2008年6月21日土曜日

王妃の館。 Villa della regina

今日はトリノの丘の上にあるVilla della regina(王妃の館)に行って来ました。

町の中心からは徒歩約20分。

この館は、17世紀から18世紀にかけてサヴォイヤ公であったヴィトリオ・アメデーオ二世の奥様が住んでいたものだそうです。
ここにもやはりフィリッポ・ユヴァーラが建設に関わっているようで、品があるとてもきれいな館でした。

まず入り口には小便小僧ならぬ、手を腰に当てて口から堂々と水をピューっと出している彫刻があります。

何かのポーズに似てると思ったら。。。 ヤクルトのCM!(笑)


建物の中に入ると、きらびやかなシャンデリラと共にとても柔らかい雰囲気の天井が。


お部屋もさすが王妃の館だけあり、よく見かける厳格な宮殿とはまた少し違い、何だかお伽の国に入ったような優美でかわいらしい雰囲気をかもし出し、とても好みな感じ♪




























ただ、時間が遅かったので中には入ってじっくり観ることができなかったのが残念・・・


というのも、今日の目的はコンサートだったので、着いたのはコンサートが始まる夜9時前。
中には既に沢山の人で溢れていました。



聞くところによると、この館で音楽コンサートをするのは今日が始めてだそうです。


イタリアのこういう歴史、文化、音楽が共存し、現代の生活に馴染んでいるところが大好き。


館の中庭で、金管楽器の野外コンサート。

9時開始のコンサートなので、始まったときはまだ空が明るく終わる頃には上の写真のように空は真っ暗。

薄暗くなる空の変化を感じつつ聞く音楽はとても幻想的。

そして、コオロギが鳴いていたので、バックにコオロギの鳴き声があるとても味わいがあるコンサートでした。

コオロギの鳴き声を聞くと、毎年夏にはコオロギや鈴虫の合唱で騒がしかった地元を思い出すなあ。

そしてコンサートが終わり家に向かって彼と二人で歩いていると、大広場でドレス、タキシードを着た花嫁さん・花婿さんを見かけました。

素敵だね~ なんて言いながら歩いているといきなりカフェに座っている人たちや近くを歩いている人たちが、’ アウグーリ~!! ’ (おめでと~!)と次々に言い出し、その広場全体が二人を祝うおめでたい雰囲気に包まれました。

しまいには、横を通る車がその姿をみてクラクションを鳴らし二人を祝い、クラクションの嵐になっていました。

何かこういうの、いいですね~。
きっと二人にとっても忘れられない思い出の日になったことでしょうね。

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2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

イタリアのこういう歴史、文化、音楽が共存し、現代の生活に馴染んでいるところ。
hittoの日記を見て、いつもその素晴らしさを感じます。
本当に美しいなぁ。時代を超えて。

hitto達も、どんな場所で結婚式挙げるだろうね~!!
想像すると楽しみ。
けいとイタリアまでお祝いに駆けつけるのが目標だよ♪

hitto さんのコメント...

そう、生活に馴染んでるのよね。
何か、そういう建築物をイタリア人はとても大切にもするんだけど、変に拝めすぎず、普段の暮らしの横に存在する、みたいな。

結婚式ね~。
まだまだ具体的には決まっていないけど、候補はトリノかCamogli(リグーリア地方の海沿いの町)か日本があがっているよ~。
全部バラバラだわ(笑)
そんな、きてくれることを考えてくれてるなんて嬉しくてうるんじゃうわ。。