
トリノの街を歩いていると、いたるところにカフェがあります。
そして歴史を感じさせるカフェが多いです。
日本にいたときからカフェめぐりをするのが好きだったので、色々みて回るのはとても楽しいです。
昨日の夜は、トリノで200年以上に渡って愛されてきたカフェ、Fiorioに行ってきました。
ここは、1780年に創業され1800年にFiorio氏が買収し、その後有名になったチョコレートとジェラートで知られるカフェ。
トリノにてイタリアが統一された1861年前後、多くの学者や著名人がここで集まっていたようです。
そして、ニーチェがトリノ滞在中にここのジェラートを好んだことでも知られている。
中に入ると、外からは想像できない奥行きがある空間で、二階まであり、通りすがるウェイ-ター・ウェイトレスが欠かさず挨拶をしてくれる。
天井には当時の様子を思わせるきらびやかなシャンデリラ。
日本の昔からの喫茶店も私はこよなく愛するけれど、どこの国でも歴史がある場所は味わい深いものがありますよね。

昨日頂いたものは、カップチーノ、マロッキーノ + 生クリーム。
マロッキーノとは、グラスの縁にヌテッラがぬってあるカフェで、ヌテッラを求めてついつい頼んでしまいます。
それにしても、ここの生クリームは上品な甘さで絶品。