2008年3月16日日曜日

~ランゲにて~ スローフード×ミュージック

昨晩、ワインで有名なランゲで、スローフードと音楽をテーマにしたフェスタがありました。

このフェスタの、人数限定150人が集まり、山道を歩きながらミュージシャンが音楽を演奏し、みんなで歌い踊り、スローフードを食べ歩く、といものでした。

フェスタを主催したのは今では世界中で人気のスローフード協会の会長、カルロ・ペトリーニ氏。
このフェスタで彼のお兄さんのバンドが演奏することになっていたので、私も運良く参加することができました。

この地、’ランゲ’ はワインで有名で、トリノからは高速で走って約1時間。

とてもかわいらしい街で、丘の景色は目を見張るもの、らしいのですが・・・
何せ、フェスタが始まるのは夜11時過ぎだったので、着いた頃には真っ暗で残念ながらそのきれいな景色を目にすることができなかったです。  

街の中心は、夜11時頃にはし~んと静まりかえっていて、人も若者が少したまっているくらいでした。
夜11時前に着き、フェスタが始まるまでにはまだ時間があるようだったので、見渡したところ唯一開いているカフェで一休憩。


アフォガード、ジェラートにコーヒーをかけたもの。 
この苦味と甘味のバランスが最高。

























その後、11時半頃にフェスタが行われるという山小屋へ車で移動。
着いて車から降りて外を見ると、次から次へとこんな夜中12時にも関わらずすごい台数の車が・・・
何も知らない人から見るとちょっと怪しげな集団。


















ここからはみんなで歩いて山小屋へ移動。


ミュージシャンを中心に、みんなで踊り歌いながら山道を歩くのですが、とにかくすごい一体感!
歌を知らない私も何だか知ってる気分になってとても楽しかったです。

この150人のほとんどの方が、スローフード協会に関係する方と、ピエモンテ州にあるスローフードの学校の生徒さん達のようです。

山小屋に到着後、外で2~3曲歌い、ここでもみんなはノリノリ。
歌は伝統的な歌を歌っていたのですが、私も前もって一曲覚えていったので(うろ覚え)、その曲になったときだけ張り切って歌っていました(笑)

さて、やっと山小屋の戸が開かれ、みんなでぞろぞろと中へ・・・・・

中はとても広く、クンクンと匂いをかぐと、おいしそ~な香りが。




















テーブルの上には色々な種類のスローフードがずら~っと並んでいました。
サラミ、グリッシーニ、チーズ、ケーキ、チョコレートトリュフ 等々・・・

中でもチョコレートトリュフのあの味が忘れられない・・・
何だか帰りの車中でも、あ~ もう一粒食べておけばよかった~ なんて食い地の張ったことばかり考えていました。
それにしても、夜中にみんなで歩きながら大合唱のフェスタはとても印象的で、音楽もスローフードも合わせて楽しむことができました。

スローフード、日本にいたときはあまりしっくりこなかったけれど、その精神、

 1. 消えてゆく恐れのある伝統的な食材や料理、質のよい食品、 
   ワイン(酒)を守る。
 2. 質のよい素材を提供する小生産者を守る。
 3. 子供たちを含め、消費者に味の教育を進める。

にとても共感ができます。
人口的な味に慣れてしまっている現代の私達、ちゃんとした味を知ること、守っていくこと、大切ですね。

blogRanking

0 件のコメント: