2009年12月30日水曜日

トリノ・レージョ劇場

今日はトリノの顔とも言えるトリノ・レージョ劇場にコンサートを聴きに行って参りました。


さすがレージョ劇場。


中に足を踏み入れるとまず真紅のカーペットが目に入り、その奥には預けられた高級そうなコートが並ぶレセプション。



オペラ用のドレスらしきものも展示されています。





























1740年に開場され、その後不運にも起こった1970年代の火事により再建されたとは家、トリネーゼ達にこよなく愛されているのが伝わってきます。






























階段を上り会場に入るとそこも白と赤で統一されたシックな空間。






















天井にはシャンデリア。

コンサートが始まる頃にはほぼ満席になっていたのではないでしょうか。




演奏曲は、ストラヴィンスキーの ’ 火の鳥 ’ 。



























行く度に面白いな、と思うのが、指揮者の方の動きが人それぞれ全く異なるところ。





















今日の指揮者の方は、体中に音楽が流れ込んでいるように音楽と一体となり、曲調によっては飛んだり跳ねたり、滑らかな曲調の時は空をゆるりと飛んでいるかのように指揮をとられていて、曲が終わった頃にはかなりお疲れのようでした。



生演奏を聴く時の、あの胸がふるえる感覚がとても好きです。




さて、話は変わり、先日美味しいスモークサーモンが手に入ったのでこれは、と思いサーモンの押し寿司を作ってみました。




























前回帰国の時に母からこの押し寿司を作る木型をもらってきてから重宝しています。






















何せ巻くより簡単だったりしますからね。





明日は2009年最後の日ですね。

今年の年越しは、友達夫婦の海の家にお邪魔して一緒にカウントダウンになりそうです♪



皆様も、どうぞ良い年をお迎えください。


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2009年12月27日日曜日

マシンと格闘。

ここ数日は雪も溶け、寒さが緩和して数日前が嘘のよう。



























今日なんかは家の中から外を見る限りは、あれ? 春? と思うくらいきれいな青空が澄み渡る気持ちが良い一日でした。





それにしてもクリスマス前後は何かと食事会があったり我が家では登場しないような美味しい頂き物が多い。


’ この時期はダイエットなんてできないわよ~ ’ 



とイタリア人も良く言っているけれどその通り。


しかもこの時期のお食事はいつもに増して豪華で品数も多い為、それが続いたりするとお腹もうぅ~っとなるのです。。



たとえばコレ。






























今の時期にスーパーに行けばメインにバ~んと並んでいる商品、パネットーネ。

これはクリスマスの時期に食べる、中に乾燥フルーツが入ったバターたっぷりの甘い巨大フワフワパン!


これが美味しいし、ブランドによって味も変わってくるので出されたり頂いたりするとつい食べたくなってしまう。

でもこれは脅威のカロリーを持ち合わせるらしい。。
恐ろしくて見ないようにしていますが・・・



こんな食べすぎの日々に追い討ちをかけたのがこのマッシーン。




























はい、ホームベーカリーです。


夫がクリスマスプレゼントに内緒で買おうとしていたらしいのですが、いつもギリギリの彼は24日の夜プレゼントを買おうと思っていた場所に出かけたらお店が既に閉まっていた、というよくある彼のパターン(笑)


諦めた夫は違う物をプレゼントしてくれ、実はホームベーカリーを買おうと思っていたんだ、と悲しそうに話してくれました。



そしてそんな話はすっかり忘れて食事も終え、夫は私達からのプレゼントを渡しに兄の家に行きました。


しばらくして帰ってきた夫は何だかとても大きい箱と一緒。

何、それ??

と聞くと、ニヤニヤ~としながら、あけてみてよ、と。。

何だか重そうな大きな箱を恐る恐る開けていくと、中にはなんと!



夫が諦めたと言っていたホームベーカリーが!!



え?!?! 何で何で!??!


と全く理解ができなかった私をからかうように夫は知らな~いと教えてくれない。。



そこで私の中の可能性としては、

 1、夫がプレゼントを隠すために兄に託して今サプライズで持ってきた。
 2、夫がホームベーカリーを探すように兄に頼んで
   私達へのプレゼントに買ってもらうようにした。


この二つが濃厚。



驚いている私を見て楽しんで中々教えてくれようとしなかった夫がやっと白状したその事実とは・・・






それはただ、義兄は私達がこのマシンを欲しかったなんてことはこれっぽっちも知らずに私達用のプレゼントとして選んでくれた、というシンプルな答えでした。



信じらんな~い!

と二人でかなり長い間興奮していたように思います。。



こんなマシンがやってきたからには早速つくるっきゃない!


と意気揚々とその日に第一弾のパンを作ってみました。


一回目はシンプルな白パンを作ったのですが、これは普通に成功と思われました。

しかし、問題は二回目以降・・・


次の日に二回目、ミルク食パンを作ったのだけれどこれがまずい!

なんで~?! と原因を考えてみたところ、まず間違った粉を使っていたこと(パンを作るには適していないFarina grano tenero tipo 00 を使用してしまった)、そして途中でどこかのボタンを触ってしまい元々あるプログラムと違う方法になってしまったこと、あとは二回目にしてマシンについていたレシピ以外のレシピを生意気に使用したことでしょう。。


そして今日、以前から美味しい手作りパンをよく作ってくれていた夫の叔母夫婦のお家にクリスマス挨拶をしに行く予定だったので、美味しいパンを持っていこう、と第三弾。


生地の発酵までは上手くできたっぽい。

(マシンには中が見える窓がついているので数分毎にへばりついて見ています)






















ところが、焼き時間になって少しすると何だか変な煙がモクモクとでるではありませんか!


これは普通じゃないぞ、とスイッチをオフにし中をのぞいてみると、なんと生地が発酵しすぎてあふれ出し、下の部分に落ちて焦げている!


幸い焼き時間に入ってすぐのことだったのですぐに生地を取り出し形成を自分でし、オーブンで焼きました。


何でマシンなのに上手くいかないの~!? と嘆きましたが、今回の原因は恐らく、ベーキングパウダーを、レシピには乾燥のもの、と書いてあるのに私はフレッシュなものを使ってしまったので、一応乾燥のベーキングパウダーに見合う分量を計算して入れたのですがそれが間違っていたのでしょう。。































でも、急遽オーブンで焼いたので何とか出来上がり、味も叔母夫婦に喜んでもらえるくらいのブリオッシュパンがどうにか出来上がりました。 ふぅ



今日はこのパン膨れすぎ騒ぎにかなり疲れ果てましたが、これに懲りずせっかく頂いたマシン、頑張ってマスターするつもりです♪


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2009年12月23日水曜日

お湯がない生活・・・

久しぶりの更新です。


ここ数日の寒さは本当に身にこたえます。


先日なんかはマイナス11度にもなり、外を歩いていると手足の先が冷たいという感覚を通り過ぎて顔がゆがむくらいの痛さ!





























とにかく全身グルグル巻きにするのですが、それでも寒さは体の芯までジワジワと迫ってくる・・・


少し前から雪も降り始め、町中が雪と霧でまっ白。。




























先日なんかは寒さのせいであまりにつま先が痛くどうしようもなかったので、思い切って雪用の靴を購入。


最初はいらないよ~、と思っていたのですが、夫が私の足先の冷え様を見て強制的に買わされ、実際使ってみるとかなりいい!


通気性もいいから蒸れないし雪の中もズンズン歩けて滑らないし何より足が冷たくないのです。
あ~、いい買い物をした~と久しぶりに思いました。




そして、昨日発生したショッキングな出来事。



それは、お湯が出なくなった!



確かに、最近回りの友達の家でもボイラーが凍ってお湯が出なくなったという話を良く聞いていたし、今現在トリノ中で多くの家庭もお湯が出ない、という状態だと聞いた。



いや~、全く他人事ではありませんでした。


仕事から家に帰って洗いものをしようとお湯の蛇口をひねると・・・・


つめた~い水しかでてこない。。


この時点でとっても嫌な予感。



どれだけ勢い良く長く水を出していても一向にお湯に変わる様子がない。。。


ついにうちにも来た~という感じでした。


なので、昨日の夜と今日はお湯なしの生活。。


この寒い真冬に暖房はついているとはいってもお湯がない生活というのはなんとも心細いもの。


今日、仕事から帰ってきて水道屋さんに電話をしてみると、

 ’ 28日しか行けないです。 それに、28日に行けても
   多くの家が同じ状況なので必要な部品が1月7日くらいに
   ならないと届かないからそれまでは修理できない。 ’


と・・・



う~ん、10日以上もお湯なしの生活は厳しい。。


ど~ん、と沈んでいるところに夫の兄からあるアイデアが。

試しに一度電気を落としてもう一回つけてみなよ、と。



かなり半信半疑で、まあ試せることは何でも試そう、と言われた通りに実行してみたところ・・・









お~~~!!

でた~!!!


暖かいお湯がでる!!! (涙)



電気を落とすだなんて全く考えなかったので、このアドバイスがなければこのまま水道屋さんをよんで高額な修理代を払うことになっていたことでしょう。
感謝!


それにしても、お湯が出ないというだけでこんなにも生活が心細くなるとは、という気持ちもあるけれど、何よりお湯が出なくなるなんて! と驚き。



普通の生活をしているなかできっと無駄なものって意外と多いと思うのですが、何でも普段何気なく使っているものこそ本当に有難いものなのですね。


あ~、今日は温かいシャワーを浴びれる!



明日はクリスマスですね。
皆様、楽しいクリスマスをお過ごしください♪
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2009年12月17日木曜日

警官こんさーと。

冬は午後5時を過ぎればすぐに真っ暗。


なるべく夜は外を一人で歩かないようにしているけれど、どうしても一人で歩かなくてはいけないとき、コートの襟をたて、マフラーを鼻にかかるまでグルグル巻きにし、帽子も耳下までスポッと深くかぶり長い髪の毛を隠し、スカートではなくパンツを穿き大またでズンズン歩く。


こうすることで外に出るのは目の部分だけなので女か男か分からないかもしれない。

だからきっと変な人に声はかけられないだろう フフン、と思って平気で歩いていたけれど、今日家の下まで来たところで普通にご近所さんに ’ チャオ! ’ と普通に声をかけられた。。。


な、なんだ、これだけ隠しても普段あまり話すことのないご近所さんにまで声をかけられるくらい自分ってことがバレバレなんだ・・・


確かに、家に帰って何でバレタンダロウ?(別にばれてもいいのだけど)と鏡を見てみたら長い後ろ髪が堂々と帽子から出ていました。 (笑)



それにしても最近は本当に寒い。

朝家を出るときはマイナス5度の時もあり、草が白くガリッガリに凍っている。。


そんな寒い中のお散歩もたまには悪くはありません。



























こんなに寒く、夜遅い時間でも人通りは多いです。































先日、警官である夫の友達が所属するバンドのコンサートに行ってきました。























皆さん制服を着用しての演奏。
最後はやっぱりイタリアの国歌でしめ。
隣の人はかなり大声で張り切って歌っていました。
確かにイタリアの国歌は歯切れがいいのでノリよく歌いやすいかも。


この時期は本当にコンサートや色々なフェスタが目白押し。

しかも無料なものが多い!

無料と聞けばついホイホイと行ってしまう私達なので、最近は珍しく外出の機会が増えています。



イタリアに来た年はあれだけ体調を崩したのに今では体も本調子。

もともと風邪をひきにくいのもあるのか結構ハードな最近ですが風邪はひいていません(まだ。。)
きっとこんなこと言って調子にのっているとそのうち喉がいた~い、なんてことになりそうなので気をつけなければいけませんね。

どうぞ皆様もお体ご自愛ください。
































マロンクリームが余っていたのでパウンドケーキに練りこんでみました♪


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2009年12月13日日曜日

メルカート ディ ナターレ。

我が家の近くでは毎年この時期にクリスマス市がたちます。


今年ももう大分前から始まっていたのですがなかなかいけず、今日やっと足を運んできました。
というのも今日は月の一度のアンティーク市がある日で、同じ場所に市場が並ぶので一石二鳥♪ ということで























普段日曜日は静まり返っているのに、やっぱり市場がある日はかなりにぎわっています。






市場の中にはチーズ屋さんやチョコレート屋さんも並び、どれもこれも魅力的。
































もちろん食べ物だけではなくクリスマス小物も盛りだくさん。





こちらの人のクリスマスツリーへの気合の入れようは素晴らしい。





























確かに売っている物を見ていると飾りつけが楽しい、というのが納得できる気がします。























一つ一つが手が込んでいてとても可愛らしい。




























これはファリナータ(ヒヨコ豆粉を水で溶いて焼いたもの)を焼く釜。






















こんな寒い日に焼きたてのファリナータなんて美味しそう~、と思ったのですが、私達はあまりに外が寒そうで、家で作ったホットチョコレートをカップに入れて歩きながら飲んでいたので、チョコレートとファリナータはねぇ、ということで断念。


結局今日の収穫は、クリスマス市ではなくアンティーク市で買ったキッチンクロス。




























このリネンの硬くゴワゴワした手触りが大好き♪



























昔のキッチンクロスは使い心地が良くとても丈夫なのです。

前にも書きましたがこういったアンティークな布類(特にキッチン用)を見るとつい釘付けになってしまいます。


しばらく忙しくて行けていなかったアンティーク市ですが、やっぱり楽しい!


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2009年12月11日金曜日

嬉しいお届け物。

毎回ジョルジョがピンポ~ンと私宛の手紙や荷物を持ってきてくれる度に歓声をあげてしまう。


夫の兄であるジョルジョは同じアパートの上の階に住み、私達宛ての郵便は彼の郵便受けに届くことになっているのです。


なので毎回うちに来る郵便やさんはジョルジョ。


今回もとても嬉しいものが届きました。








結婚式に日本からわざわざ来てくれた親友から、写真を焼いたCDとアルバム、式の時に一緒したトリノでの仲良しの友達の分まで♪


日本の両親や友達にも写真を送ってくれた彼女。


彼女のさりげない優しさにはいつも感動します。





さて、今日は青空が広がるいいお天気で気分も晴れ晴れ。






















最近、悶々と悩んでいたことも解決(決心?)したので余計にそうなのかもしれません。


今年、大学の夏季試験を終えてから週3日仕事をしていたのですが、それも年内で終え、来年からは再度本格的に大学に復帰することにしました。

週3日仕事しながらでも少しづつなら試験を受けていけるだろう、と考えていたこと自体が甘かった・・・

やはり両方に手をつけると両方とも中途半端になる。
二兎を追う者なんとやら。。



この決断にはある方の存在が大きかったのです。

そのある方というのは以前にもブログに書いた、イタロ・カルヴィーノ研究の為に長年勤められた日本のお仕事を辞め、私と同じトリノ大学に今年入学されたある女性。

その方とは機会がある毎にお会いしているのですが、会う度に、この細い体のどこにこの情熱があるのだろう、と不思議になります。

それくらいお話をする度に色々な刺激を受け、もっと色々なことを知りたい、という欲望がフツフツと沸いてくるのです。


また、あの毎日が受験期間のような日々が始まるのでしょうが、それも今しかできないことだと思って楽しんでいきたいと思います。


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2009年12月8日火曜日

月を見ながらナツメヤシ。

今日は ’ 無原罪の御宿り ’ という祝日でした。

聖母マリアは生まれながらに原罪を免れており、キリストを宿したことで罪が清められたのではない、という考えが教皇により認められた日。


今日が火曜日なため、間の月曜日もお休みになり4連休になった人も多いようです。



私達は夫のおばあちゃん宅にてみんなでランチ。

おばあちゃんはどうやら知らされていなかったらしく、みんなが集まったサプライズにとても喜んでくれていました。





話は変わり、最近少し変わったものを食べました。

変わったものというよりは、今まで気になるけどでも何となく手をつけなかったもの。

それは、ナツメヤシの実、デーツ。


スーパーでお買い物をしているときに夫が、これ好きなんだよね、とカゴに入れていたので、家に帰ってから食べてみました。


ちょっとムシっぽいなあ、と恐る恐る口にしたのですが、パンっ という強い味はなく、少し干し柿に似たあわい感じ。



ふ~ん、こんな味なんだ~と食べているとフランチェスコが、


 ’ 昔レバノン出身の友達が、これを食べるときいつも月を眺めていたなあ。 ’ 


 ’ え? 何で? ’ (私)

 
 ’ レバノンでよく食べるものらしいよ。 
  景色は違っても月は変わらないから、故郷の食べ物を食べながら
  月を見て郷愁に浸ってたんじゃないかなあ。 ’ 
                        (フランチェスコ)


 ’ へ~ そうなんだ。 じゃあ私が月を見ながらおにぎりとか梅干を
   食べるようなもんかなあ ’ (私)

 
 ’ うん、たぶん・・・ でもそんなの見たこと無いけど。。 ’  
                       (フランチェスコ)





























た、たしかに、月は見なくても私は食べ物だけで故郷を思い出すには十分だったりするのですが(笑)




先日も少し前に帰国した友達が、お父さんがついたお餅をお土産にくれたので、お雑煮にして頂きながら、日本のお正月(← まだ早い) を思い出していました。





お父さんどうもありがとうございます♪

やっぱり手作りのお餅は美味しい!



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2009年12月5日土曜日

クリスマスイルミネーション。

この時期はみんなが何だか浮き足立っている様な気がします。

 ’ クリスマスはどうするの? ’

 ’ 年末はどうするの? ’

という質問が行きかっている。


みんなの話を聞いているとやはり、クリスマスは家族で過ごす人がほとんど、そして年末はどこかに旅行に行く人や家でゆっくり過ごす人や。。

私達は相変わらずのんびりで何も計画していないので、恐らく例年通りクリスマスは親戚家族と、になりそうな予感。。



私としてはクリスマスは、わ~ きれいだね~、おいしいね~ 程度の感覚で、やっぱり日本人なのでどちらかというとお正月を、ごろ~~ん と寝転がって2,3日もたてば飽きてくるくらいのテレビのスペシャル番組を見て美味しいおせち料理を食べてのんびり過ごしたいな~、というのが本音。


だってこちらの年越しは、 バンバンバ~ン! パンパン!! 
といった感じでみんなが爆竹を鳴らして遊ぶので日本のような鐘を聞きながら静かに、なんて雰囲気とは程遠い・・・



まあでもその分こちらはクリスマスが盛大なのですが。





昨日の夜、友達の家に向かってテクテクと歩いているとどこからか視線が・・・


ん? どこだ?

と思っていると・・・






お~! ぬいぐるみかと思ったのに~ (笑)

こんなかわいらしい子がショーウィンドウにいたらついついお店の前で足も止めてしまいますよね。



そして町を見渡すとこの時期はもう既にキレイなイルミネーションで溢れています。































それにしてもここ数日どんどん寒くなっています。

私がイタリアに来た年は暖冬だったらしく、な~んだ、地元と大して変わんないじゃん、と思っていました。

そして去年は日本で冬越し。

今年になって初めてトリノの寒さを実感している気がします。
すご~く寒い!

今まで無敵と思っていた何年も使っているダウンコートもどうやら無敵ではなくなりそう。。





でも、そんな寒いお散歩の後には友達の家でこんなに美味しそうなラザニアが待ってくれていました♪




























いつもお料理上手な彼女の家に行ってはごちそうになって帰ってくる何ともずうずうしい私です・・・
でもやっぱり、美味しいものを食べながらたわいもないことを話している時間が一番幸せかも♪






私も昨日のお昼、友達が来てくれることになったので初メニューに挑戦。

イカの詰め物です(←そのまま)






これが、新鮮なイカが手に入ったこともありとても気に入りました。
しかもとても簡単。

イカのハラワタを取り、細かく切った足をボールに入れ、そこにパルメザンチース、トマトソース少し、塩コショウ、パン粉、卵を入れてグルグル混ぜ、それをイカの中に詰めます。
フライパンにトマトソースを作っておき、そこにイカをのせて5分~10分くらい蒸し焼きにして出来上がり。






食後は友達が持ってきてくれたマロングラッセ♪
























これが、実は私の家族が来た時にこぞって買っていった、Al Bicerin で売っているマロングラッセでした。



マロングラッセもお店によって味が少しづつ異なるけれど、ここのは栗をじっくり感じられるとても美味しいマロングラッセでした。










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2009年11月26日木曜日

ビンボ誕生。

イタリア郵便の悪さは十分承知していましたが、今か今かと待つことかれこれ二ヶ月弱・・・

大切な友達が誕生日にネックレスを手作りしてくれたものとお手紙を封筒に入れて普通郵便で送ってくれたのです。

通常、手紙の形式だと比較的早く届き、今まで問題が無かったと記憶しているけれど、今回は待てども待てども届かない・・・


イタリア郵便、今まで嫌な思いは沢山しましたが、ここまで遅く紛失の可能性がここまで高いものは初めて。


せっかく心を込めて手作りしてくれたプレゼントがどこかをさまよっているなんて、あ~、更にイタリア郵便に対する不信感がつのります。

http://ameblo.jp/ikuzou19/archive5-200910.html#main


こんなに素敵なネックレスです。


どれだけ経っても届いてくれたらそれより嬉しいことはないのですが。。





でも、またその子から新たにこの上なく嬉しいプレゼントが届きました。




それは、私のためだけにつくってくれたアルバム。





そのアルバムの登場人物とは・・・

























うぅ~ っとあくび?



そうです。
彼女は先日新しい命をこの世に誕生させました。


お鼻はマンマ、おめめはパパ似かな?



友達の赤ちゃんの誕生とは毎回感動するものですね。
赤ちゃんの誕生がくれるパワーとは本当にすごい。


既に生まれてくる赤ちゃんの為に様々なグッズを手作りしていた彼女。

そしていつもと~っても美味しそうでバランスのとれた料理を作る彼女。

こんなママの元に生まれてきた赤ちゃんは幸せものだなあ。



大切なこのアルバム、毎日眺めてしまいそうです。




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2009年11月23日月曜日

山の上のレストラン。

昨日はトリノからヴェナリア方面、ランツォを更に超えた山の上にあるレストランに行ってきました。



車を降りると、ジャ~ っと水の流れる音が下からするのでのぞいてみると、岩場に水が流れていました。



























そして上を見上げると家の煙突から煙が。






















何となくこの感じ、水の音、空気の香りが日本っぽく懐かしく居心地が良い町でした。










そして山の向こうはフランス。

そういうこともあってか、良く行くピエモンテ料理のレストランとは少し違ったメニューです。


まずはアンティパスト。




























これは鰹の燻製。
初めて食べましたが、どことなく和っぽい感じがしてほんのり甘く美味しかったです。



そして二品目アンティパスト。




バーニャカウダ・サラミ、そしてから~いぺペローニにツナを詰めたもの。






















そして次は、ハム・鴨肉。
写真上左の一品がどうしても何だか分からなかったのですが絶品でした。



まだまだアンティパストは続きます。




























ほうれん草とチーズのオーブン焼きとキャベツの肉包み。


そろそろプリモか?! と思ったら更にアンティパスト!

しかも山盛り・・・




























でもどの料理もかなり美味しく一品一品 ’ おいし~ ! ’ と二人で顔を見合わせていました。


ここまでアンティパスとが多いとこの後プリモ、セコンドの両方はきつい。。。


ということで、フランチェスコはプリモのリゾット、私はセコンドのブラザート(牛肉の煮込み)に。




























またこれもかなりのボリュームっ。。


そしてこの後は二人で一つパンナコッタ、そしてコーヒー二杯を頼んだのですが、これで二人で49ユーロ!
つまり、一人25ユーロ弱。(ワイン・水も入れて)


トリノ市内ではなかなかこのお値段でレストランで美味しいものを食べられないので、とてもお得感♪


もちろん美味しいということもありますが、田舎のレストランって人も温かくて行くと何だかほっこりした気持ちになれて好きなのです。



ただ、これだけ食べたあとの山道ドライブは結構つらいですが・・・










田舎の家では落ち葉のカーペットがとてもきれい。




























ただ、最近は霧が深い日が続いており、もう昼近くだというのに家を出てみると辺りは一面霧。























でも、こんな真っ白で静かな空間の中に身をおいてみると、心もとても静かになる気がします。










さて、話は変わって今日は久しぶりにコンサートに行ってきました。




今日のコンサートのメインは ドゥボルザークの ’ 新世界 ’ 。


























ジョルジョ(フランチェスコの兄)が初めて聴きにいったオーケストラのコンサートが ’ 新世界 ’ 。

そして今日はそれをジョルジョが初めてオーケストラの一員として演奏する日でした。




コンサートにはもちろん音楽を聴きに行くのですが、演奏者達の表情や演奏の様子を見るのも楽しみの一つ。


いつもはちょっとくらい見えなくてもかけないメガネをコンサートの時はばっちりかけます。


そして、音楽が一気に激しくなって、特にバイオリンの弓が一斉に動くあの姿、見る度に鳥肌ブルブル。



久しくコンサートには行っていなかったのですが、やっぱりたまにはこうやって目にも耳にも刺激を与えてあげることは必要ですね。


帰り道はフランチェと徒歩で新世界を口ずさみながら良い気分で帰った私たちでした。






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