有難い普通のこと。

最近、家にちょっとした変化が２つありました。

うちには大家さんが置いていた洗濯機が去年夏まであり、それを利用させてもらっていたのですが、夏には大家さんに洗濯機を返さなくてはいけなくなりました。

買おうか迷ったのですが、上の階に住んでいる彼のお兄さんの洗濯機を使わせてもらえる、ということだったので、そのまま買わずにいました。

ところが、洗濯する度に上の階に行かなくてはいけなかったので、なかなか不便でもあったのです。

それが、たまたま彼のお兄さんのお友達で、まだまだ使える洗濯機を捨てようとしている、という話があり、そこでお兄さんがすかさず、じゃあうちの弟に！　と頼んでくれ、その洗濯機が最近、我が家にやってきたのです。

その洗濯機は古いものではありますが、ドイツ製なのでかなりしっかり出来ているし、無かったころのことを思うとちょっとくらい古くても全く問題ありません。

これでわざわざ上の階に行かなくてもよくなった！

























そしてもう一つ。

それは、インターネット。

これもまた彼のお兄さんのお世話になっています。

上の階の彼のお兄さんの家には、無線ランをかなり広範囲で飛ばすことができる機械があったので、我が家ではその無線ランで飛ばしてもらってネットを使用していました。

ところが・・・

ある雷が鳴り響く嵐の日、雷の衝撃でコンセントを抜いていなかったその無線ランの機械が壊れてしまい、それからというもの、かなり窓際にくっついてではないとネットができなくなってしまったのです。


少しでも家の奥の方に入ると電波が弱り、ネットがつながらなくなるのです。

そんな不便にも慣れつつあるこの頃でしたが、ついに、ネットの電波を強くする機械のようなものを彼が買ってきました。

そして、今日から、家のどこでもネットが使えるようになりました！

窓際でネットをするというのは、冬は少し寒いし、立ったままでメールを書いたりしなくてはいけないし、とかなり不便だったので、この変化はかなり大きいです。


洗濯機にしても、ネットにしても、前までは、あるのが普通で、使えるのが普通だった。

でも、こうやって不便だった時があると、その有り難味を身をもって感じます。

本当に普通のことなのに、こんなに有難いことなんだあ、　と。

これは、このことだけに限らず、イタリアに来てから良く感じることでもあります。


日本では辺り前だったことが、イタリアでは当たり前ではないことなんてしょっちゅう。
でも、そんなお陰で、改めてその有難さを感じるこの頃です。


今日は家におやつが何もなく、どうしても甘いものが食べたかったのであり合わせの材料で、マーブルケーキを焼きました。