた友達と一緒にやって来た場所は、私にとってとても思い出深い場所でもある、
Camogli(カモッリ)。











ポルトフィーノやチンクエテッレの近くにあるリグーリア地方の小さな海沿いの町で、私がイタリアの生活にむけて出発し、イタリアでの一泊目を過ごした町でもあります。




友達も6日間の滞在で少し時間があったので、少しだけ足を延ばして行ってきました。




電車から降り、歩いていると、ふと後ろで彼女が誰かと話す声がするので振り返ってみると、何故か知らない海の男風のおじさんと話をしている。。
ちなみに彼女はイタリア語を話せません。


 彼女   ’ バンク。  バンク! ’


 おじさん  ’ バンク?  あ~ バンカ?? ’


お金をおろしたくて銀行を探していた彼女はたまたま側を歩いていたおじさんに聞いてみたらしい。


 おじさん  ’ 何だ、銀行か! 案内するぜ、 ついてこい! ’ 

 私達   ’ ありがとうございます!  
       あっ ちなみに、お勧めのフォカッチャ屋さんありますか? 
       (リグーリアはフォカッチャが美味しい)

 おじさん  ’ もちろんだぜ! ほらほら、一緒にいくぞ ’


と、着いて早々、地元のおじ様に案内してもらうことになりました。



このおじ様、とっても親切、且つ おしゃべり好きで、これからお仕事だと言うのに、それに遅刻してまで、私達をフォカッチャ屋さんに案内してくれ、帰りの電車で食べる用に沢山のフォカッチャを買ってくれ、更にその後バールでコーヒーまでおごってくださいました。


最後の去り方も、後ろ手で手を振りながら、 ’ あばよ! ’ といった感じで、まさしく海の男!
























久しぶりのカモッリ、変わらずとてもかわいらしい町。






























町の人達、すれ違うとみんなが挨拶してくれる。





前に来たのは二年前。


イタリアに到着した日、あの時は、これからどんな生活が待っているのだろう。。 と不安と期待で一杯だった記憶があります。


























色々な風景が、到着した日の気持ちと重なって蘇ってきます。






さて、カモッリからは小さな船に乗り、サンフルットゥオーゾというとてもきれいな修道院がある場所に行ってきました。






















出発して30分くらいすると、小さな入り江が見えてきます。










海の色がここだけ全然違う!


入り江に近づくにつれ、濃いブルーだった海の色がエメラルドグリーンに変化。
























一歩足を踏み入れてみると、時の流れが止まったかのような印象を受けます。









それもそう。
ここには歩いて、もしくは船でしか来ることができないので、車なんて走っていません。





















泳いでいる人もまだいました。


私達は最近少し冷え込んでいたトリノから来たのがバレバレな、コートとブーツで来ていたりしたものだから少し場違い(笑)









海の色とおじいちゃんの帽子の色がマッチ。

































風の変化、海の色、波の変化を静かに見ていると心が落ち着きます。

時が経ってから思い出すことって、意外にこういう小さなことだったりするのですよね。


             


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2009年9月16日水曜日

ホテルのロビーで待ち合わせ。

ちょっと怪しいタイトルですが、お相手は、日本からわざわざ会いに来てくれた友達です。







彼女とホテルのロビーで会うと、昔、航空会社に務めていたときのことをふと思い出します。


彼女ともどこかの地方のホテルのロビーで何度か待ち合わせをしたりしていました。



そう、彼女とは当時同期で、一緒に入社し、あの長く苦しかった訓練時代を共にし、涙を一緒に流した同志でもあります。



そんな彼女がトリノ上陸♪

嬉しくて仕方ありません。

日曜日までの滞在。


これから楽しい予定が一杯です。


そろそろ寒くなってきて体が欲するホットチョコレートを一緒に飲んだり、トリノの街を一緒に歩いたり、ワイン畑で有名な地方にドライブしてみたり、海辺の町に繰り出してみたり・・・



久しぶりの再会の分だけ話がつきません。


トリノに来てからとても嬉しいことに何度か友達が遊びに来てくれたりしていますが、これほど心が温まること、なかなかありません。



さて、明日は隣のおばあちゃんが、日本から友達が来ているのを見て張り切って例のナスのポルペッタを作ってくれる予定です。

友達もきっと喜んでくれるでしょう。

そして、お馴染みモーレ・アントネッリアーナ(映画博物館)の案内も欠かせませんね♪


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2009年9月9日水曜日

花屋巡り♪

先日ののっちょ~ら(ヘーゼルナッツ)、結局クッキーになりました。



これがもう大変。


まず殻を専用の道具で割って実を取り出すのですが、この作業が延々と続くので、気づけば黙々と一時間程殻剥きをしている状態。。

























殻が硬いので、顔に飛んできたりあっちに飛んだりとすごいことに・・・



やっと終わった~! と思っても、それから実を炒って、粉にして、やっとヘーゼルナッツ粉になります。


結構面倒な作業が多かったけれど、出来上がったクッキーは上出来でした。







職場のみんなにも好評♪


レシピは友達に教えてもらったものに少しアレンジを加えたものです。


小麦粉 240g
砂糖  80g
バター 130g
ヘーゼルナッツ粉 100g

卵 1個
砂糖 少々

①バターをクリーム状になるまで混ぜます。
②①に砂糖、小麦粉、ヘーゼルナッツ粉 をそれぞれ毎度混ぜつつ入れていきます。
③太めの棒状に伸ばし、ラップにくるんで冷蔵庫で2~3時間休ませます。
④③を1~2㎝程の厚みに切り、表面に卵液をサッと塗り、砂糖を少し振り掛けて、170度のオーブンで20~30分焼きます。


この生地は卵を入れていないので、③や④の形成の時に結構ボロボロとしてしまいますが、焼くときにまた手で少し丸めれば大丈夫。

卵が入っていないからか、食感がガリッという感じのクッキーで私はとても気に入りました。





さて、最近はちょくちょくと花屋巡りをしています。


目的は・・・


そう、ブーケです。


それにしてもブーケって高いんですね~。 ビックリ。


でも、お花屋さんを回るのって楽しい♪

今までお花といえば、家の近くの市場でいつも買っていたけれど、やっぱりきちんとしたお花屋さんに行くと、お洒落度が断然違います。


最初は全くどんなブーケにしたいか、というイメージなしで行っていたのですが、色々見てまわるうちに少しづつイメージが固まってきました。


やっと少しづつ色々なことが決まってきたこの頃。

レストランも正式に決まり、Bomboniera(式に来て下さる方にお渡しするもの)も少しづつ話が進み、あとは美容院や婚約指輪。


どこかに一まとめにお願いします!と言った感じではなく、一つ一つのことをそれぞれの専門店を探してお願いしなくてはいけないので中々前に進めませんでしたが、やっと少しづつ。。



何だかまだまだ他人事のような感じですが、きっと指輪が出来上がる頃には少し実感がでるのかなあ。




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2009年9月6日日曜日

森の恵み のっちょ~ら。

ここ数日で、空と空気の感じが一気に秋になった気がします。










空は青く、太陽も出ているのに、数日前とは何かが違う。




























空気の香り?  太陽の位置?































でも、この感じも悪くない。






少し前に、嬉しいものを頂きました。


ノッチョーラ(へーゼルナッツ)です。





























友達から頂いたのですが、これで作ってくれたクッキーがとっても美味しかったのです。


これを頂いてふと思い立ったので、彼の実家で探してみると・・・









やっぱりありました~!





へーゼルナッツってこんな木になるんだ~。
(写真中央に横に並んでいる木達)




























この中に実がなります。


といっても、3年前に植えたばかりの新米君達なので、まだ実になる数は少ないです。


でも、来年、再来年に沢山の実がなるのかな~と想像すると、ワクワクしてたまりません。

だって、ノッチョーラ(へーゼルナッツ)のタルト、クッキー、色々なことができるんですもの♪




ちなみに、クルミの木もあるのを思い出したので早速採りに行ってみると、クルミの収穫時期は7月中ごろ。

時すでに遅し・・・ といった感じで、食べられるものは半分以下でした。






























今回はこの猫ちゃんが珍しく甘えモード。





























いつもは結構クールに通り過ぎていくのに、今日は目の前に立つといきなり ゴロンっ とひっくり返りお腹を上にして甘えモードになっていました。






























ゴロン






















    みょ~









 










    ん?



 
















   べ~。



近くに座ってみると、いつまででも私の周りをグルグル回って靴のかかとや足にわざとすり寄ったりする姿がかわいくて、とっても癒されました。


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