普通に毎日夕方17時か18時頃には家にいるのですが、ここ最近は何かとバタバタしていました。
トリノはすっかり秋模様。
朝8時前頃に家を出るとブルブルと結構冷えています。
少し前の記事に書いた枝豆、やっと食べられそうな大きさになったので少しだけ摘んで、朝からほっくほくの枝豆を食べて幸せ~♪
日本にいたときは枝豆なんて普通だったのに、こちらにいるととても貴重なものに思えます。
今日は、9月頭に受けた大学のフランス語最終年の試験結果の発表日でした。
ここのところ、その他のことに色々と集中をしていて試験結果のことはあまり考えていなかった、いや、あえて考えないようにしていたのですが、今日はさすがにお昼頃からドキドキドキドキ(結果は夕方に出るといわれていた)。
仕事の後、所要を済ませて大学までバスで移動。
ドキドキドキドキ。
それが、結果が張り出されている建物に入るなり、ドキドキがなんだかずっしりと重いものに変わり、張り出してある5階までの階段の道のりはとても重い足取りでよろよろと上っていきました。
すでに落とされている経験があるだけにそのショックは見覚えがあるので、今回もだめだろう・・・ と前のショックを思い出し、またあれを味わうのか、と思うとさらに気が重くなり、落ちていたらどうやって自分を励まそう、と階段を上りながら真剣に考えてみたり。
ちなみに今日に限って夫は出張でローマに行っているので愚痴も聞いてもらえない! なんて思いながら。
そんなことをぐるぐる頭の中で考えながら、気づけば5階に着き、着いたからには見ねばならぬ。
恐る恐る掲示板に近づいて、三年生結果表を探して見てみると・・・
・・・・・・
う、 うかってた~!!! (涙)
それに、前よりも(一点足りずに不合格)それぞれの教科が点数も上がっていた!
嬉しすぎて、まだ全く実感がわきません。
絶対後で本当に受かっていたか不安になると思い、きちんと掲示板の点数部分の写真も撮ってきました(笑)
思えば、元々フランス語が好きで、短期留学経験があったからこちらの大学入学時に選んだフランス語。
フランス語を大学で勉強できるなんて嬉しいな、なんて思っていたけどフタをあけてみれば、それはタイヘン。
求められるレベルに満たなければバシバシと半分以上の受験者が落とされるような試験が三年間続きました。
二年生のときになかなか書き取りの試験に受からず涙し、本気で言語を変えようかと考えたときもありました。
クラスの中にはいつもアジア人は私のみなので、言語が似ているイタリア人と比べるとやはりスタート地点が全く異なり、自分は母国語が全然違う言語なんだからしょうがない、と言い聞かせてみても、やっぱり悔しい、悲しい思いは沢山しました。
でも、クラスで勉強を一緒に頑張れる同士に出会え、そしてこの人についていけば大丈夫、と思える先生にも出会え、皆さんのお陰で途中で放りださずにここまで来ることができました。
普通に考えれば大学のただの1試験なのかもしれませんが、私にとっては少し遅れて長い時間をかけてでも乗り越えられたことが何よりも嬉しく、やっと、終わった・・・ といった感じです。
長い長いトンネルからやっと抜け出せました。
大学卒業まであと1試験!
仕事がしばらく忙しくなりそうなので11月のセッションで受けられるかどうか、といった感じですが、最後の試験はフランス文学で好きな分野なので、楽しみながらできる範囲で頑張ってみようと思います。
ちなみに、ローマにいる夫に電話で報告をしたら、ちょっと涙声になって喜んでくれていました。
いつも勉強を助けてくれていた夫に心から感謝です♪