2010年3月23日火曜日

思い出の地 シャンベリー その2

さて、今日もシャンベリー便りの続きです。



























シャンベリーは私にとっては以前留学していた土地であり、初めて海外で旅行ではなく、’暮らす’ を経験した町。

そして夫にとっては二年間働いた町。

そして二人にとっては出会いの地でもあります。























今回、シャンベリーに行くのは私にとっては約4年弱ぶり。
夫にとっても3年ぶりだったので、二人とも久しぶりにこの地に足を下ろした瞬間はちょっぴり感動でした。



























特に夫にとっては二年も暮らした町だったので町の至るところに思い出があり感慨深かったようです。



























でも、時が経つとこうも記憶があやふやになるのか、と実感しました。
到着したばかりの時は、あれ? この道はどこに通じるんだっけ?  といった感じだったのですが、歩いているうちに留学していたときの記憶が徐々によみがえってきて、その感覚がとても嬉しかったです。



























シャンベリーは旧サヴォワ県の首都であり、その後首都はトリノに移っています。
そういったこともありトリノとシャンベリーには深いつながりがあり、現在は姉妹都市となっています。



小さな町ではあるけれど、お買い物をするにも不便はなく周りは壮大なアルプスの山々に囲まれており自然も豊富で、とても住みやすい町でした。




























久しぶりにシャンベリーのカフェで朝食をとりました。


























ん~ やっぱりフランスのパンは最高です!
留学時代はよく、勉強したフランス語を試すのにパン屋さんに行ったりしてたっけ。

朝食にはクロワッサンとカフェオレを頼みました。
先日たまたま日本の記事で、カフェオレとカフェラテの違い、という記事を読んだのですが、イタリアにすみ始めてからフランスにちょこちょこ行く機会があったりすると、その違いをとても感じます。

Cafe' au lait (カフェオレ)とはフランス語で、ブレンドしたコーヒーにミルクをたっぷりいれて飲むもの。
Caffe latte (カフェラッテ)とはイタリア語で、濃いエスプレッソコーヒーにミルクを入れて飲むもの。

ちょっとした違いだけれど味も風味も変わってきますね。



シャンベリーの町の象徴とも言われる象の像。




























ここは待ち合わせによく使われる場所でもあった気がします。



そうそう、この町に来て必ず買っていこう、と思ったものが二つあります。



























一つ目は、やっぱりサヴォワ地方、チーズです。
サヴォワ地方はチーズが有名で、留学中はその味に感動し嬉しくってすごい勢いで食べていたので同じ勢いで体重も増えていた気がします(汗)





























中でも大好きだったのが、ヴォーフォールというチーズ。
これは、ヴォーフォールという小さな山の上の村で作られるチーズ。
そしてコンテ。
口に入れた時の風味がもうなんともいえません。
イタリアではなかなか手に入らないチーズ、大事に大事にちょっとづついただきます。


そしてもう一つは、フランス語の辞書。
大学でフランス語のMonolangue(フランス語→フランス語)の辞書が必要で、でもイタリアで買うよりフランスで買う方が若干安いのです。
なのでイタリアで買うのは少し待ち、今回の旅行で買うことを決めていました。



























辞書も色々な種類がありますが、やっぱり ’ Petit ROBERT ’ はとてもいいです。
語彙数もそうですが、各語彙に関する説明がとても細かくて助かります。


そしてついでに夫いわく、実際はこちらの方が役に立つよ、という類語辞典。



























確かに同意語をボキャブラリーとして増やすことで表現も豊富になるので、夫に促され買うことにしました。


結構な出費になってしまいましたが、逆に、買ったからにはやらなきゃっ といういい感じのプレッシャーになってくれれば。。

フランス語の教授曰く、言語は生きていて時と共にどんどん変化していくので辞書もそれに合わせて変化していく。 だから、大体3年おきくらいに新しいのを買わなくてはいけない、古いのは捨てなさい、とのこと。
そんなにしょっちゅう高額な辞書を買っていたらやってられません・・・



あっ あともう一つ。

それは化粧品。
さすがコスメ大国フランス。
種類はとても豊富です。

今年の冬はなぜか肌がかなり乾燥してしまっていて、あ~ ガサついているなー、と思っていたので、せっかくフランスに行くのだからコスメを買おうということで買ってきました(これもやっぱりフランス製のものはフランスの方が安いから)


























これが効果かなりアリ。

左手のものがCaudalieのミルククレンジング。
これは以前も使ったことがありますが、今回は肌が乾燥していたからかかなり効果を感じました。
洗ったあとも肌はモチモチ。

そして右手がLa Roche Posey のNutric というクリーム。
これは乾燥に良いと聞いていたのではじめて買って見ましたが、かなーり良し。
このクレンジングとこのクリームで乾燥対策ばっちりになりました。
ちなみにお値段は、Caudalieが確か13ユーロくらい、La Roche Posey が11ユーロでした。


なんだか最後はコスメ紹介になってしまいましたが、久しぶりのシャンベリー、とても楽しい旅となりました。

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6 件のコメント:

かずみ さんのコメント...

わぁシャンベリー満喫したね♪
かわいい街だね。
ふたりで歩くと、いろんな想い出がよみがえりそう。

美味しそうなチーズや、化粧品や、
まだしばらくシャンベリーの余韻を家で楽しめそうだね。

辞書、仏仏なんてすごい!!
ほんとよくがんばってるね。

hitto さんのコメント...

>かずみ
うん、あまり時間がない中どうしても町を歩きたくてちょこちょこ時間を見つけては二人でフラフラしていたよ。
うん、そうそう、その思い出っていうのもちょっとづつ食い違ってたりするから面白い。(笑)

チーズ、そういえばチーズに詳しい友達が、神楽坂に一番のチーズ屋さんがある!って言っていたよ! 一度行ったことあるけど確かクレープ屋さんの近くだったと思う。 

辞書はやっぱり持っていた方が、というか教授が一冊は仏仏を持ちなさいといった感じだから。。。 日本人にとってはやっぱり電子辞書がとっても便利なんだけどねー。

europe-trip さんのコメント...

シャンベリーの街、いい街ですね。私達夫婦の海外旅行が好んで歩く街です。石造りの建物、石畳の道大好きです。そんな街を朝散歩するのが最高です。
想い出の街はいいですね。今まで行ったヨーロッパの街にいつか訪れたいものです。ただ、しばらくの間は新しい街を訪れることしか出来ないでしょうが。

トリノのフィギュアの世界選手権で盛り上がっているでしょうね。日本選手も多くて応援のしがいが有りますね。

日本の地元の桜は、急に寒くなり、開花し始めたものの開花が進まず、1分咲きですか。
4月4日が満開かな。

hitto さんのコメント...

>Eurpe-tripeさん
シャンベリーにも行かれたのですね。
本当に色々なところに行かれているようでうらやましいです。
シャンベリーはあの小さく入り組んだ道並みがとても好きです。それに何より町から眺めるアルプスの眺めが最高ですよね。

トリノでは知り合いが何人かやはり世界選手権のチケットを買っていました。 私もいつも観たいなあと思いつついつも情報遅れで逃しています。
日本の桜、やはりもう咲いてしまっているんですねー。
帰国までに少し待っていてくれたらな、と少し願っていたのですが、見るためには少し北に行かなくてはいけなさそうですね。

europe-trip さんのコメント...

残念ですが、シャンベリーには行ったことないんです。私ども夫婦は、ヨーロッパの旧市街地の街並みが好きで、好んで出かけました。ただ、そんなに沢山の場所には行っていません。
行った場所は、まだ少ない街だけです。

hitto さんのコメント...

>Europe-tripさん
すみません、勘違いしてしまいました。
ヨーロッパにはこういった小さい規模のかわいらしい町が多くて、歩くのも楽しいですよね。
私はヨーロッパはイタリア、フランス、スイス以外行ったことがないですが、北欧やスペイン、ポルトガルなどもとてもきれいなんでしょうね。 いつか行ってみたいものです。