2009年2月22日日曜日

届かなかった手紙。

しばらく調子が悪く、私がイタリアに帰国してからすぐまた調子が悪化していた祖父が、天国に行ってしまいました。

またすぐに日本に帰ろうか迷っていたけれど、呼吸器も外せて調子が良くなりかけているようだったので安心していた矢先のことでした。

そんな調子を聞いていたので、’ 次会えるのを楽しみにしているよ ’ という手紙を送ったのですが、この悲しい知らせは手紙を送った次の日の朝に届きました。


行く度に美味しい魚をさばいてくれて、小さい頃はよく船に一緒に乗せてくれて、いつも笑顔で、いつも優しくて、そして海が大好きだったおじいちゃん。

手紙に書いたことが届いてくれているといいなあ。


覚悟はしていたけれど、やっぱり遠く離れて、お葬式に出られず最期を見て上げられないとうのはとても辛く、しばらく思考回路が止まってしまっている日々です。

しっかりしないといけないな、とは分かっていながらも、こういう時、自分の弱さを痛感します。


暗い話題になってしまうので書くのをためらいましたが、やっぱり何もなかったように違う話題を書くことがどうしてもできず、すみません。。




















おじいちゃんが大好きだった海。

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9 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

そうかそうか…、すごくつらいね。
でもその手紙でのhittoの元気な様子、きっとおじいちゃんに伝わって安心してたと思うよ。
私も最近叔母の家でかわいがってたわんこが老衰で亡くなったんだけど、
弱った様子を聞く度に
日本にいたら会いに行けるのに…と
落ち込んだよ。
家族なら余計だよね。
おじいちゃんのご冥福をお祈りします。

匿名 さんのコメント...

大丈夫、hittoの気持ちはちゃんとおじいちゃんに届いてるよ。
気持ちは海も越えるし、空も越えるもの。
天国のおじいちゃんも、ちゃんとトリノにいるhittoを見てくれてる。
私も大好きなおじいちゃんが旅立った後、
逆に留学してもどこにいても、そばにいてくれるような気がしたよ。
天から見守ってくれる人がいると思うと、心強かったぁ。
故人を想って切なくなったり、涙したりする時間って、とても大事だと思う。
いまでも、私はおじいちゃんを想って涙する時間、大事だよ。

hitto さんのコメント...

>のんちゃん
ありがとうね。

わんちゃん、それは寂しかったね。
何だか、やっぱりこの距離がもどかしくてどうしようもなく落ち込んでしまうこと、あるよね。
のんちゃんも前に言っていたもんね。
私も今回のことで、色々なことを考え過ぎてしまったよ。

のんちゃんも早く一時帰国の許可が下りるといいね!
きっと決まった時点であれもしたい、これも食べたい、と妄想が膨らんでしまうね。

hitto さんのコメント...

>かずみ
ありがとう。

うん、そう信じるよ。
今回のことで、忘れていた色々な思い出が蘇ったりして、おじいちゃんはこんなに素敵なものを一杯私に残してくれたんだな、と改めて思ったよ。

言っていたね。 何か大きなことがあるたびにおじいちゃんを側に感じるって。
こうやって側に感じられること、嬉しいことだね。

匿名 さんのコメント...

大切な人との思い出はずっと色あせずに
心に残って行くし、今回の帰国でヒットは
おじいちゃんに会えたよね。

きっと孫が幸せそうにしているのを
しっかり感じることが出来て、ホッとして
いるんじゃないかなと思う。

何度も何度も思い出を振り返り、おじいちゃんが残してくれたもの、そうゆう温かさが今のヒットを作ってくれているって思う。

私も今でも彫金のおじいちゃんに心の中で話しかけるよ。技術者としても私は尊敬していたし、かなわないって思っているけど、芯から真っ直ぐなところ人間的にもどっしりとして温かく包容力のある人だったんだ。

大切な人に実際に会えなくなってしまうのは
とても寂しいことだけど、ヒットの気持ちは日本にいる家族みんなに届いていると思うよ。

hitto さんのコメント...

>夕ちゃん
そうだね。 おじいちゃんが与えてくれたものは少しづつ積み重なって今の私の一部になっているんだろうな。

今回の帰国では、日本に着いてすぐにその足で祖父母の家に向かったんだ。
今年は珍しく一人も欠けずに大集合で、おじいちゃんとても嬉しそうだった。

夕ちゃんも、おじいちゃんのことを良く語っていたね。
おじいちゃんの背中を見て、今の夕ちゃんの夢があるんだもんね。
素敵なことだね。

hitto さんのコメント...
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匿名 さんのコメント...

うぇ~ん 泣けてきた・・・
私もおじいちゃん大好きだったから、
hittoちゃんの気持ちを考えると辛いのが
よく分かるよ。
もう二度と会えなくなってしまった、
世界で一人だけの人。
自分の誕生に心底喜んでくれて、無条件の愛情をたっぷり注いでくれた人。
可愛がって、思い出をたくさん作ってくれた人。

でも、今回の帰国で会えて、本当によかったね。
うんうん、みんなが言う通り、幸せそうな
hittoちゃんを見て、とても安心されたんだと
思うよ。だって、人一倍心配してみえたはずだもん。
きっとほっとしたんだよ。
天国に旅立ってしまったのはとても悲しいけど
おじいちゃんは最期の苦しみを乗り越えて
ご立派に人生を全されたんだもんね。
これからはみんなの心の中にいてくれるから、
残された人ができることは、みんなでワイワイ
おじいちゃんの思い出話をしたり、お参りしたり、
おじいちゃんの存在を感じつづけることじゃないかな。

おじいちゃんのご冥福をお祈りしています。

hitto さんのコメント...

>ようちゃん
ありがとうね。
読んでいて涙してしまったよ。

ほんとそうだね、おじいちゃんとの思い出を大切にして、存在を感じ続けることが一番の供養になるんだろうね。

いつもニコニコであまり動揺したりしないおじいちゃんなのだけど、私がイタリアに行くことを告げた時だけ、’ イタリア~?! ’ と、珍しく大きな声を出して驚いたり、イタリアから初めて電話したときも、’どこからかけとるんや~? え!? イタリアかあ?! ’ と少しアタフタしていたのを今でもよく覚えているよ。
心配させてばかりの孫だったなあ。

それでも面白いものだね。
後から忘れていた記憶が蘇ってくるのは。
おじいちゃんからのメッセージかな、と思うと嬉しいな。
励ましのメッセージ、ありがとうね。