2009年10月2日金曜日

三年生の始まり。

今日は大学三年生の最初の授業がありました。


三年生、進級おめでとう!


などと言われても、どちらかというとこちらの大学では、進級は否応なくしてしまうもので、その進級と
いうものは日本のそれとは違い、進級したからと言ってその学年のうちに終えなくてはいけない試験が全て終わった、ということでは全くない。。


どれだけの試験を受け、どれだけの単位を持っているかというのは全て学生によって全く変わってくる。



それでもやっぱり学年最初の授業というのは新鮮でちょっとしたドキドキ感と楽しみがある。


と同時に、あっ そうだった・・・  と、夏休みの間に忘れかけていたこちらの大学内でのいつもの混乱や手際の悪さをじわじわと、というよりは今日で一気に思い出した。


昨日は私にとって大事なイタリア語の初の授業があったけれど仕事で行けなかったので、二回目の授業のはずである今朝のイタリア語の授業に行ってみると。


誰もいない・・・


もうこういうことにも慣れてしまっているので(笑)、早々と昨日の授業に参加をしたと思っていた友達に電話をしてみると、   もしもし・・・?  と 何だか寝ぼけ声。


最初の授業というのはいつも裏切られることが多いけれど、今回もやっぱり。

昨日授業に行ったという友達も、教授が来なかったから、今日も来ないだろうと思ったとのこと。
はい、実際来ませんでした。



仕方ない、と家に帰り、2時からの授業は少し遠い教室だから早めに出ないとなあ、なんて思っていると友達から電話が。


 ’ 教室が変わったって張り紙がしてあったよ。 だからあっちに行っちゃだめよ! ’


ふ~  教えてくれてありがとう!

こんなこともしょっちゅう。


そして移動された教室の方に友達が先にいるということだったので早めに行き、教室がまだ閉まっていたので少しだけ外に出てまた戻ってみると、なんと教室がいつの間にか開いていて、歩くスペースもないくらいの生徒で埋まってるではないか!!

こんなことなら外になんて行かなければよかった~! なんていっても後の祭り。。

仕方ない、と窓の縁に腰をかけて授業を聞きましたがお尻が痛い!!
しかも足元にも他の生徒が座っているのでかなり窮屈な姿勢。

教室の中も床の上も教授の真横もドアの入り口も階段一段一段も、生徒で埋め尽くされてる!


しかも教授も汗だくになりながら、ドアの付近は万が一の際の非難路のためあけなさ~い!! と言っているし。。

じゃああのドア際の生徒はどこに行けばいいんだろう? どこにも入る隙がない。。



こんなのありえな~い!!

と、一瞬思いましたが、そういえば去年も最初の授業はいつもそうだったかも・・・ と思い出し、嫌なことは意外とすぐに忘れてしまうんだなあ、なんて思ったり。


最初はこんなに溢れんばかりの生徒数だったのが授業も何度か進んでいくうちに、余裕で座れるようになっているものなのですが。。



今年は今まで後回しにしてきた難しい試験を受けないとなあ、と思っているので、時間割を考えるだけで頭が痛いなあ。


でも、最後にあの爽快感がまた待っているのかな、と思うと、よし、やるか! という気になります。


ただ、これでもか! というくらい今しか出来ないこと、今やらなくてはいけないことに今は追われているので少し不安ですが。。。




ふ~

そんな時はやっぱり。





ヤギ君たち。。

ヤギ君たちの草に埋もれて美味しそうに食べている姿を見ていると癒されます。



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2 件のコメント:

にーにゃ さんのコメント...

すごいね、全然日本と感覚が違うね。
アメリカも効率が悪いな〜と思うことがよくあるよ。
日本って連帯責任という感覚があって、お客のクレームは社員全員の責任という形で、当事者じゃなくても、とりあえず表向きは謝るのが常識な気がするけど、アメリカは『私は本当に全然知らなかったので、なんのことか分からないんですけど、でも不便をおかけしてごめんなさい。』という風に言ったりして、その言い訳はいらないのでは?
と思ったりするよ。個人主義の表れ?

でも、日本にはない良さが沢山あるよね。イタリアはのんびりしていて、日本にはない穏やかさが人々の暮らしを豊かにしているのだろうね。

日本人は働き過ぎです!!!

hitto さんのコメント...

>にーにゃ
うん、全然違って最初はどう理解していいか戸惑ったけど、大分慣れてきたよ。
アメリカもそうなんだね~。
そうそう、他の係員がしたことは私には関係ありません、きっぱり! みたいな(笑)
順番抜かしもいつものことだから、きちんと自分が誰の後でって把握して主張しないと抜かされちゃったりするんだよね・・・

そうだね。
悪い面もある分いい面も沢山ある!
こちらに来て、お金を使わなくても楽しめる方法を色々と知った気がするなあ。(そうせざる得なかったという噂も 笑)
といってもとってもシンプルなことなんだけど。

にーにゃもそちらに行って伸び伸びとしているのが何となく伝わってくるよ~。