ふ~ っとやっと一息つけるようになりました。
21日に家族や友達が来て、式の24日まではせっかくなので色々見てもらいたい気持ちもありミラノやトリノ観光を一緒にし、息つく暇なく24日を迎えることになりました。
前日までは雨が降ったり空がグレーだったりで、あ~ 当日も雨かもな~ と諦めモードに入っていたのですが、当日は素晴らしい秋晴れに恵まれ、青空の下この日を迎えることができました。
朝11時に彼の実家集合。
みんなで一緒に青空の下、家から徒歩1分のところにある市役所へ向かいます。
この時、私は着物を着ました。
元々着るつもりはなかったのだけれど、夏にこちらで行われた友達の結婚式で着物姿がとても素敵だったので、私も着てしまいました。
こちらの人たちにとってはやはり着物が珍しいようで、とても喜んで頂けました。
みんなでお庭の階段を降り市役所まで向かうのですが・・・
階段を降りたところには、何と素敵な音楽が待ち受けていました♪
彼のお兄さんが準備をしてくれたようです。
みんなで生演奏の音楽を聞きながら市役所へ。
市役所では市長さんが結婚の手続きをしてくださり、指輪の交換をするのですが・・・
やらかしました。。
確かに、何もドジをせずには終わらなさそう、とは思っていたのですが、まず一つ目、それは、指輪をはめる手を間違えた。。
私は左手を出したのでOK.
でも、彼は何故か右手を出してきて、私もそれに気づかずはめようとしていたら、
’ 間違ってるよ・・・ 間違ってるよ・・・ ’
と、小さな声で市長さん。(笑)
証拠写真!
まあそんなドジもいい思い出になるでしょう。 ハハハ
市役所を出ると、でましたライスシャワー!!
これが結構皆様強く投げたりするもので、痛いんですね・・・
そして帰ってドレスに着替えようと着物を脱ぐと、ザザザぁ~ っとお米がいろいろなところからなだれ落ち、床はお米でいっぱい。
皆さんが家のお庭でアぺリティボをしている間にドレスに着替え、それからみんなでレストランに移動。
レストランは、お肉やお野菜果物はもちろん、パンや小麦粉まで生産者の顔が見えるところを選び、皆様にも喜んで頂けたようで何よりでした。
さて、ここでもまたあることをやらかしてしまったのです・・・
席につき一安心していたので、あ~ 一杯食べれる~ と思っていたとき、ふと友達が、
あぁ!!! ブーケ!!!
と、叫ぶのです。
ん? ブーケ??
あぁっ!!! (私)
はい・・・ 何とも、ブーケを忘れた花嫁なのでした。(笑)
もう自分でもブーケを忘れた花嫁なんて! と信じられませんが、昔から大事な時に一番必要なものを忘れるたちで・・・
小学校の時にランドセルを家に忘れて登校したり、学校にランドセルを忘れてきたりなんてことも。。
ま、まあ、やらかしてしまったことは仕方ないので、気を取り直しておいしい料理を堪能しました。
式が終わり、ホッとしている気持ちもありますが、何より日本から来てくれた皆さんや、日本から祝福の気持ちを送ってくれた方々、そして式に参列してくださった方々に感謝の気持ちで一杯です。
式の3日前に家族、そして友人が到着し一緒に過ごしたこともあり、式前後の日々は感謝と感動で胸が一杯でした。
そして、兄が式の間イタリア語で ’ 新郎新婦に一言お願いします ’ と書いた大きな紙とビデオを持ち、来てくださった方々みんなのところを周ってくれたことも嬉しく。
式自体、何の型もなく、進行役もないものでしたが、本当に皆様に作り上げて頂いた、という嬉しい式の形となりました。
私たち二人はまだまだ結婚したという実感がないのですが、今後も皆さんへの感謝の気持ちを忘れずに二人仲良くやっていきたいと思っています。
ちなみにこちらは、Bombonieraに用意した、ハチミツ。
本当は自分たちで作っているハチミツを入れたかったのですが、まだ量がそこまであるわけではないので、田舎の方にあるおいしい養蜂場で頼み、瓶に積めてもらいました。
そして、この鳥かごのようなものが、正に私たちのウェルカムボード。
日本から友達がわざわざ用意して送ってくれたものです。
こんな風に遠い日本から想ってくれる気持ちを感じられてとても感動しました。
中にはブリザードの薔薇が入っていてとてもかわいらしい♪
もちろん、式の後も棚に飾っておきます。
2009年10月30日金曜日
2009年10月20日火曜日
ついに明日。
先日、友達の子供ガイアのBattesimo(洗礼式)に行って来ました。
カトリックの教えでは、人は生まれた時から罪を背負っており、洗礼によって清められ、新しい生命の誕生とみなされるようで、この洗礼の際の水は、清める為でもあり、さらに、新たな命を吹き込む為でもあるそうです。
正直、もういらな~い!! なんて思ったこともありますが、でも出来上がってみると全て自分たちで選んだものなので喜びも一入だったりするもので。
このキッチンを初めて使うのは、明日、私の家族と。
そうです。
明日ついに日本から家族と友達が到着します。
母から教えてもらった干し柿、見たら喜んでもらえるかな。
何だか今日はソワソワして落ち着きません。
美味しいものを一杯食べて、いい思い出を作っていってもらうことが私にとっても何より嬉しいので、短いですがガイド役も頑張りますっ。
場所は町の古いとてもきれいな教会。
この日は4人の子供たちが洗礼を受けるために集まっていました。
カトリックの教えでは、人は生まれた時から罪を背負っており、洗礼によって清められ、新しい生命の誕生とみなされるようで、この洗礼の際の水は、清める為でもあり、さらに、新たな命を吹き込む為でもあるそうです。
頭に水をかけられたガイヤはキョトンとして、何が起こったのかしら? と言った感じ。
とてもおりこうさん。
真っ白な洋服に包まれた子供たちは本当に天使そのもの。
私はカトリックでもなく洗礼式を見るのは初めてでしたが、こういった神聖な儀式はとても新鮮でした。
それにしても、ここ数日、本当に嵐のように毎日が過ぎていく・・・
結婚式を4日後に控えていても、自分のお手入れをしている暇がない。。
というのも、家のリフォームが重なっていたり、日本から来てくれる家族や友達の為に彼の実家の準備をしたり掃除をしたりで、毎日夜中過ぎに家に着き、そのままベッドにバタっという日が続いていました。
メインのリフォームというのが、田舎の家に私たちの新しいキッチンを入れること。
あら~、 家ってこんな風にできてるのね~と行程を見ていて納得。
まず最初に壁を壊し、新しいキッチンに合う位置に水道、電気、ガスを設置します。
この時にはMuratore(壁職人)が活躍。
そしてその後、新たに壁を作り、私たちが選んだタイルを貼っていきます。
この時点ではまだ全然想像ができません。。
そして最後にオーダーしてあったキッチンが届き、丸一日かけて設置してもらい、最後に水道、ガスを通して完成!
正直、もういらな~い!! なんて思ったこともありますが、でも出来上がってみると全て自分たちで選んだものなので喜びも一入だったりするもので。
このキッチンを初めて使うのは、明日、私の家族と。
そうです。
明日ついに日本から家族と友達が到着します。
母から教えてもらった干し柿、見たら喜んでもらえるかな。
何だか今日はソワソワして落ち着きません。
美味しいものを一杯食べて、いい思い出を作っていってもらうことが私にとっても何より嬉しいので、短いですがガイド役も頑張りますっ。
2009年10月11日日曜日
干し柿作り。
朝起きて窓を開ければ、
秋晴れのきれいな空が広がっていました。
夏のパキッと真っ青な空もいいけど、秋の優しい空も好き。
久しぶりに空をゆっくり眺めた気がするなあ。
今までも私達が行く時に滞在していた田舎の家の中にあるアパートの部屋を、このところ色々とリフォーム中なので、私もちょっとくらいはお手伝い、と思い、またもや家具職人をしてきました。
前回はアンモニアできれいに木の部分を掃除したので今回はその部分にワックスをかけます。
きちんとこうやってお手入れをしてあげると新品みたいにきれいな艶がでて嬉しくなります。
猫ちゃんは相変わらず気の向くまま。
何を考えてるの?
(よくこうやって一点を見つめているけど、しっぽや耳があっちこっちに動いていて面白い。。)
ミャ~ と猫声で呼んでみると・・・
何だ? 誰?
と私の方を振り返り、
スリスリしにやってきた~。
一緒に遊んでいるとかわいくてつい時間を忘れてしまいます。
さて、ついに、今年の春くらいから企んでいたあることが始められる季節になりました!
柿が木に一杯なり、まだまだ渋いけれど大分色づいてきたので、
干し柿作りに挑戦しました!
干し柿大好き! な私ですが、自分で作ろうとは全く思ったことはありませんでした。
でも今年日本に帰ったときに母が作っているのを食べたらとっても美味しい!
しかも作り方を聞くととても簡単。
彼の実家には柿の木が何本もあるものの、ほとんど食べられずに、あ~ きれいな色ねえ、と観賞用に終わっていくらしい。。
そんな、も、もったいなすぎる。。
ということで・・・
ちょっとしたお試し。
もしこれが成功したら、い~っぱいの干し柿ができるんだろうな~、と思うと出来上がる約一ヵ月後が待ち遠しくて仕方ありません。
2009年10月7日水曜日
サプライズ、そして新たなスタート。
こんにちは。
日本は台風がどうとかという話を最近聞きますが、もうそんな季節なんですね。
トリノは相変わらず寒いのか温かいのかどっちつかずで何を着ていいのか分からない気候が続きます。
そんな中、昨日、30回目の誕生日を迎えました。
始まりは一日のフライングで。
一日前に友達とランチをしたときに、とっても素敵な薔薇のお花を頂きました~。
その心遣いがとっても嬉しい!
ところが私はというと、前日に母と電話で話し、
’ 明日だね~ ’ (母)
’ え? 何が?? (私)
といった感じで、あまりの最近の忙しさで誕生日ということもうっかり忘れかけているくらい時間があっという間に過ぎていました。
そんな状態でもあったので、彼もこれは絶対忘れているなあ、今年は自分で美味しいドルチェでも買ってお祝いしようかなあ、なんて思っていたのでした。
ところが、前日になり、彼のご両親から電話があり一緒にお祝いしてくださるとのこと♪
あ~、 覚えてくれていて嬉しい! としみじみしながら昨日の朝を迎えました。
と、ところが・・・
朝起きてみると体調が珍しくどうも優れない・・・
しかし仕事があるのでいかねばならぬ。。
行ったはいいものの熱は出るし頭は働かず体がだるく、あ~ なんて最悪な30代のスタートだ~ とかなり悲観的。。
でも何とか仕事を終え、せっかくお祝いしてくださるということなので薬を飲んで少しだけ体を休め、彼の実家に行って美味しいご飯を頂いてきました。
彼からのプレゼントは、ココ最近とにかく忙しく、夜中近くまで働く日が続いている様子を見ているので全く期待をしておらず。
前日に、
’ ごめん~、 何も用意できていない!
そうだ! いいプレゼントを思いついた!
一緒にプールに行こう!! ’ (彼)
’ う・・・ ありがとう。。。
でも、それってプレゼントではないような。。 ’ (私)
というような会話があったくらいなので・・・(笑)
ただ、実家に行くために彼のお兄さんと一緒に車で彼を迎えに行くときに、何でこの人はこんなとこから現れるんだ? というところから現れたり、食事から家に帰ってきてから何だかソワソワしてるな、と思ったら・・・
食事から家に帰りシャワーを浴びて部屋に出てくるとテーブルの上に
わ~!!! パスタマシーンだ~~!!!(大興奮)
これがあれば念願の手作りパスタができるぅ~!!!
どうやら最初は、私が兼ねてから欲しかった銅製の鍋を考えていたようなのですが上手く見つけることができず、パスタマシンとなったようです。
ところが、サプライズはここで終わりませんでした。
あ~ 嬉しい嬉しい、 どうもありがとう! と思いつつベッドの中に入ると、 グシャっ という音が。
何だ何だ? と布団の中を探ってみると・・・
ジュエリーのプレゼントが。
彼はジュエリーのプレゼントというと、本当に特別な時しか買ってはくれません。
今回は、ブレスレットとピアス。
ピ、ピアス??
プレゼントを見たとたん、感動で嬉涙が溢れるのと同時に、一人で笑いが止まりませんでした。。
というのも私、ピアスの穴をあけていないのです。。
今まで何度かあけようと思ったことがあるのですが、夏場のジメジメした季節だったりプールに通っている時だったりして機を逃していました。
彼は一応知っていてプレゼントしてくれたようなのですが、これを機に穴をあけてみようかな。
サプライズ好きな彼。
私がよく見破ってしまったりして彼がっかり、なんてこともしょっちゅうあるのですが(汗)、今回はまんまと大サプライズでした。
そして、みなさんから頂いたメッセージやプレゼントで心がとてもぬくぬくとし、感謝の気持ちで一杯の一日となりました。
2009年10月4日日曜日
ついに始まった。
待ちに待った、Apicultura(養蜂)の授業が始まりました。
毎週土曜日、朝9時~12時まで!
ここの所寝不足や疲れがたまり、土曜日にまでもこんな朝早くから・・・ といった感じでもありましたが、知識を広げるために必要なことでもあるので眠い目をこすって行ってきました。
授業は講義8回(二ヶ月)、実技4回で、Parco la Mandria というとても雄大な公園
の中にあるお城で行われ、何と無料なのです。
無料と聞いて、どんな授業か怪しいなあ(←失礼)などと勘ぐっていたりもしましたが、いざ行ってみるととてもしっかりとしたもので、毎回専門の大学教授や研究員の方々がいらして養蜂についてあらゆる方面から説明をしてくれます。
昨日の第一回目は、蜂の生態について。
これが面白い。
毎日遅くまで仕事で寝不足な彼はたまに居眠りで頭をフラフラさせながら聞いていましたが、そんな彼をたまにつつきながら私は授業に集中。
蜂達がどのように育っていくか、どのような役割分担があるか、蜂に刺された時は急所を押さえたり強く押したりすると蜂が押し出した量以上の毒を更に出してしまう、ということや。。
知っていながらあやふやだったことも頭の中で整理がついたり、新たな発見も沢山ありました。
蜂ってほんとすごい。。
ないものは全て自分で作ってしまう。
知れば知るほど楽しくなってきます。
冬の間は蜂さん達はエネルギーをなるべく使わないように巣の中で皆寄せ合って静かにしているため私達がすることはほとんどないので、その間に更に知識をつけ、来年に備えたいと思います。
さて、今週末も田舎の家に行っていましたが、着いてみてびっくり。
お花がずら~~り!
こんなにたくさ~ん!
至るところに。
植えようと彼のお父さんがまたまた式のために用意をしてくれていたようです。
う~、 感動!
それにお庭がリニューアルされたような感じで見ていてもとても美しい。
ネコちゃんも喜んでお花にスリスリ。
今はまだ鉢に入っているお花がきちんと植えられたらもっときれいなんだろうな~。
ここ数日はとてもいいお天気が続いていて、約20日後の式もこんな風に晴れてくれたらいいな、と思いますが、10月末ともなると大分寒くなっているのでしょう。
今日は大好きな友達の結婚式。
晴れた空を見ながら、彼女のきれいなドレス姿を想像したりしていた午後でした。
2009年10月2日金曜日
三年生の始まり。
今日は大学三年生の最初の授業がありました。
三年生、進級おめでとう!
などと言われても、どちらかというとこちらの大学では、進級は否応なくしてしまうもので、その進級と
いうものは日本のそれとは違い、進級したからと言ってその学年のうちに終えなくてはいけない試験が全て終わった、ということでは全くない。。
どれだけの試験を受け、どれだけの単位を持っているかというのは全て学生によって全く変わってくる。
それでもやっぱり学年最初の授業というのは新鮮でちょっとしたドキドキ感と楽しみがある。
と同時に、あっ そうだった・・・ と、夏休みの間に忘れかけていたこちらの大学内でのいつもの混乱や手際の悪さをじわじわと、というよりは今日で一気に思い出した。
昨日は私にとって大事なイタリア語の初の授業があったけれど仕事で行けなかったので、二回目の授業のはずである今朝のイタリア語の授業に行ってみると。
誰もいない・・・
もうこういうことにも慣れてしまっているので(笑)、早々と昨日の授業に参加をしたと思っていた友達に電話をしてみると、 もしもし・・・? と 何だか寝ぼけ声。
最初の授業というのはいつも裏切られることが多いけれど、今回もやっぱり。
昨日授業に行ったという友達も、教授が来なかったから、今日も来ないだろうと思ったとのこと。
はい、実際来ませんでした。
仕方ない、と家に帰り、2時からの授業は少し遠い教室だから早めに出ないとなあ、なんて思っていると友達から電話が。
’ 教室が変わったって張り紙がしてあったよ。 だからあっちに行っちゃだめよ! ’
ふ~ 教えてくれてありがとう!
こんなこともしょっちゅう。
そして移動された教室の方に友達が先にいるということだったので早めに行き、教室がまだ閉まっていたので少しだけ外に出てまた戻ってみると、なんと教室がいつの間にか開いていて、歩くスペースもないくらいの生徒で埋まってるではないか!!
こんなことなら外になんて行かなければよかった~! なんていっても後の祭り。。
仕方ない、と窓の縁に腰をかけて授業を聞きましたがお尻が痛い!!
しかも足元にも他の生徒が座っているのでかなり窮屈な姿勢。
教室の中も床の上も教授の真横もドアの入り口も階段一段一段も、生徒で埋め尽くされてる!
しかも教授も汗だくになりながら、ドアの付近は万が一の際の非難路のためあけなさ~い!! と言っているし。。
じゃああのドア際の生徒はどこに行けばいいんだろう? どこにも入る隙がない。。
こんなのありえな~い!!
と、一瞬思いましたが、そういえば去年も最初の授業はいつもそうだったかも・・・ と思い出し、嫌なことは意外とすぐに忘れてしまうんだなあ、なんて思ったり。
最初はこんなに溢れんばかりの生徒数だったのが授業も何度か進んでいくうちに、余裕で座れるようになっているものなのですが。。
今年は今まで後回しにしてきた難しい試験を受けないとなあ、と思っているので、時間割を考えるだけで頭が痛いなあ。
でも、最後にあの爽快感がまた待っているのかな、と思うと、よし、やるか! という気になります。
ただ、これでもか! というくらい今しか出来ないこと、今やらなくてはいけないことに今は追われているので少し不安ですが。。。
ふ~
そんな時はやっぱり。
ヤギ君たち。。
ヤギ君たちの草に埋もれて美味しそうに食べている姿を見ていると癒されます。
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