さて三日目は、仕事の為に帰っていったフランチェスコを見送り、フィレンツェ観光♪
なのですが。。
結婚式と連日の観光もあり私たち母娘は少し疲れ気味。
ということで、レンタサイクルをして少しのんびり目な観光をすることにしました。
フィレンツェって初めて来るのに、今まで色々な本で見たり、フィレンツェに留学していた友達の話を聞いたり、フィレンツェにてメデタクお付き合いを始め今年8年越しに結婚した子の話を聞いていたりで、あまり初めてな気がしませんでした。

ドゥオモを見たときは、これがあのドゥオモなんだ~、と感動。

そこだけ見ると絵画を切り抜いたかの様に美しい。
そしてフィレンツェの町、想像はしていたけれど、観光客の多さにもびっくりしました。
観光客は春・夏にはちょこちょこ見るな、という程度のトリノから来たわたくしにはオドロキです。
さすが世界から人々が集まる場所ですね。
母娘で少しふらふら~っとしながらも自転車をこいで、念願のウフィツィ美術館に行ってきました。
前日に予約をしておいたので私たちは列に並ばなくても良かったのですが、予約をしていないとかなり待たされるようですね。
美術館の中はとにかく広い。
どこから来たっけ?? と迷子になってしまうほど。
あまり時間のなかった私たちは足早に目当ての絵画を主に観て回りましたが、今度時間があるときはもっとじっくりゆっくり見たいものです。
美術館内には軽食をとれるカフェもあり、そこからはスカッとした青空の下ドゥオモのク-ポラ部分が見えました。


美術館の後は一度は見てみたかったヴェッキオ橋。

一瞬トリノのポー川を思い出しましたが、橋を通ってみるとその煌びやかさに驚きます。
橋に添ってジュエリー店が並ぶのですが、どのお店を見ても美しい品物ばかりでうっとり。。
そしてお店の中の窓から見える川の眺めもとても素敵でした。
母もやはりとても嬉しかったようで、せっかくだし記念だから、ということで以前から欲しかったカメオを二人でお揃いで購入しました。
ジュエリー、普段はあまり買わないのですが眺めるのは大好きなので、あの美しいジュエリー店の光景が忘れられません。
今回はとてものんびりと観光をしていたので、フィレンツェのほんの一部しか見ることができませんでしたが、私にとっては久しぶりの母との旅行、イタリアでは初めての母との旅行、ということで、とても大切な思い出となりました。
今回少しだけ長く滞在してくれた母。
出発の日はあっという間に来てしまいました。
空港のカフェで、一生懸命何かを日本語で伝えようとしているフランチェスコに耳を傾けている母の姿を見ながら涙をこらえるのが大変でした。
私の相変わらずの掃除下手や、フランチェスコの実家でもお手伝いそこそこにのんびりしている様子を見て呆れていましたが(笑)、それでもこちらでの暮らしぶりを見て安心して帰っていってくれたようでした。
母のことを色々と心配して毎日のように電話をかけてくる祖母のことを、
’ 私がこの年になってもお祖母ちゃんにとっては私は子供で、
いつまでたっても心配なんだろうね。 ’
と言っていましたが、きっとそれはいつも私を心配してくれている母にも同じことなのかな、と思います。
空港でのお別れは声を出すと涙が溢れてきてしまいそうで、早口に ’ ありがとう ’ というのが精一杯でした。
渡した手紙を大事そうに、後で読むね、と言っていた母。
以前、父とちょっとしたけんかをし、私って親不孝な子供だよね、と落ち込んで少しだけ母に愚痴をもらしたときに言ってくれた言葉、
’ 大丈夫、お父さんにとってもお母さんにとってもあなたは自慢の娘だからね。 ’
物よりも何よりも嬉しい言葉だった。
一生大切にしたい言葉です。
母の愛情には感謝しきれません。
母が帰った今は、大量に持ってきてくれた和食材を使って連日和食が続いています。
和食って胃にもやさしいけど心にも優しい気がします♪