2008年6月8日日曜日

トリノのヴェルサイユ。

今日は、トリノのヴェルサイユと言われる、ヴェネリア城に行ってきました。
トリノ中心からは車で約20分くらい。

このお城はサヴォイア家の狩り用の王宮として1600年代に建設され、1978年から修復の為に閉館されていたのですが、去年2007年に待望の開館を果たした、長い歴史を持つ建物です。
http://www.lavenaria.it/

見所のお庭。
噴水、花壇、円形劇場の3部に分かれており、長く続く庭園を上から見たときは、確かにトリノのヴェルサイユと言われるだけあり、フランス・ヴェルサイユのあの長く続く庭園を思い出しました。




























お庭を散歩しているとピアノの音が聞こえてきたので、音の方に近づいてみると・・・


バレリーナがピアノの上に!!
しかもピアノが動いている!!

そうなんです。 ピアノの下にタイヤをつけ、それを運転しながら、その上をバレリーナが踊る、というパフォーマンスをしていました。
まさに動くオルゴール♪
斬新なアイデアですよね。。
見ていてとても美しく、音楽もきれいだったので散歩中の人も周りを囲みながら一緒に歩く、といった感じ。

でも、たまに砂利にピアノのタイヤが埋まり、演奏者が降りてピアノを一生懸命持ち上げていました。 
周りのみんなもえっこらえっこらとお手伝い。(笑)

庭園を見ながらおじさんおばさんに混じりお茶をし、


















その後は今日の目的だったコンサートへ。
コンサートは王宮の正面にある教会で行われました。
ここの教会も1700年代に活躍し、トリノの主要な歴史建築物を担った、フィリッポ・ユヴァーラが建設した教会。


そうとは知らずに入ったのですが、確かに入った時はその迫力に驚いたので、後からユヴァーラが関わったことを知り納得でした。

ここのクーポラ(丸天井)は騙し絵で、本来はあまり丸型になっていないのですが、騙し絵でとても奥行きのあるクーポラに描かれていました。
実は私は全く気づかず、これが騙し絵であることは後から知りました・・・

トリノにいると、サヴォイア家に関わる建築物を沢山目にするので、本からだけでは感じられなかったサヴォヤ家の勢力を肌で感じることがとても多いです。

日本史選択で世界史にはうとい私は、ヨーロッパの歴史の知識の必要性に迫られることが多々あるのでちゃんと勉強しないといけませんね。

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2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

美しい建物や、バレリーナに、
釘付けになったよ・・・素敵♪
トリノの観光名所にあまり興味なかったけど(笑)
ここは、すっごーく行きたい!!綺麗。

前に、広場でバレリーナの人形になりきる美しい人に恋をして、
その感情が大きくなりすぎて、実際オルゴールの中に彼女を閉じ込めてしまった小説を読んだの。

その実物みたい。

hitto さんのコメント...

しつこいけど、トリノにもきれいなとこいっぱいあるんだよ~(笑)

でもこの公園はやっぱりサヴォイア家のものだけあり、すご~く開放感があったよ。

その小説は何ていう小説??
幻想的な話だね。
ピアノの上で踊るバレリーナも確かに人形みたいだった!