2009年6月12日金曜日

日本滞在2 ~笑いあり涙あり~

今回の帰国、本当に笑いあり、涙ありでした。



去年今年と、仲良しの子の結婚が嵐のように続いています。

高校時代からの親友も前回の帰国の時に結婚し、嬉しい反面、今までの色々なことを知っていたりする分思い出が走馬灯の様に蘇り、式では何だか家族の気分になったような感覚で、きれいな彼女の花嫁姿を見ていたものです。

式に出られなかった子も、日本に帰国したらちゃ~んと妻をやっていたりして、すごいな~と関心してみたり。


今回の帰国も、出られないだろうと半ば諦めていた式に出席させていただくことができました。





誰よりも一生懸命孫の花嫁衣裳を色々な角度から写真を撮っているおばあちゃんや、緊張して、でも娘の花嫁姿に感動して少しうるっとされているお父様。




























そして彼女達の幸せを心から願う人達の表情がとても印象的でした。


きっとそれは彼女達が今まで周りの人達に愛情をたっぷり注いできた証なのでしょう。


印象的なのが、式を終えた後の彼女の言葉。

 
 式をしている最中も、隣にいる彼が大好きっていう気持ちが更に増して、私にとっては
 かけがいのないかっこいい旦那さんだと思った。


彼女はよく、日々旦那さんのことが更に好きになる、と言います。


とっても素敵なことですよね。
こういう気持ちをいつまでも持っていられたらなあ、と私も思います。



こういう結婚式で、両家のご両親のお気持ちを想像すると更にうるうるっときてしまいます。


今回の帰国は我が家にとっても大きな行事がありました。


それは父の還暦祝い。
ちょうど私がイタリアへ戻る日が父の60歳の誕生日でした。


気に入るかなあ、と心配しながらイタリアで買った鞄。



渡してみたら、いつもプレゼントをしても結構そっけなかったりする父が、

 ’ 欲しかったかばんだよ ’

と、とても嬉しそうにしている姿を見て、私も嬉しい気持ちになりました。


でも、なかなかプレゼントした鞄を使おうとしないので、母が使わないの? と聞くと、 梅雨が終わるまではおろしたくない、とのことでした(笑)



こうして短いながらも色々な行事が終わり、イタリアへ戻る日を迎えました。

空港まで送ってくれると両親は言ってくれたのですが、そんなに近いわけではないので駅まで車で送ってもらうことにし、母は改札のところまできてくれました。

改札を通り重い荷物を運び、エレベーターのところまで行き、まだいるかな? と母がいた方を見てみるともういない様子だったのでエレベーターに乗り込みました。



すると、同乗したおばさまが、

  ’ 白い服を着た人があなたを一生懸命見ていたよ ’

と私に言いました。



その言葉を聞いた瞬間、一気に涙腺が緩み、涙があふれ出てきました。


見えなかったけど、違う方から私を見送ってくれていたんだなあ。



何だか帰りの飛行機は色々なことを思い出して、涙ばかり流していた気がします。


でも面白いのが、こういう時に必要な出会いに遭遇したりするものなのでしょうか。



乗り継ぎのパリの空港で座っていたら、隣に座っていた女性が話しかけてきました。

その女性はイラン人で、もう26年ドイツに住んでいて、私が何かを言ったわけでもないのに、

  ’ 異国に住むというのは、やっぱり何年経っても自分の国とは違うから、時には大変なことも
   沢山あるけれど、それでも頑張るしかないのよね ’

というようなお話をしてくれたり、




リロ&ステッチに出てくるような子供を沢山連れたとても優しそうなお母さんがいるな、と思っていたら、他にも人は沢山いるのに何故か私に話しかけてきてくれたり。


ちょっとしたことだけど、心が温まる出会いが旅の道中にもありました。

短い帰国ではあったけれど、きっとずっと忘れないだろう大切な日々を過ごしたな、と思います。




おまけに・・・

大分前にブログにも書いた、クロスステッチ、完成しました!


























それは今回の友人の結婚式のウェディングボードにするためのものでした。

よく見るとアラは一杯ですが、気持ちは沢山こもっています(笑)



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6 件のコメント:

ikuzou さんのコメント...

読んで一言・・・私も泣いてしまいました。
結婚式の話題で花嫁さんの言葉で感動。
そしてhittoが帰国する際のお母さんの行動に涙。
帰国の途中にもたくさんの人との出会いがあったようだけどきっとhittoがそういう人を呼び寄せているのだと思うな。
これまでの勉強が生かされてもっと幅広い人と出会い交流を深めていけるのだと思うよ。
素敵な日記ありがとう!

hitto さんのコメント...

>いくちん
ありがとう、そんな風に言ってくれて。

いくちんもご実家から少し離れたところに住んでいるから、帰省の度に色々なことを感じるんだろうね。

帰国の度にこんな切ない思いをするのかなあ、と不安になったりもしたけど、でもその分深まる気持ちがあるから、いいことなんだ、と思わなくてはね。

そういえば、結婚式は南短のすぐ近くだったので、学校の前も通って、いくちん達の時を思い出したよ~。

nonn さんのコメント...

うぅ…、いい話をありがとう。
お母さんとの別れ際でのやりとり、
なんかすごくよくわかる。
お母さん、見送ってるのがばれちゃうと
お互い寂しくなっちゃうから
きっと隠れて見守っていたんだよね。
あぁ、hittoが飛行機で泣いちゃう気持ちも
すごくよくわかるよ。
親も少しずつ年老いていくし
別れるはものすごくつらいよね。
でもhittoの伊生活が充実してるから
きっとご両親は安心することでしょう!
お互いがんばろう!

hitto さんのコメント...

>のんちゃん
そうだよね~。 
のんちゃんもなかなか帰れないから寂しいよね。

エレベーターに乗るときに、何か、どこかのガラスにチラッチラッと母の姿が映る気がして、おっかしいなあ、と思ってたんだ(笑)

うん、やっぱりこっちでの生活を聞いて安心してくれているみたい。
私もやっぱり、帰国して父母が変わりなくいつもの生活をしてるのを見ると安心するもの。

のんちゃんも体調の不調とかもあって大変だったと思うけど、助けてくれる人が沢山周りにいてくれるみたいで安心。
それものんちゃんの人柄だからみんながそうやって集まってくるんだろうな。
ほんと、お互い頑張ろう!

かずみ さんのコメント...

hittoありがとう。
素敵な日記に、感動しました。

うちと同様にひねくれ者のhitto父が、
素直に嬉しいって表現するのは、すごい勇気だよ。
ひねくれ者にとって、本当に精一杯の感謝を表現してくれたんやもん。
なんか、すごく嬉しいね。
梅雨だから使わないお父さん、かわいいね。

お母さんのこと、
そしてたまたま一緒になった人が、
そんな風に話しかけたってことは、
本当に母のまなざしや愛情が伝わったんだろうね。
もしかしたら、お母さんも涙してたのかも。
毎回帰国のたびに、大きな感情の淋しさを味わうね。
でも、それ以上に、きっとご両親も一緒に過ごせた喜びの余韻が大きいと思うよ。

そして、結婚式のこと。
本当に嬉しい♪
長年付き合ってても、一緒に住んでても、
旦那さんの新しい魅力に気づいて、好き好きオーラが増してる私に、
いつもあきれず、優しく聞いてくれてありがとう。
そうゆう温かい友達がいてくれるから、
私は旦那さんを真っ直ぐ愛し続けれると思う。
周りの愛情のおかげです。

hitto さんのコメント...

>かずみ
本当、父、今回は素直に喜んでたな~。
兄がその鞄を見ていいな~、と言っていたら(兄はよく父のゴルフ用品とかに目をつけてもらっていく)、これは絶対やらん! って言っていたらしいよ(笑)
おばあちゃんにもこれもらったんだよ、って見せていたらしい。

こんなに喜んでくれると思っていなかったから私もすごく嬉しいんだ。

母の件も、今回はお見舞いだったりお葬式だったり色々協力してやることがあったから余計だったのかも。
大変な時期ではあったけど、そういう時に一緒にいられて少しでも助けられて本当に良かった。

けい君の言葉。
一途に支えてくれるところ。
かずみのことよぉく見てるんだね。
これからも変わらず今のまま、仲良く楽しい二人でいてね♪