
行って来ました。

ヴェネチアに行くのは今回が初めてでした。
誰もが口を揃えて ’ 別世界 ’ という町、ヴェネチア。

実際その町に入ってみると、まるで違う時代にタイムスリップしたかのような感覚に襲われます。
朝、昼、夜によって表情が全く変わってしまう町。
朝は町も水も静か。

波一つたたない静かな水を見ていると心が落ち着きます。

お昼は朝とは打って変わって町に光が溢れ、一気に賑やかになります。

特にサンマルコ広場なんかは朝の透き通った印象とは全く異なり、光がサンサンと辺りとてもきらびやかになります。

そして夜。
一本細道に入ると、人気もなく灯りも少なくなります。

まるで、ゴーストタウン?! と思うようなミステリアスな雰囲気が漂います。
水に家々の光が反射してとてもきれい。

この町で時間を過ごしていると、まるでどこかのテーマパークにいるような現実離れした気分になりますが、そうではなく、長い歴史の上にこの町、人達が存在するのだと思うととても不思議な気分。
デュカーレ宮殿を見学したのですが、ガイドさんについてもらい、普通では入ることができない部屋を案内してもらえる、というものがあったので参加してみました。
そこでは、ヴェネチアにまつわる話も色々聞くことができました。
面白かったのが、ヴェネチアのドアの話しと猫とネズミの話。
ヴェネチアのドアは下の部分が床と平行ではなく片方が少し上がっているものばかりです。
それは、軟質のヴェネチアの地質のせいで土地が月日と共にゆがんできてしまうため、この様に片方が少し上がっていることにより、きちんとドアが閉まるようになっているようです。
普通に見ると、絶対きちんと閉まらなさそうな形なのですが・・・
そして、この地盤が軟らかいことから、ドュカーレ宮殿に大勢の人が入ると地震の様に地面が揺れると言われて、本当かなあ? と疑っていたら、実際結構動いていてビックリしました。
そして猫とネズミの話。
ヴェネチアは昔からネズミが多く出ていたのですが、それを退治するのに一苦労し、トルコと貿易をしていたときに、ネズミ退治用に猫を大量にトルコから連れてきていたようです。
海に囲まれ、水の都であるからこその悩み、そして解決策だったのでしょうね。

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