冬のこういった日は空気が澄んでいてとてもいい。
ちょっとばかり町にもやがかかっているのも趣があります。
こんなお天気のいい日は少しくらい寒くても図書館の近くの広場に出てパニーノを頬張ります。
毎日図書館の開館時間から閉館時間までずっと閉じこもっていると頭が閉鎖気味になるようで、どれだけ読んでも全く頭に入ってこない。
そんな時は近くの広場でボーっとする時間も必要。
勉強といえば最近壁に感じていることがあります。
こちらの試験はほとんどが口頭試験。
それも長い時は一時間に及ぶ試験もある。
日本の筆記試験になれてしまっている私は口答試験(しかも公開なのでみんなが見てる)というだけでも毎回ドギマギ。
それに加え、もちろん全てイタリア語で回答しなくてはいけません。
最初の頃はイタリア語もままならず、自分の言葉で長々と色々なことを説明するなんてとんでもなく、考えられるありとあらゆる質問に対する答えを書き出しそれを暗記していた。
こういった勉強の仕方に関して夫からよく、暗記じゃなくて自分の言葉で答えられるようにしなくちゃだめだよ。
と言われてはいたのだけれど、ただでさえ難しい言葉で書いてある本を読み、それを自分の言葉でまとめてイタリア語で即答するなんてどうしてもムリ!! だったので、しばらくはこの暗記方法で試験を受けていました。
しかし、最近やはり自分の力を伸ばすためにも少しづつ、本に書いてあることを頭の中でかみくだき、自分の言葉で言い換え試験で返答できるようにしていければ、とは思っていたのです。
でも、どうしてもむつかしい・・・
そこでまもなく卒業を迎える私と同じ学部入学の日本人の友達にその辺りをどうしていたか聞いてみた。
すると、やはり私なんかよりもイタリア語も数段上手く経験もある彼女にとっても、口答試験は最後の最後まで自分との戦いだったとのこと。
う~ん・・・ 分かってはいるのです。
これをクリアするには失敗覚悟で飛び込むしかないと。。
確かに、暗記方式だと答えることはできても、長い説明文もきちんと順序だてて説明する力にはつながりにくい。。
今年は少しでも説明能力がUPするといいなあ。

関係ないけれど、モーレ・アントネッリアーナは今日もきれいでした。
4 件のコメント:
いま、hittoは大学は試験前かお休み期間なの?
毎日図書館通って偉いなと思って。
自分の言葉で話す。人前で発言する。というのは
たとえそれが日本語を使ってだとしても
日本人は弱点なのかもね。
学校の教育がそうじゃなかったからね。
壁にぶつかっているというのは、
あとは乗り越えるだけというサインだからね。
つまり、目標が見えてるということ。
私は、まだ壁がどこにあるのか、
どんな高さなのか、
どんな努力をしなければならないのか、
まだまだ見えない。。。
でも、語学の習得は終わりがなく、とても地道な
努力が必要なのだということは分かったよ。(笑)
言葉ってその背景に歴史や文化や習慣がからんでいるから一筋縄ではいかないよね。
これからも、仁美のイタリア語についての話をたくさん記事にして欲しいな。
お互いがんばろうね。
>にーにゃちゃん
今は試験勉強中だよ。
一月末から2月頭までが試験期間で、その後後期の授業が始まるの。
前期通うことができなかった分取り戻すのに一苦労です。。
うん、私もそう思う。
たとえ日本語だとしても、人前で自分の言葉で即興で話す、というのは日本人はあまり普段しないことだものね。
日本とイタリアの子供の頃からの勉強の仕方の違いを感じるよ。
日本は漢字があるからというのもあるけどどちらかというと書いて書いて書いて勉強!といった感じで、イタリアは小さい頃から学校で発言の機会も多く試験も口頭試験ばかりだから人前で話すことにも慣れている。
言語そのものの構造の違いと、あとは文化の違いもあるんだろうね。
壁がどこにあるのか、どんな高さなのか。
分かるな~。
私も、一つ壁を乗り越えたかも、と思ったらまた次に全然違う種類の壁が待ち受けていたり、そんなのの繰り返し・・・
本当に、終わりは見えませぬ。。
でも、住んでいる土地である限り、言葉は大切だからやっぱり少しでも美しい言葉を話せるようになりたいね。
お互い頑張ろう。
この広場私もいった~~!!
トマトのパニーニ食べたい!!
私は自分でも自覚してるんだけど
物事を理論だてて話したり、スピーチが
とても苦手で人に物事をうまくつたえられなくて(会社でもよく“?”な顔される、、、)日本語で話すことすらままならないのにヒットはイタリア語でそれをがんばってるなんてホントすごいな~って思う。
トレーニングすれば克服できるものなのかなあ。。
ヒットの物事への感じ方ってとても素敵だと思うから、口答試験で思ってることを自分の
言葉でうまく話せるといいね。試験がんばってね~~。
>ACCO
ありがと~ あっこ!
うん、そうだね。
少しの言い回しの違いで意味も大きく変わってきてしまう場合もあるから、やっぱり頑張って表現力をつけたいものです。
あっこの職場も大変そうだけど、でも聞いていてすごくいい経験になってるんだろうなと思ったよ。
きっとADOの時同様ACCOは必要とされる存在になっているはずだよ。
そうそう、広場覚えてる??!
ちょうど数日前、あの広場で偶然あった友達とお茶をして、ACCOの話をしていたところだったの。
懐かしいね♪
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