2012年9月30日日曜日

産まれました



 9月23日 3400グラムで産まれました。

切迫早産と診断されたので早く産まれてくるのかなと思いきや、予定日9日過ぎまで音沙汰なし。

でも、産まれる前日の夜、何となく明日かな、という直感がありました。

特におしるしとかがあったわけではないけれど、その晩は夫とビスの散歩を一緒にし、その後ビスを家において家の近くのお気に入りのバールにコーヒーを飲みに行きました。
久しぶりに二人でゆったりと外で過ごした時間。

そして、歩いて帰る途中に見た月がとてもきれいだったのを鮮明に覚えています。

こんな普通な夜ですがとても幸せで、最後にこの時間を娘が与えてくれたのかもしれません。




 出産直後に娘を胸の上にのせてもらったのですが、私は疲労で意識も朦朧としていて(実際この後部屋に戻ってから貧血で倒れる)あまりじっくり見られなかったのですが、立ち会ってくれた夫曰く、産まれた瞬間から目をしっかり開いて私達を見ていたとのこと。

 日がたつに連れて、10ヶ月間、この子と一緒だったんだ、と実感し胸が一杯になります。








今日でやっと一週間。  (上写真は生後4日目)
パパに似ていると言われることとママに似ていると言われること今のとこ半々。
私達当人はどちらに似ているのかあまりわからず、これからの発見が楽しみです。 


生後は新米パパもママも大忙し。
パパは私が想像しなかったくらい娘にメロメロ。



















おっぱい飲ませてねんねさせてまたおっぱい。

そんなシンプルな時間が今は流れています。

寝ている娘を見ながら夫に、この子に私達がしてあげられることって何だろうね、限られてるんだろうな、と言ったところ、

一番大事なことは愛情をたっぷり注いであげること。
 そして、弓と矢の関係のように、弓である私達親は、矢である彼女がしたいと思ったことや夢に向けて飛び立って実現できるように、土台となって支えてあげること。

 と言われ、納得。


産まれてまだ一週間ですが毎日何かしらの発見があって本当に楽しい。
今後の彼女の変化が楽しみです。



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2012年9月20日木曜日

残りの日々

今日で予定日から6日経ってしまいました。

予定日から一週間後に健診の予約があり、まさか行くことはないだろうと思っていたけれどこのまま明日まで何もなければいくことになりそうです。

一昨日、夫と車で出かけた時のこと、車中で急に冷や汗がでるくらいの結構強めの痛みを伴う張りが続いたので急遽病院に行ったのですが、病院に着いた途端おさまってしまいました。
内診をしてもらった結果、子宮頸管もほとんどなく頭もすぐそこなのでいつ産気づいてもおかしくない、と言われはしたのですが。

実際一昨日の夜中、10分間隔で軽い張りが来たのでついに来たかな、と思い一時間ちょっと張りの経過を観察しました。
まだ軽めではあるけれど続いてはいたので、そんな時にすぐに考えたことが、まずは腹ごしらえ!(笑)
前日に美味しいパンとバターを次の日の朝食用に買ってあったので、お産が始まったら食べられない!と思い夜中の4時半にパンにバターを塗って食べて満足して準備万端。

この時激しく後悔したのが、出産時、出産直後用におにぎりを用意していなかったこと・・・
友人から出産後におにぎり食べたくなるよ~と聞いていたので作ろうと思いつつできていなかったのです。

まったく、この時ほど自分の食い地を実感したことはないかも。。

しかし、こんな早朝の朝食やおにぎりの心配などよそに、その後張りはおさまっていったのでした。


少し前は切迫早産で不安になっていたのに、今は予定日を超えてまた違う不安を味わう毎日ですが、今週頭からもう娘が産まれているものだと思い予めお休みを2週間とっていた夫が家にいるので、精神的にとても助けられています。

友達に言われたのですが、最後に旦那さんとの二人でのゆっくりした時間をお腹の子がプレゼントしてくれたんだよ、と。

実際、本当にその通りに思えてきます。

なかなかこんなにゆっくり一緒に過ごすこともできないので、毎日がとても幸せにも感じます。

ただ、そうは言っても今は暖房や新しい家具を購入したりと色々家のことで大忙しな時期でもあります。

中でも暖房は、購入はしたものの壁に穴を開けてチューブを通し、トイレも含む全ての部屋に温風がいきわたるよう簡単な工事をしなくてはいけません。

この仕事の見積もりをしてもらったところ、2600ユーロと言われ、暖房でさえ同じくらいしたのに更に工事費にこの値段を払うのは痛い、ということで、工事も夫ができる範囲内のことだし、この2週間の間に夫がその仕事に取り掛かることになりました。

これで今年の冬はどの部屋も均一に暖かく快適に過ごせるといいのですが。


それ以外に小さなこともちょこちょこあります。

以前まで使っていた寝室を他の部屋に移動して、そこをリビングにしたのですが、部屋のペンキ塗りに始まり家具調整その他諸々。
カーテンも寝室用の分厚いものだったので、先日リビング用カーテンを買ってきました。
ずっとリネンのカーテンがあったらいいな、と思っていたのですが、たまたま好きな感じのリネンのカーテンが割引になっていたので即購入!

あの柔らかいけどちょっと重みがある質感がとても好きで気に入っています。






リネンは手入れが大変ではあるのですが、でもやっぱり好きな生地です。




ビスも早速前を陣取ってくつろいでいます。






ビスの散歩も夫と一緒に行ったり、朝早ければ一人で行ったりしていますが、早朝お天気がいいときは本当にすがすがしい。






フルーツ畑を駆け回るビスは本当に嬉しそう。 そして超高速です。







明日の健診、少しドキドキですが、あとはもうお腹の子のタイミングを待つのみなので、あまり色々考えすぎずリラックスして過ごしたいと思います。


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2012年9月11日火曜日

ラズベリーリーフティー

今日は予定日前最後の健診に行ってきました。

といっても、こちらの予定日前にある検診は問題がなければエコーもしないし内診もしない。
心拍を聞いて血圧と子宮低長を計って体調の話をしておしまいでした。
胎動があって心拍、その他問題がなければ余計な内診はしない、という方針なようです。 
内診ばかりなのも嫌だけど(調子が悪かったときに経験済)、ないならないでやっぱり少し不安になります。

切迫早産を乗り越えて安静生活を解除したらすぐに産まれるのかな、と思っていたら今度は逆になかなか産まれず、予定日3日前の今日の健診も助産婦さんはもう産まれていてこないかもしれない、と思っていたくらいなのに 普通に行って来ました。

赤ちゃんは大分前から先生に内診後すぐに言われるくらいかなり下がっているはずなんですが。

とりあえず健診の結果お腹の赤ちゃんに問題はなしで、ただ一つ言われたことは指輪を外すこと。
万が一急に手術になった時のためにということ。

寝るときもお風呂の時も常にしている結婚指輪。 
それももうすぐ3年で、既に体の一部のようになっていて、外してみると何だか一部がなくなってしまった感じ。
夫も、産まれたら一緒につけよう、と言って一緒に外して今はケースに入れてあるのですが、やっぱり何だか物足りないよう。

きっとこの三年間で築いた夫婦関係も同じなのかな、とふと思いました。
常にいて当たり前、いないことが考えられないな存在であること。
結婚してから一度も外していない指輪を外してみて実感したこと。
でも、当たり前なんてことはなく、常にいてくれることに感謝をしなくてはいけない存在だということ。



さて、話がそれましたが、既に予定日が近づいていることもあり、普段のビス(我が家のわんこ)との散歩と毎日のモップがけに加え、子宮口を柔らかくしお産を軽くする効果があるといわれているラズベリーリーフティーを昨日から飲み始めました。






ラズベリーリーフティは子宮筋の増強や母乳促進にも良く、産後の母体回復にも活躍するようです。
(ただし子宮収縮作用もあるため飲むのは妊娠後期からで、切迫流産や切迫早産の恐れがある人は控えるべきとのこと)
余裕があれば出産の際にも水筒に入れて持っていく予定です。


最近のビスの散歩ですが、少し形態が変わってきました。





朝散歩に行くのは空気も澄んでいていいのですが、私が家にいるのを見るととにかく何度もしつこく散歩をせがんでくるビス。 (本当は甘えて抱っこをしてもらいたいだけなのかもしれないけれど、今のこのお腹ではそれは無理なので・・・)

これは疲れさせるしかない、と思い、以前夫とビスと二人+一匹で散歩に行ったときに夫がしていたことを真似することにしました。

今フルーツ畑には洋ナシやりんごが沢山なっているのですが、りんごの木の下には傷んだりんごが沢山落ちています。

その中でもちょっと硬めのを探し、投げてはビスにもってこさせるの繰り返し。
これが大好きなビスは大喜びなのですが、10回くらい繰り返すとさすがに疲れ、舌を出してゼイゼイ言い、戻ってくるスピードもだんだんゆっくりになってきます。

限界に近づくと、りんごを取りに行ったあと、少し木陰に隠れてあまり私達に見つからないように小休憩をしてから戻ってきたり、投げたりんごがどこに行ったか分からないときは一応探しつつも他のりんごで代用し何食わぬ顔して戻ってきます(笑)
これをすると疲れるからかその後まっすぐ家に帰ってくれてぐっすり寝てくれます。

キッチンで私が料理をしているときはお邪魔虫。







コンロ下にで~んと寝そべって、私がちょっと失礼、とビスをまたいだりよけたりしながら料理しなくちゃいけない始末・・・

子供が産まれたあとも今と同じように接し、赤ちゃんを家族の一員と分からせ仲良くさせたいと思ってはいますが、元来こんなに甘えんぼなビス、一体新しい家族の誕生をどう受け入れて くれるでしょうか。


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2012年9月6日木曜日

Autunno

少し前までうだる暑さが続いていたのに扇風機を買った途端いきなり秋になり、その変化は本当に急で、まるで昨日まで夏だったのなんて忘れてしまうくらい。

それでも今日からどうやらまた少し気温が上がって暑くなるようなので、まだ夏を惜しむ時間を与えてくれそうです。

最近はずっと家にこもっていますが、ビス(我が家のわんこ)のしつこさに負けて毎日2,3度の散歩に行き、合計2時間弱は歩いています。




普通の散歩ならまだしも犬つきでしかもこの辺りは丘なので上ったり下ったりの繰り返し。
お陰でずっとベッドで過ごしていた怠けた体にムチを打たれ、今は筋肉痛がひどく、お産の時にこんな筋肉痛で大丈夫かな、と変な心配をしています。

家にいる時間を利用して先日スタイを作り、





 編み物もいくつか仕上げ、しばらく編み物はお休みしよう、と思っていたところにたまたま毛糸を頂いたので、じゃあせっかくなので、ということでポンチョを作ることにしたのですが、今は9段目。





仕上がりは26段まで行かなくてはいけないので、産まれるまでには終わらないかな、終わるかな、と日々考えながら進めています。

臨月とはこういうものなのか、と今なんとなく分かる気が。

毎日今日か今日かと待ち構えて、それでもお腹の赤ちゃんは私の心がまだ覚悟を決めていないのを見透かしているようになかなか出てきてくれない。

予定日まで10日を切ったので、もうあと2週間後にはお腹の赤ちゃんに会えてるのかな、と思うととても不思議。
今、お腹はとても大きいのだけど、その中にはいつ産まれても大丈夫な赤ん坊がいる、ということが俄かに信じがたいです。

お腹も下がってきて胎動も大分少なくなってきたのでお産が近づいているのを感じつつも、妊婦生活ももうすぐ終わりかと思うと寂しくもありますが、あと少しで実現する赤ちゃんとのご対面を楽しみに残りの日々をリラックスして過ごしたいと思います。

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