顔を見るや否や、すごい勢いで抱きついてきて、しばらくの抱擁の後、あつ~いバーチョ。
こういう挨拶のバーチョって、いつもは音を立てながら、唇は頬につかない程度にすることが多いですが、このロゼッタおばちゃんは思いっきり ぶちゅ~ っと、 口紅のあとがいつも残るくらい。。
でも、このバーチョも最初の頃は何となく義務的にしていたけれど、最近は大好きな友達に会ったりすると自然としたくなってしまいます。
慣れってすごい。。
今回も朝早く起きて畑の方に散歩に行っていたのですが、いつも畑や植物の小さな成長を見るのがとても楽しみ。

やっぱり夏は成長のスピードが速い。
カボチャはきれいな黄色の花を咲かせています。

でも、お水を沢山上げなくてはいけないらしく、それがなかなか行き届かないのでカボチャはまだ小さいです。
雨が降れば一番なのだけれど・・・
こちらはメロン。

これは何と、肥溜めの土を畑に使ったら自然と生えてきたらしい!
しかもかなりの量がありましたよ。
これは今年が1年目の、スモモの一種。

すっぱかった~!
でも、この黄色の方は甘くて美味しいです。

蜂達も元気に花の蜜を採りに飛び回っています。

そしてそして、ついに、 ビール第二段完成!!!
今回のは赤ビールだそうです。
どんな味になるんだろ~。

しかもこのビール作り、何故か新聞に載った(これから載る?)ようです。(笑)
たまたま彼のお父さんのお友達が遊びにきて現場を見て、おっ こりゃいいネタだ、みたいな感じで記事になったようです。
今回、彼のおばあちゃんにも久しぶりにお会いできたのですが、おばあちゃん、お会いする度に私の心に格言を残してくれます。
色々な話をしてくれたのですが、特に繰り返していて印象的だったのが、
’ 今の世の中の人達の生き方は本当に悲しい。
昔は物も少なく、お金も少なかったけれど、それでもそれぞれ皆、
出来ることを一生懸命にして生きていたのよ。
それで幸せだったし、全てのことを家族みんなでしていたから
家族のつながりがもっともっと強かった。
今の人達は常に満足をしていない気がするわ。
私はもう年で、足も悪いから歩けないし背中も痛くて
あまり使えないけれど、まだ幸いなことに手が使えるわ。
だから畑を耕すことだってできる。
人生って、時に苦しかったりもするけれど、私みたいに年寄りでも、
今できることを精一杯して、前に進むのみだわ。
だって生きるのが好きだもの。 ’
おばあちゃん、足と背中を悪くしているけれど、毎日畑にでて美味しいお野菜を作っています。
生きるのが好き、人生っていいわ、という時のおばあちゃんの目はとてもキラキラしていました。
ふぅ、それにしても田舎滞在からはよく少しばかり負傷して帰ってくるのですが(今回は大きな虫か何かに刺されて腕が腫れた)、一週間経つか経たない頃にはすぐにもう行きたくなってる、帰りたくなってる、そんな場所です。


2 件のコメント:
「今の人達は常に満足をしていない気がするわ。」というおばあさまの言葉、私も自分自身のこととして実感します。物はあふれているし、大抵のことも物もより身近になったのに満足してないんですよね。
身近になって簡単に手に入る分、有り難味も得たときの喜びも小さくなるし・・・。
おばあさまは、畑を耕すという作業をしてらっしゃるから、余計に充実されているのかも。身体を動かして何かを育てるというのは、心身ともに充実を得られるような気がします。
かぼちゃ、収穫の時期が楽しみですね~。
>こぶーたさん
本当ですね。
私も話を聞きながら自分のことを振り返って反省していました。
物が溢れすぎていて、色々な感覚が麻痺してしまっているんでしょうね。
きちんと小さなことへの感謝の気持ちや有り難味を忘れないでいたいものです。
おばあちゃんの場合は畑を通して’食’という生活の一部を自分で作り出しているからこそ、その有り難味が分かり、今の世の中の人達の生き方が悲しいんでしょうね。
かぼちゃ、本当に楽しみです♪
雨が降ってくれるときっと一気に育ってくれるんでしょうが。
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