2008年5月22日木曜日

バイオリン工房。

今日は前にも書いた、バイオリンの弦修復をしている友達とピクニック♪

朝から雨が降っていたのだけどお昼過ぎにちょうど少し晴れ間が出てきたのでラッキー。
久しぶりにだし巻き卵を焼き、おにぎり、巻き寿司を公園で頂きました。

その後は彼女の工房にお邪魔しました。

そこには色々な種類や大きさのバイオリンがあります。
とっても小さい子供向けバイオリンや、とても大きなものまで。

上写真左側のチェロは、前に来たときは色がもっともっと薄かったのです。
色をつけるにも何度も何度も塗らないといけない、でも乾かすのにとても時間がかかるので、本当に手間と時間がかかるお仕事だそう。

こうやって自分が作ったものがきれいな音を奏でるなんて、きっとすごく嬉しいんだろうな~。

壁には色々なバイオリンの型が飾られています。二年に一回だったかな? クレモナというバイオリンで有名な北イタリアの町で、バイオリン製作のコンクールが行われるそうです。
そこで、以前日本人の方も優勝したことがあるそう。
外国で日本人の活躍を聞くと異常に嬉しいものです。

最近色々な壁にぶつかったりすることもあり、将来のことを考えることがよくあります。
今後、どうやってイタリアで生きていくのか・・・
やはり、イタリアで外国人が仕事を探すとなると、イタリア人にとってさえ職探しが厳しい今の世の中で、かなりハンデを背負うことになります。

でも、実際彼女のように、何年も頑張って修行をして今は立派に自分の選んだ道を進み続けている子や、12年間住んだイタリアでずっと夢だった、’日本語をイタリア人に教える仕事’ を始めた方や、こうやって頑張っている方達の姿を見るととても勇気がわきます。

私も焦らず、少しづつ前進し、いつかイタリアでも自分を活かせる場を見つけられたらなあ、と思います。

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3 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

きっとhittoも
選ばれた一握りの運勢の持ち主だと思うよ。
だからイタリアで自信もってがんばってね。
すぐに答えがでなくても、
いつも前を向いてれば、何かに結びつく♪
今までの私達もそうだったよね!

バイオリン・・・うっとり見惚れてしまう。
曲線が美しいね。

匿名 さんのコメント...

バイオリンの色のことなんて、今まで
全く考えた事もなかった!!
一つ一つの事が、とても奥深いんだね。
こういうことを感じると、手作りのものって
大切にしようって改めて感じる。。

うんうん、イタリアにいると、日本で培って
来たものが身を守ってくれないし、自分が
マイノリティーであることを身に染みて
感じるよね。
でも、今考えると、私の場合は必要以上に
感じすぎていたのかもと思ったり。

その壁を乗り越える事は大変だけど、
周りで頑張っている人を見るととても刺激を
受けるし、自信もつくよね!!

かずみちゃんの言う通り、hittoちゃんには
hittoちゃんにしか持っていない魅力がある。
力もあるし、人を惹きつけ、魅了できるの。

チェスコが守ってくれてるから、
焦らず、ゆっくり才能を開花させていってね。
今は、色々なものを蓄える時期だしね!!!

hitto さんのコメント...

>かずみ
ありがとう。
そうだね、まずは前を向いて進むことが大切だね。
ほんと、いつか何かに結びつくといいな~と思っているよ。

こうやって悩んだときにやっぱり助けてくれるのはいつも、友達、家族、人なんだよね。
母にも、一杯友達をつくることはいいことだからイタリアでも一杯つくりなさい、ってこないだ言われて、確かに人との繋がりにはいつも助けられるから、普段の出会いを大切にしないとなと思うよ。
ありがとうね。

バイオリン、このつや、柔らかい曲線、うっとりするよね。

>ようちゃん。
温かい心に染みる言葉をありがとう。
とても嬉しかったよ。

イタリアに何年も住んでいる人にようちゃんの話をしたりすると、あ~、その気持ちすごく分かる、ってみんな言うよ(笑)
みんなそれを感じつつ乗り越えて強くなっていくんだね。

そうそう、日本で得たものを利用するには時間もバイタリティも必要で、それがどこかで役に立っているとは信じたいけれどなかなか目には見えなかったりもするから、本当に一から基盤を築いているような気分だよね。

でも、その基盤ももっと成長し、今まで日本で培ったものといつか結合してくれればな、と思うよ。

バイオリン、工房を覗くたびにびっくりするよ。こんなに手間隙と愛情が一つのものにかかっていたんだ~ってね。

ありがとうね。