2010年2月27日土曜日

雛菓子。

空港に知り合いの方をお迎えに先日行ったときのこと。



ゴーン
! という音がしたので振り返ってみると夫が駐車場の入り口の上から勢いよく降りてきた遮断機に見事に頭を叩かれていました。


あれはかな痛そうだった・・・


思えば昔も似たようなことがあった。


まだ友達時代でフランスにいた頃。

たまたまプールで泳いでいる彼を見つけたはいいものの、背泳ぎしていた彼はどんどん反対コースに行き、つまり逆走をし、しまいには反対から来るおじいさんと見事に頭をゴンッとぶつけていたっけ。


笑っちゃいけないと思いながらもあまりこういう光景も見ないので思い出すとついプッと笑ってしまいます。





日本への一時帰国から帰ってきた知り合いの方からこんな素敵なお土産を頂きました♪
























開けるとこんなにかわいらしいお菓子たちが。






















こういった目にも美味しい繊細なお菓子は日本独特ですね。




今週から大学後期の授業が始まりました。

現在受けている授業の中で、外国人向けイタリア語(3年生)があります。

この授業は私達の学部は1年生から3年生まで必須です。
私は言語・文学学部に属しているのですが、外国人であるため必須である2ヶ国語のうち、1言語は外国人向けイタリア語を選択できるのです。

ところが去年から不穏な空気が漂っていました。

大学が経済的理由から少しづつ授業を削らなくてはいけない状況になり、そこで削られる対象となったのがこの外国人向けの授業。


実はこれは私が2年目にも同じことが起こっていたのですが、何とか私達のイタリア語の教授が交渉してそういった状況になるのは免れました。


しかし、今年も更に大学は方針を変えずこの外国人向けイタリア語授業を削る、と決定し、今回ばかりは教授の交渉も聞き入れてもらえなかったのですが、それでも教授は何とか私達のクラスを三年生まで教え卒業させてあげたい、という思いが強く、無報酬で私達に授業をしてくれることとなりました。



もしこの教授が授業をしてくださらなかったとしたら、私達はその穴を埋めるために他の言語を取るか、もしくは大学が私達向けの授業を特別に用意してくれるのを待つという、途方にくれる状態となったはず。



教授も言っていましたが、今外国人が増えている状況で教育機関でその授業がなくなるというのは何とも矛盾している、と。


とりあえず、今のところは私達の代が最後になりそうですが、でも数年後にまた大学が必要に迫られ授業を再開しているのではないか、とも思えるのですが・・・


何より、この様にご好意で授業をしてくださる教授には感謝の気持ちでいっぱいです。
3年生の授業は一気にレベルが上がり人数もかなり少数になったので、クラスでも一番レベルが低いと思われる私はいつも必死ですが、貴重な最後のイタリア語の授業、学べるだけ学びたいとおもいます。


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2010年2月23日火曜日

春の陽気。

やっとここ数日、春の陽気を肌で感じられるようになってきました。




























今年の冬は特に寒かったので春の訪れを感じる喜びも倍増です。




今週は都合により田舎の家に寝泊りしています。
といっても朝は夫と一緒に車でトリノ市内に来て大学の授業に行くので本当に寝泊りだけ。



田舎の早朝の景色はやっぱりきれい。





























朝起きて窓の外を見ると赤くもやがかかったとても幻想的な空が目に飛び込んできます。































朝7時半頃の景色。
街が霧に埋もれています。


しかし、田舎の家に泊まるのが久しぶりだとはいえ忘れていたことが一つ。


市内よりも特に朝晩はかなり冷え込むということ。

夜ベッドに入るとシーツが冷たーくなっています。


は~、そうだった。。
温かめのパジャマを持ってこなければいけなかった。


でも、今回久しぶりに田舎の家に滞在して、ふと日本の冬を思い出しました。

似てるな、と。



というのも、トリノ市内の家はアパートで建物全体で暖房を調節しているので朝起きても夜寝るときもお昼間も家のどこに行ってもちょうどいい温度。


しかし、田舎の家はそうはいかない。。


建物内全ての暖房をつけてしまうとものすごい暖房費になってしまうので、つけるのは自分達がいる場所のみ。

そして朝起きると暖房をつけたままでいても外気温が低いということもあり、部屋の中は寒い。



日本の冬も同じで、朝起きたら部屋内は寒い空気が漂っているので、布団から出たくないなーなんて思いながら、でも頭はすっきりしているから勢い良く飛び出してストーブの前を陣取っていました。


以前にも書きましたが、イタリアに来てからというもの冬の朝が全く起きられなくなってしまったのです。
それは、日本の布団から出たくない!という起きられないではなく、頭が全然起きてくれようとしないのです。


子供の頃から朝は強いほうで逆に遅くまでは眠れない方だったのに全くこれはどうしたものか、と思っていましたが、今回田舎の家で朝を迎え、あ~ そういうことだったのかな、と気づいたのです。


トリノ市内のアパートでは朝起きても暖房が全体に効いていてお部屋の中は温かいため、頭がパキッと起きてくれない。

しかし日本の家は朝起きると部屋の中は寒いので体は布団から外に出たくなくても頭はパキッと冴えている。
(少なくとも私の場合はそうでした。)


ということだったのかな? と勝手に納得していました。



田舎の家の冬の朝晩はかなり冷え込むのでつらくもありますが、でも、朝目を覚ましすぐに暖を取る、という日本の冬を思い出し、とても懐かしくなりました。



でもそんな冬ももう終わりに近づき、春が顔を出し始めていますね。



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2010年2月17日水曜日

おばあちゃんの一日。

今日もブルブルと震える寒さでした。



今日から夫はジム通い。

やっとのことです。

思えば一年以上前から行かなくては~と言っていてズルズルズルズル・・・

今回行くことの一番大きな後押しとなったのが一緒にする日本帰国とその目的の私の兄の結婚式への出席。


自分の結婚式のためには頑張らなかったけどHittoのお兄ちゃんの結婚式出席のために頑張るぞ~と張り切っています(笑)

効果はこうご期待。





私は先日、なんとおばあちゃんに扮して子供の幼稚園の発表会に行ってきました~。


というのは・・・


どうやらその幼稚園ではご両親が入ることが出来ないおじいちゃんおばあちゃん向けの幼稚園児の発表会があるそうなのです。


そこで、ママであるお友達にもし良ければ、というお話を頂いたので張り切ってちびっ子たちの見学に行ってきました。

これがもうかわいいのなんのって。






















隣にいたおばあちゃんなんて孫のかわいい晴れ舞台を見て目に涙を一杯ためていらっしゃいました。

そしてとっても嬉しかったのが発表会が終わった後、お友達の子がパタパタ~と私ともう一人一緒に観に来ていたお友達のところに寄ってきてくれたこと。



久しぶりに会ったので覚えてていてくれたかな~と不安だったのですが覚えていてくれたようです!
もうこの日は癒されまくって帰ってきました。

子供の癒しパワーってすごい。。



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2010年2月15日月曜日

まだまだ雪です。

大分久しぶりの更新になります。





























もう2月も中旬だというのに、昨日また結構な雪が降りました。





























久しぶりに田舎の家に行ったら雪、雪、雪・・・




























窓からの眺めも寒々しい。































でも、トリノ市内だと雪が降ると道が汚れて歩きづらいなあ、といった感じだけれど田舎はまだ誰にも足を踏み入れられていないフカフカな真っ白の雪が一面に広がるのでとてもきれいだったりもします。




























こんなに寒いのでまだまだ暖炉は欠かせません。




























暖炉のこの火って見ているだけで何だかホッとする。























でも、やっぱり見るたびにいつも焼き芋をしたくなってしまいます。
ちなみにこちらでは焼き芋、したことがありません。。
イタリアでは一応 Patate dolce(甘い芋) というのも売っていますが、味はどちらかというとサツマイモよりもジャガイモに近く、日本のサツマイモのようにお菓子にできる感じではないのです。 ざんねん・・・



ここのところ、ポレンタ(とうもろこし粉を熱湯で溶いたもの)ばかり食べていますが、昨日ポレンタを作りながら大やけどを負いました。 (←ちょっと大げさ)

熱湯にとうもろこし粉を入れて火にかけながら混ぜるのですが、出来上がり直前はかなり硬い状態になってくるので中からプクプクッと空気が湧き出してくるとポレンタが跳ね上がるのなんのって・・・

その跳ね上がったポレンタが手首に当たっただけで結構なやけどになりました。
ちょっとポレンタ恐怖症です。。

でもお肉の煮込みとかと合わせて食べるとやっぱり美味しいんですよね。



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2010年2月2日火曜日

肌はあなたの内臓そのものよ。

先日、トリノ・レージョ劇場のコンサートチケットを頂いたので行ってきました。

今回の題目は、セルゲイ・ラフマニノフのピアノ協奏曲第三番、そしてセルゲイ・プロコフィエフの交響曲第三番。






















ラフマニノフの方のピアノ演奏がとても素晴らしく集中して見入っていたのですが、やはり他の皆さんも同じように感じたようで演奏が終わった時は場内から大きな歓声が沸いていました。


せっかく劇場が近くにあるので、バレエやオペラも見に行きたいのだけれど、予約をかなり早めにしないと席が取れないらしいのです。

今年は一度いけるといいなあ。






話は飛びますが、最近、 ’ 健康な食事 ’ ということについてよく考えています。


というのも、一日中仕事でPC前にいる夫が先日実家で、

 ’ 仕事で座りっぱなしの姿勢ということもあるけど、
   そんなに食べるわけではないのに体重が全然減ってくれない ’



と、義父に相談をしており、すると義父は、



 ’ う~ん、それは食べるものに問題があるんじゃないかな。 ’



と。



へ??


 ということは確実に私のせいだ! 


と焦った私は、日ごろの食生活を見直してみることにしました。



確かに、体は食べるものから作られている。
つまり、食べるものによって体調も体型もお肌も確実に変るはずですよね。

そんなことを考えていたら、去年友達が送ってくれたある本(各ページに友達のコメント付)を思い出したので再度読み返してみることにしました。


その本とは、

 ’ 世界一の美女になるダイエット ’ (エリカ・アンギャル)

日本ではこのエリカ先生、テレビに出演をしたりして有名のようですね。


この本は美女になるために、というお題で女性向に書いてあるのですが、結局目的としているのは内側から美しくなりましょう、ということなので同じ人間である男性にも言えることでしょう。


この本の中には様々な格言が書いてあるのですが、たとえば


いい消化は美人の絶対条件
栄養、カロリーは’とる’ことに主眼をおきがちで、栄養を ’ 吸収し ’ ’ 出す(排出する)’ ことがついなおざりになっているような気がします。 
  ・ゆっくりと食べる。よく噛んでいただく。
  ・食べながら水をとらない。
  ・朝は王様の様に食べ、昼はプリンスのように食べ、
   夜は貧者のように食べる。

  ・ストレスや怒りを感じているときはあまり食べない。

 こうやって見ると、食べ方だけでもすぐに気をつけられる点は
 大いにあります。
 夜が王様になりがちなときがあるので気をつけなくては。(汗)

ほかには・・・



冷えた女性に美女はいないわね。

 たしかにこれは言える。。
 我が家では毎朝生姜紅茶を飲むようにしています。
 私が末端冷え性なので。。。


今口にしたものが10年後のあなたを決める。
今から食習慣を変えれば、身体はこたえてくれます。未精製の炭水化物と野菜、良質な油、たんぱく質をしっかりとる、この基本を続けているだけで、身体はみずみずしいまま、美しく年を重ねていきます。いいことも悪いことも、口から身体に取り入れたものはゆっくりと確実に結果が表れてくるのです。

 全ては積み重ねなんですね。 確かに、今の自分は今まで
 口にしてきたものが積み重なって出来上がったものなのでしょうから。



最強のコスメはテーブルの上にあるわ。
何を食べているかで、あなたがどんな身体になるかが決まります。基本の栄養素が満たされていて初めて、やせやすい体、美しい肌、やる気に満ちた心を手に入れることができるのです。

 
買い物で迷ったら美人効果の高いトマトとベリーを。
トマトは切るだけで食べられて、抗酸化物質がたっぷり。


そして、ドキッとしたのが、

肌はあなたの内臓そのものよ。
肌は身体を包む単なるラッピングのようなものではなく、内臓の鏡です。肌にでてくることは身体の中で起こっていることなのです。 基礎化粧品でのお手入れは、死んでいる一番上の細胞にしかほとんど届いていません。本当に肌をきれいにしたければ、真皮膚からのケアが必要で、食べ物から栄養をとるしかないのです。



一部しかご紹介していませんが、他にも色々なことが書いてあり、この本を読見直す度に気持ちが引き締まります。


10年後、20年後のことなんて、と目をつぶらず、きちんと先々のことも考えて身体作りをしていきたいものです。



エリカ先生によると、

 ’ 食べ物を味方につければ、誰でも今より美しくなれるのです。 ’


らしいので。






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