2011年9月21日水曜日

フランス語 結果発表。

とても久しぶりの更新となってしまいました。

普通に毎日夕方17時か18時頃には家にいるのですが、ここ最近は何かとバタバタしていました。

トリノはすっかり秋模様。
朝8時前頃に家を出るとブルブルと結構冷えています。


少し前の記事に書いた枝豆、やっと食べられそうな大きさになったので少しだけ摘んで、朝からほっくほくの枝豆を食べて幸せ~♪






















日本にいたときは枝豆なんて普通だったのに、こちらにいるととても貴重なものに思えます。



今日は、9月頭に受けた大学のフランス語最終年の試験結果の発表日でした。

ここのところ、その他のことに色々と集中をしていて試験結果のことはあまり考えていなかった、いや、あえて考えないようにしていたのですが、今日はさすがにお昼頃からドキドキドキドキ(結果は夕方に出るといわれていた)。

仕事の後、所要を済ませて大学までバスで移動。
ドキドキドキドキ。

それが、結果が張り出されている建物に入るなり、ドキドキがなんだかずっしりと重いものに変わり、張り出してある5階までの階段の道のりはとても重い足取りでよろよろと上っていきました。


すでに落とされている経験があるだけにそのショックは見覚えがあるので、今回もだめだろう・・・ と前のショックを思い出し、またあれを味わうのか、と思うとさらに気が重くなり、落ちていたらどうやって自分を励まそう、と階段を上りながら真剣に考えてみたり。

ちなみに今日に限って夫は出張でローマに行っているので愚痴も聞いてもらえない! なんて思いながら。


そんなことをぐるぐる頭の中で考えながら、気づけば5階に着き、着いたからには見ねばならぬ。

恐る恐る掲示板に近づいて、三年生結果表を探して見てみると・・・



・・・・・・








う、  うかってた~!!! (涙)


それに、前よりも(一点足りずに不合格)それぞれの教科が点数も上がっていた!


嬉しすぎて、まだ全く実感がわきません。
絶対後で本当に受かっていたか不安になると思い、きちんと掲示板の点数部分の写真も撮ってきました(笑)

思えば、元々フランス語が好きで、短期留学経験があったからこちらの大学入学時に選んだフランス語。

フランス語を大学で勉強できるなんて嬉しいな、なんて思っていたけどフタをあけてみれば、それはタイヘン。

求められるレベルに満たなければバシバシと半分以上の受験者が落とされるような試験が三年間続きました。

二年生のときになかなか書き取りの試験に受からず涙し、本気で言語を変えようかと考えたときもありました。


クラスの中にはいつもアジア人は私のみなので、言語が似ているイタリア人と比べるとやはりスタート地点が全く異なり、自分は母国語が全然違う言語なんだからしょうがない、と言い聞かせてみても、やっぱり悔しい、悲しい思いは沢山しました。


でも、クラスで勉強を一緒に頑張れる同士に出会え、そしてこの人についていけば大丈夫、と思える先生にも出会え、皆さんのお陰で途中で放りださずにここまで来ることができました。


普通に考えれば大学のただの1試験なのかもしれませんが、私にとっては少し遅れて長い時間をかけてでも乗り越えられたことが何よりも嬉しく、やっと、終わった・・・ といった感じです。


長い長いトンネルからやっと抜け出せました。



大学卒業まであと1試験!

仕事がしばらく忙しくなりそうなので11月のセッションで受けられるかどうか、といった感じですが、最後の試験はフランス文学で好きな分野なので、楽しみながらできる範囲で頑張ってみようと思います。


ちなみに、ローマにいる夫に電話で報告をしたら、ちょっと涙声になって喜んでくれていました。
いつも勉強を助けてくれていた夫に心から感謝です♪



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2011年9月2日金曜日

秋の香り。

少し前まであんなに暑くて大変だったのに何だかここのところ急に涼しくなり、アレ? もう秋? と少し拍子抜けな感じです。

今年もあっという間の夏だったな。


ところで、実は今私が働いている会社が、親会社によってアメリカのライバル企業に買収されることになったのですが、今社内は社員の心配と不安の渦。

話が持ち上がってからというもの、社員達は何度かデモをしたりしていたのですが、やはり親会社の決断は変わらずこういった結果となってしまいました。

何が悲しいって、元々は小さな研究所から始まった今の会社が研究を重ね社員のお陰で当分野では頂点にまで上りつめたのにも関わらず、親会社の経済的理由によりあっけなくライバル企業に売られ、社員たちの今後は全く保障されていない。

まあ、今の不景気、こういった話は珍しくないとは思うのですが、会社の歴史や社員たちの結束力を知っているだけに胸が痛みます。

私自身は他会社から当会社に派遣されて働いており、12月で当会社での仕事に目処がつきそうだと思っていた矢先のこと。


今日会社で、この一年ちょっとほぼ毎日のように顔を突き合わせて働いてきた私の責任者でもある同僚が私に向かって言いました。


 ’ 今こういった情況だから先のことは何とも言えないけど、少したって会社の構成や仕事内容が

  一気に変わり、君の今までの仕事を評価する材料さえなくなってしまう可能性もあるから
  
  今言っておくね。 

  君の仕事には僕も、他の皆もとても満足しているよ。 よくやってくれた 本当にありがとう。 ’

 
と。


泣けました。


入ったばかりの頃は本当にやっていけるか不安で、でも皆の助けと、何とか少しでも良い結果を出したい、という気持ちでがむしゃらに頑張ってきたこの一年ちょっと。


自分達のことも先はわからないのに、こんなねぎらいの言葉をもらえたことが本当に嬉しかった。




昨日はアメリカから大ボスが来て、会議をしていったらしい。

社員のみんなは、悔しいけどアメリカ人はピシッとしてて、スーツをちゃんと着ていて(イタリア人は結構ラフな格好)格好良くて若かった! なんて冗談を言って笑っていたけど、本当はすごく不安なんだろうな。








さて、話は変わり、石鹸作りのその後について。


以前こちらにも書いた第一弾のオリーブ石鹸の後、再度第二段オリーブ石鹸を作り、そして少し前に第三弾、マルセイユ石鹸を作りました。

第一弾のオリーブ石鹸は型入れ前の混ぜが足りなかったのか型だしに失敗し、何だかぐにゃぐにゃな形に!




























でもまあ固まれば石鹸には変わりないか。



まだまだ使えるまでは一ヶ月近く寝かせないといけません。
第二段のオリーブ石鹸も寝かし中。


そして第三弾のマルセイユ石鹸。

これは少し変化をつけてみようと、精油を入れてみました。
入れた精油はラベンダーとゼラニウム。























これもまだあと三週間くらい寝かせないと使えませんが、こうして置いておくだけでもすごくいい香りが漂います。

使う日が楽しみだなあ。




最近のお気に入りの景色。



























週末に行く田舎の家のキッチンからの眺めで、遠くにち~さ~くある白い点々。

牛さんたちなのです。

遠いので動きも全く見えずみんな止まっているようにしか見えないのですが、朝出てきてお昼引っ込んで夕方また出てくる、というサイクルらしく、なんとなく遠くから彼らを眺めていると癒されるのです。


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