2009年1月23日金曜日

小さなアトリエ。

今日は大好きな手織りのアトリエ、ぺシュカに行ってきました。

ここは、高校から仲良しのじゅんちゃんが2007年にオープンしたアトリエ。
今では新聞や教室で引っ張りだこの彼女。
昔から器用で、色々なものを創作するのが得意だった彼女が開いた念願のアトリエです。

アトリエの雰囲気はちょっぴり北欧に足を踏み入れた感じで、とてもかわいらしいです。


小さな彼女がこんな大きな機械を操って、手に取ると心がゆるっと温まる作品を作ってしまうのです。

























これはネジ巻き時計。 (左のかご)


でも、半日しか動いてくれない時計。
近くにいくと、チックタックチックタック。 でも気付いたら止まっている。
そんなところがとても愛らしい。
(ちなみにこれは確かハンガリーの蚤の市で仕入れたものとか)

今は明日からの展示会の為、彼女以外の作家さんの作品も多く飾られています。
その為、彼女の作品の写真をあまり撮ることができなかった・・・
彼女の作品を見たい方はこちらへ → http://persika.petit.cc/apple1/
彼女のアトリエのブログです。

かわいらしく、温かみのある作品は、きっと彼女だからこそ出てくる味なんだろうな、といつも作品を眺めながら思います。

そして、あれもいいなあ、これもいいなあ、こんなのオーダーしたいなあ、とお店に行くと色々な妄想が膨らみます。

織物の町で織物職人をし、地元を支えている彼女は本当に素敵です。


そう思うと、昔の友達はみんなそれぞれ幸せをつかんで頑張っているなあ、と感慨深くなってしまいます。
昔語りあっていた夢を実現した子もいれば、予想だにつかなかった分野で頑張っている子など。
幸せの形は皆それぞれですが、そんなみんなの姿を見ているととても嬉しく、そして人事ながらも誇らしいなあ、と勝手に思うと同時に、自分も頑張らないとなあ、と良い刺激をうけているこの頃です。
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2009年1月18日日曜日

忘れられない1日。

昨日は、学生時代からの友人の結婚式に行ってきました。
場所が料亭だったので、和の心を大切にする彼女らしい選択だなあ、と思いながら足を踏み入れたのですが、予想以上に素晴らしい式でした。

お料理も彼女達がかなりこだわった、と言うだけあり、それはそれは美味しく、式場も、職人が描いたという天井の下、趣溢れる和室で行われました。




















その中にたたずむ彼女の姿は本当に幸せそうで、色々と悩んでいた時の話も聞いていたりしただけに、そんな幸せな笑顔を見ると涙をこらえるのが大変でした。



















中でも印象的だったのが、最後、新郎新婦が退場するとき、みんなは着席して拍手をしているのに新婦のお父様だけ立ち上がって花嫁である娘をじっと見つめながら大きな拍手をしている姿。

三人姉妹の最後の娘が嫁ぐ姿、やはり感動、寂しさもひとしおなのでしょう。


それにしても、全てを和装で通した彼女は、白無垢も黒引きもとても格好よく着こなしていました。



私は今回振袖を着て行ったのですが、20歳の時に買ってもらった振袖、着るのはこれで2回目。

そしてきっと着収めになるのだろう、と思いながら袖を通したのですが、きちんとクリーニングに出してきれいにしまわれていた着物を見て、色々なことを当たり前のように感じてしまっていた20歳の頃には感じられなかった親の愛情を改めて感じました。


今回の帰国も早折り返し地点。

これからがきっと更にあっという間なんだろうなあ。
実家に戻ったら一杯お菓子を作ってあげようと思っていたのに、作っても意外になかなか減らないので結局作っては一人で食べているような・・・(笑)


先日作ったタルトタタン。

これは母に好評でした。

見た目、何だかあんずパイみたいですが、一応タルトタタンです。(汗)
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2009年1月14日水曜日

日本家屋で創作フレンチ。

友達と国宝の犬山城に行ってきました。

























このお城は、国宝の犬山城、彦根城、姫路城、松本城の中でもっとも古いお城です。

火災で燃えてしまい再建された名古屋城とは違い、このお城は天守閣もほぼ原型を留めているようです

お城からの眺め、とても長閑。


実は今回の本当の目的はお城ではなく、友達お勧めの、登録文化財である日本家屋にある創作フランス料理店、’なり多’ でした♪
門をくぐるとふっと落ち着けるような雰囲気ある景色がお出迎え。
お店の中もとても雰囲気がよく、隅々までお店の方のセンスが光る素敵な空間です。

























料理には有機野菜を使用していて、一品一品がとても美味しいです。



こちらは前菜。



















           絶品のホタテと有機野菜のチャウダースープ。

























 メインのお肉料理。




















黒豆と抹茶のロールケーキとゆずのシャーベット。
この他にお魚料理も頂きました。 


お部屋から見えるお庭の景色も情緒溢れます。

シェフの奥様でこのレストランを切り盛りされていらっしゃる方が各席にご挨拶に来てくださいます。


味はもちろん、お店の方もとても雰囲気がよく、細やかな気配りを感じることができる素敵なレストランでした。

城下町であるこのレストランの周りには趣ある日本家屋が軒並み続きます。

一つだけ心残り、それは、友達が今まで食べたなかで一番おいしかった! という五平餅。
行った日は工事中でお休みだったのです・・・ 残念。
でも、たまのこういうブラッと旅はやっぱりいいですね。
                                                

2009年1月5日月曜日

あんな違い・こんな違い♪

前の日記は彼がトリノから紫キャベツの美味しい食べ方書いてくれたようです。
うちにはよく頂き物の紫キャベツがあるので・・・
日本に来て早1週間。

なんともあっという間な1週間でした。

友達との久しぶりの再会。

前、東京に住んでいたときもそんなことは経験したことがあるけれど、それでもやっぱり距離が違うからか心の高ぶりがすごいのです。


大好きな羽二重の和菓子。

高校時代から今も変わらず一番好きな地元のカフェ。





















そして、名古屋と言えば欠かせない、味噌煮込みうどん♪



















それにしても、日本に帰ってきて、


 ’ えっ 日本ってこうだったっけ?? ’ 


ということがよぉくあります。


というか、私がきっとある感覚を忘れかけてしまっていたのでしょう。


例えばバスや電車での携帯電話使用。

日本では中で携帯を使用することはマナーが悪いけれど、イタリアでは当たり前。

みんな普通に大きな声で電車の中で話しているので、きっとそれに慣れてしまったのか、おっ やばいやばい! と、思ったことも何回か。

気をつけないと・・・


あとは水の違い。

これは大きい!


イタリアでは水が硬くて硬くて、髪の毛がかなり痛んでしまっていた気がするけれど、日本に来て、あれ~? こんなに柔らかかったっけ?? と思うくらい一週間にして髪質が少し変わった気がします。


イタリアの水は、洗濯をしてもかなりバリッとした感じで仕上がり洗濯ノリもいらないくらいなので、そりゃあ髪の毛も変わっちゃいますよね~

初詣も行ってきました。
全てが懐かしく、嬉しい毎日です。
それにしても、日本の今はやりの歌やお笑いが全く分からなくて困ります(笑)

2009年1月4日日曜日

Brassica oleracea ... var. rubra

... insomma il cavolo rosso!

Ma quanto è BUONO!!

Orbene, oggi a pranzo, raffreddato e rattristato dall'infelice condizione di essere umano (???) ho affrontato un invasore del frigo, un nemico, anzi avversario, coriaceo e ostinato: il rosso cavolo!

In passato, lo avevamo aggredito crudo, in insalata. Dura, durissima battaglia!
Poi scotto in acqua bollente... altro triste ricordo.

Infine, oggi, in questo esilio esistenziale (???) ecco la giusta strategia!

Ecco la ricetta di un possibile contorno per pranzi a lunga digestione!
Ingredienti:
  • olio di oliva, ovviamente extravergine etc
  • uno spicchio di aglio
  • qualche acciuga sott'olio
  • il cavolo rosso, possibilmente proveniente dal proprio orticello sotto casa...
  • bicarbonato ...  a fine pasto
  1. Tagliare il cavolo rosso  a fettine (mezza testa 2 porzioni)
  2. Versare olio, abbondante, in padella
  3. Aggiungere aglio (ripulito, e tagliato a pezzettini cosi' da farlo poi sciogliere durante la cottura...)
  4. Aggiungere acciughe (almeno 4 per mezza testa di cavolo) dopo averle tagliate a pezzettini (come sopra...)
  5. Scaldare olio fino a quando non ha preso bene il sapore dell'aglio e delle acciughe
  6. Aggiungere il cavolo tagliato fine
  7. Coprire e lasciare cuocere a fiamma piccola ... per un bel po' di tempo
Non serve aggiungere acqua durante la cottura, ci pensa già il cavolo. Salare leggermente all'inizio... aggiungere dopo metà cottura un cucchiaino di dado in polvere, al posto del sale.

Varianti:
  • provare ad aggiungere un mezzo dito di vino...
  • ad usare il burro al posto dell'olio
Il cavolo cotto in padella serve per contorno.

A fine pranzo... un po' di bicarbonato aiuta!

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2009年1月1日木曜日

美味しいにっぽん。

明けましておめでとうございます♪

一つ前の日記は彼が私が飛行機に乗っている間に書いてくれていたようです(笑)
どうもありがとう。

日本に帰ってきました~。

最初は何だかとても変な感じでした。
何というか、あまりに風景も言葉も色々違い過ぎて空港に着き電車に乗っている時、トリノでの生活が全く違う世界のものに思え、逆に日本にはついちょっと前までいてフラッと出かけて帰ってきたみたいな・・・

飛行機でほとんど寝ることができなくて頭がぼ~っとしていたせいもあるのかな。。。
映画三本くらい見た気がするなあ。

そして帰国後すぐに三重の祖父母の家に行き、お寿司、鯛の煮物、伊勢海老、おぜんざい、私の大好きなものを全部用意しておいてくれて、温かいお風呂にも入り、ふわりふわりと幸せな時を過ごしています。



















祖父母の家の近くには海も山もあり、日本の自然も満喫してきました。



にっぽん、やっぱりすごくいい。

美味しいご飯。
温かいお風呂。
見がいのあるテレビ番組。(イタリアのテレビは全然面白くない!)
そして、大切な人たち。。。

今日は初詣にも行き、明日からは会いたかった人たちにちょっとづつ会えそうです。
それにしても、頭の中が混乱しているのか、みんなと話をしていてもイタリア語と日本語がたまにごちゃまぜ。
気を抜いていると、 シ~ シ~ (Si, si) と答えていたり、従兄弟と話をしているときも、
 ’今、鈴鹿に住んどるんやり? ’ と言いたくて、
 ’鈴鹿に住んどるんやり、 アデッソ ? ’  (アデッソ=Adesso=今)
と、何度も聞き返されても無意識に同じことを言ってしまい、
 ’何言うとるんかわからん。’
と言われる始末でした(笑)
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