
きれいな海を眺めながら、着いた先は尾道です。
広島駅に着いたのがすでにお昼1時頃。
まずは友達に教えてもらった美味しいお好み焼きのお店、’ みっちゃん ’ で早速お好み焼きを食べ、その後尾道まで、更に電車で約一時間半くらいだったかな。
尾道駅に着いて改札を出てみると、とてものんびりとした町並みが私達を迎えてくれました。
泊まる旅館が千光寺近くなので、まずはロープウェイに乗ってグングン登っていきます。

ロープウェイからの景色がとてもきれい。

着いたところは千光寺公園となっていて、そこにある展望台からの眺めに息を呑みました。

ちょうど夕暮れに差し掛かっており、みるみる内に空の色が赤く染まっていくのですが、瀬戸内海の島々が重なる景色がとても美しく、心に染み入る景色でした。

やわらかい空気感、穏やかな空の色、静かに佇む島々に、本当の日本の美を見た気がします。
旅館は千光寺山荘、とその名の通り千光寺のすぐ近く。

部屋からは瀬戸内海が見渡せます。

夜町に出てみると、偶然にもお祭りがやっていました。
それも結構な規模のもので、町の人たちが総勢で参加している様子で歩くこともできないくらい道が混みこみ。
でもみんなとっても楽しそう。

尾道にいる間常に感じていたことが、町の人々がみんな親切で幸せそうということ。

目が合えばにこっとしてくれるし、道を聞けば笑顔で丁寧に返してくれる、道を歩いていると道沿いの家の植木を切っている人が気遣って ’ お邪魔しますね~ ’ と逆に声をかけてくれる。
コンビニなんて私が歩いた限りでは見つからなかったし、坂も多くてお年寄りには大変な町かもしれず、決して便利と言える町ではないけれど、みんなが幸せそうに暮らしている姿が印象的で、一気にこの町の大ファンになってしまいました。
朝起きたらすぐに大浴場に行き、湯船につかりながら朝日を眺めることができました。

千光寺周辺には ’ 文学のこみち ’ があり、趣があります。
昔、文学者達がこのきれいな景色や町を眺めながら作品を残していったのでしょう。

尾道は至るところが坂道で、上りも下りも大変なのですが、そんな中キラキラした瀬戸内海がフッと現れたりすると疲れも一気に吹っ飛びます。

千光寺の三十三観音堂には、桜木でできた珠の連なりがあり、これをゆっくりと、お願い事を心に引いていくと、コロン コロン という音が響き、この音と共に苦しみを遠のけ幸せを運んでくれる、とのことです。

このコロンコロン がかわいくてついしばらく居座ってしまいました。
少し奥に行くと、夫婦岩、なるものがあります。


よおく見てみると、下にちぃちゃなお地蔵さんがたくさん!

たまたまよさそうな旅館を見つけた、ということで少し広島市内から遠いながらも尾道を宿泊の場に選んだわけですが、それが大正解!
こんなにきれいな景色、温かいふるき良き日本に出会えるとは思っていませんでした。
また戻ってきたい場所の一つとなりました。

ちなみに、この日は義父母とも元々同じ旅館に泊まる予定だったのですが、色々とあり急きょ義父母は広島市内に泊まることとなり、尾道は私達二人だけで宿泊となりました。
この、日本らしい景色を見てもらえなかったのが残念ですが、私達が尾道に向かっている間、義父母達は広島の原爆記念館を見にいったらしく、とても感銘を受けていた様子。
夫は夫で尾道をとても気に入り、朝の弱い彼にしては珍しく、朝6時に起き、張り切ってお風呂に入りに行っていました。
さて、次は島全体が神、と呼ばれ拝められてきたあの島です♪
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